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ハリポタ聖地巡礼旅ーロンドン編

前回の記事でユーロスターの乗り方について書きましたが、この夏、フランスからユーロスターに乗ってイギリスに来たのは、ハリーポッターシリーズの聖地を巡るためです。「日本から行くより断然近いし!」とこの夏一番の贅沢をしています。

実はまだイギリスにいるのですが、旅が終わる前にロンドン編を紹介してしまおうと思います。

ロンドンで巡ったハリポタ聖地

ハリーポッターシリーズの映画は撮影がイギリス各地で行われたので、イギリスのあちこちにロケ地が散らばっているのですが、首都ロンドンにはいくつか固まって存在しています。今回は私が回ったロケ地について紹介します。

キングス・クロス駅

これはセント・パンクラス駅。

ハリーなどホグワーツの学生がホグワーツに行くために乗るホグワーツ急行の発着駅、キングス・クロス駅。この駅はユーロスターが止まるセント・パンクラス駅の隣にあります。そのため、もともと大きな鉄道駅なので行きやすい聖地なのですが、ユーロスター利用者の場合は特にアクセスが良いです。

9¾番線を模した撮影スポットがキングス・クロス駅構内のホールにあるので、ホームに降りる必要はありません。記念撮影は無料ですが、それゆえ長蛇の列ができていました。時間に余裕がある時に行くことをおすすめします。

写真撮影では併設するグッズショップの店員が希望の寮のマフラーを貸してくれ、フワッとマフラーを靡かせてくれます。壁に吸い込まれかけているカートには杖もあるので、杖も持って撮影することが可能です。

撮影場所のセット。
よく見るとトランクの上に杖があります。

併設するショップには9¾番線だけのグッズがあります。また、ハリーポッタースタジオのグッズも取り扱っているので、スタジオに行かない人もグッズは買うことができます。私も今回スタジオには行かないので、ここで欲しかったグッズを買いました。

ショップの出口
スタジオツアーのグッズらしいのですが
駅のショップでも買えました。

ちなみに、原作本でも映画でもホグワーツ急行の発着駅は「キングス・クロス駅」とされているので、キングス・クロス駅がハリポタファンの聖地であることは間違いないのですが、映画での実際のロケ地はユーロスターも発着するセント・パンクラス駅(この節冒頭の写真)です。この駅はキングス・クロス駅のすぐ隣にあるので、こちらの駅にも忘れず訪れてください。

ロンドン動物園の爬虫類館

爬虫類館の外観

第1巻「ハリーポッターと賢者の石」でハリーがダーズリー家と共に訪れたのがロンドン動物園です。ハリーが爬虫類館のヘビの展示ケースのガラスを消してしまい、出てきたヘビとハリーが会話するシーンは作品内でも非常に重要ですよね。

爬虫類館にはさまざまなヘビやカメ、トカゲなどが展示されており、私が訪ねた時は順路の最後にハリーが話しかけたヘビと同じ種類のヘビが展示されていました。看板も付いているのでわかりやすいです。

映画と同じ種類の蛇が展示されています。

他のハリポタスポットとはやや離れたカムデン・タウンの近くにあり、なかなか入場料は高い(シーズンによって変動しますが30£前後かかります)のですが、他の動物の展示も充実しているので、おすすめの巡礼スポットです。私は運良く虎の赤ちゃんを見ることができました。

ダイアゴン横丁ロケ地

レドンホール・マーケットの入り口の一つ

魔法界にある商店街、ダイアゴン横丁。その撮影が行われたのはレドンホールマーケットとバラマーケットという2つのマーケットです。この2つのマーケットロンドン橋を挟んで存在しているので、一緒に巡るのをおすすめします。

まずはロンドン橋の北にあるレドンホール・マーケット。ロンドンの中でも歴史あるアーケード商店街で、非常に色彩が鮮やかです。どこを写真で撮っても絵になります。夕方に訪ねたのですが、金融街の近くに位置することもあり、銀行員っぽいサラリーマンがバーにたくさん集っていました。

大賑わいのバー

マグル界のロンドンと魔法界のダイアゴン横丁を繋ぐパブ、漏れ鍋もレドンホール・マーケットにあります。映画では黒の外装で、他の旅行サイトでは青の扉が取り上げられていましたが、某ウイルス危機の間に色を塗り替えたのか、私が訪ねた時は白い外装になっていました。

映画では黒、コロナ前は青、そして今は白。

ロンドン橋の南にあるバラ・マーケットは「アズカバンの囚人」の映画でダイアゴン横丁として使われたロケ地です。生鮮食品中心のマーケットなので17時には閉まります。映画では様々な合成技術が使用されているので、パッと見ただけではどこで何が起きたのかわからなかったりします……。

高架下に広がるバラ・マーケット

マーケットでは惣菜やアイスクリームなども売っているので買い食いすることもできます。スコッチエッグのようなイギリス料理や美味しいアイスクリーム屋もあるので、昼食やおやつの時間をここで過ごすことをおすすめします。

美味しかったジェラート。
ヤギ印のウエハース(?)がかわいい。

ミレニアム・ブリッジ

映画第6作目「ハリーポッターと謎のプリンス」で壊されたマグル界の橋が、ミレニアム・ブリッジです。歩行者用の橋なので安心して渡ることができますし、ゆっくり写真も撮れます。

滞在した感覚としては、ロンドン(というかイギリス全般)は夕方に天気が崩れる傾向にあるので、夕方に渡るとデス・イーターがやってきそうな空と共に写真を撮ることができます。

どんより曇り空
橋からの眺め。タワーブリッジが奥に見えます。
それにしてもテムズ川……どうして……。

この橋は前述の2つのマーケットから20分程度歩くと到着するので、マーケットを回る際に一緒に観光すると良いと思います。

グリンゴッツ魔法銀行

魔法界唯一の銀行、グリンゴッツ魔法銀行のロケ地として使われたのは、オーストラリア・ハウスという建物です。非常に歴史ある建物で、政府のリストでグレード2(非常に興味深い建物、日本で例えるなら重要文化財のイメージに近い)に指定されています。

歴史ある建物。彫刻が美しい。

壮麗な雰囲気のある建物で、魔法界唯一の銀行のロケ地を担うだけの風格があるのですが、夏場に行くと木が生い茂っていて綺麗な写真は撮れませんでした。尚、一般人は中に入れないので、外から眺めましょう。ミレニアム・ブリッジからは20分程度歩くと着きます。

ロンドン編まとめ

ロンドンでの主要なロケ地は以上です。今回紹介したロンドンの聖地は見る分には無料の場所が多いのがありがたいところ。場所も基本的にキングス・クロス駅周辺と、ロンドン橋からウォータールー橋の間(約3km)に固まっているので、歩いて見て回ることができます。

また、イギリスの地下鉄やバスはタッチ決済のできるクレジットカードがあればチケットを買わずに乗れるので、移動もスムーズにできます。ロンドンの交通系ICカード、オイスターカードを作るのも良いですが、短期間の滞在である程度歩いて回る気があれば、作らずクレジット決済することをおすすめします。

今回、私は訪ねなかったのですが、ロンドンにはハリーポッターのスタジオもありますし、スピンオフ作品である「呪いの子」のミュージカルも上映されているので、これらを見に行くのも良いですね。

次回はエディンバラ、アニック、ダラム、ヨーク編を書こうと思います。

À bientôt !

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