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寮でトイレが3回壊れた話+おまけ

季節が秋に変わり、冬の足音および帰国の足音が聞こえてきた今日この頃、私のTwitterのタイムラインにしばしばCROUSの寮の設備のトラブルについての投稿が流れてくるので、ここで一度、私の部屋に起きたトラブルについて書いておこうと思います。

トイレの故障:1回目、2回目

タイトルにも書いていますが、私は寮に住んで半年も経たないうちにトイレが3回壊れました。そのうち2回は寮生活3ヶ月目に起きたものでした。トイレの水が流れなくなるというトラブルで、トイレの水タンクの故障でした。

最初は断水かと思ったのですが、蛇口やシャワーからは水が出るので変に思い、しかし寮に帰ってきたのが夜で管理人はいないので、廊下を通った学生に超拙いフランス語でトイレの水が流れるか聞いたところ、「水?流れるよ」とのこと。水道の問題ではなく、自室のトイレが故障したのだとわかったのですが……なんとその日は金曜日。

そう、フランス人、週末は働かない。大学もCROUSも業者も絶対に働かない。

というわけで、関係各所にメールを送りはしたものの、トイレが直るのは早くて月曜日。そして当時、寮に日本人は私だけで、寮内に友達はいませんでしたし、私の住む寮内には個人の部屋以外にはトイレが設置されていません(寮によっては共用トイレがあります)。よって、トイレがないまま2日間過ごすことが確定しました。フランスの3月ってまだまだ寒いのに……。

その週末は仕方なく市内まで出かけて行って駅のトイレを借りたり、トイレのためにマックに長時間滞在したり……といった感じで過ごしていました。日本なら公衆トイレや図書館という手があるのですが、フランスに日本のような公衆トイレはほとんどないし、私が住んでいる地域の図書館は限られた時間しか開館してなかったり、日曜日は閉館しているので、ファストフード店と駅に篭るのが一番手っ取り早かったです。

月曜日もトイレが直らなかったので、大学図書館の閉館時間ギリギリまで滞在していました。この時は24時間営業の図書館がある大学に憧れました。

やっとトイレが治ったのは火曜日。部屋に帰ったらいつの間にか業者が来て直したらしく、机に通知の紙が置いてありました。

実物の紙。数ヶ月前のものなのでちょっと汚れてますが……。

まぁ、何はともあれ治ってめでたしめでたし……と思っていたら、3日後の金曜日。再びトイレの水が流れなくなりました。ガコンッと変な音がしたのち、流れなくなりました。そういえばあの音、先週の金曜日も聞いたような……再びタンクの故障です。

よって、上記の流れを繰り返しました。仕方ないのでバケツを買ってきて、小用の方はシャワーの水をバケツに溜めて、それを便器に流すというアナログ手法で流しました。

そして翌月曜日に再び、私がいないうちに業者が来ていたのですが……なんと工事の途中で帰っていました。私が寮に戻ったのが18時過ぎなので、おそらく定時だから帰ったのでしょう。幸いにも水は流れる状態になっていましたが、カバーは外されたままで、トイレの配管が丸見えのままでした。

いや、全部直してから帰ってよ。

尚、翌日、部屋に帰るとちゃんと配管もカバーで覆われて元通りになっていました。

めでたしめでたし、だったらよかったのですが。

トイレの故障:3回目

トイレのタンクが治って1ヶ月強過ぎた5月の初め、バスルームに敷いていたマットを変える時、私は異変に気づきました。このトイレ、超少量ではあるけれど水漏れしているのではないか、と。何度床を拭いても、数時間後には向かいにあるシャワーの方へ水が一筋できていました。

CROUSに連絡すると、翌日には業者がやって来ました。5月は既に学校の授業が終わって部屋にいたので、この時初めて業者に会いました。この日来た人は南アジアっぽい容貌のおじさんでした。部屋の鍵は工事が終わったら寮の管理人が閉めてくれるとのことで、再びトイレが使用不能になった私は市内で時間を潰しました。

夕方、部屋に帰ってくるとトイレはきちんと直っていました。以降、タンクの故障も水漏れも起きていないのでトイレに困る生活はしていません。

めでたしめでたし。

おまけ

私の部屋の寮の設備トラブルは5月初めに解決したのですが、今現在、寮全体がベッドバグ(トコジラミ)に侵され、被害者が続出しています。私の部屋にはまだ来ていませんが、帰国までの約2ヶ月を乗り切れるかどうか……わかりません。

被害に遭った友達によると、ベッドバグ被害においてCROUSを動かすには

  • 虫の写真を撮る

  • すぐに病院に行って診察を受け「虫による健康被害である」という医者の証明を得る

が必要なようです。

私も何度か駆除業者が寮を出入りしているのを見掛けてはいますが、報告を受けた部屋のみ駆除で寮の部屋全部を駆除するわけではないので、実際のところイタチごっこ状態で、業者が駆除しても隣室にベッドバグがいる場合、いつの間にか侵入してきて再び被害に遭うとのことです。教えてくれた友達は業者を呼んだ後も再度被害に遭ったのでホームステイに変更するとのこと。

日本では早々起きない状況で慣れない対応にはなりますが、こちらの国の人たちはかなり強く言わないと動いてくれないので、強気で対応しましょう。

ベッドバグが退散しますように!

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