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暗闇で対峙した若気の至りと年寄りの冷や水。結果、保険を見直すことになった件について


所々、街頭の明かりは
あるものの…
それでも
真っ暗な細い裏道。


そこに
動く三つの影があった。


青年A
「なあーなあー笑
 あいつで良くない???
 あの前のやつでええやん!!」


青年B
「ほんまやなー調度ええな!
 他にこの道に
 誰もいなさそうやしな笑」


三つ目の影である
おっさんが
二人の少し前を1人歩いていた。


おっさん
(…………………。)


青年A
「オヤジ狩りって
 俺初めてやわー笑
 でも、おっさんやし
 どうせそんなに
 金持ってないんやろな笑
 かわいそ爆笑」


青年B
「今から、そのちょっとしかない
 小遣い狩られるねんからな笑
 かわいそうやし
 やっぱやめといたろか~笑」


おっさん
(…………………。)



青年A
「あほか!あんな一人の
 弱そうなおっさん前にして
 ここで、男見せへんかったら
 俺らまで、将来あんなんなるで笑
 ま…金は期待してないけどな笑」


青年B
「せやな、せやな笑
 帰り道に
 近道しようとして
 暗い細道通ってもたからやな~笑
 残念なおっさんやで~笑」


おっさん
(…………………。)
 
青年A
「おっさん、この会話も
 聞こえとるやろうから
 ほんま…心臓バクバクやろうな笑
 走って逃げたいやろなー
 でも、男のプライド的に
 まあ、逃げられへんよな~笑
 だっさいな~笑」


青年B
「あれ??笑
 さっきより、前のおっさん…
 歩くの早くなってない??笑
 ビビッてもて
 早歩きしとんちゃうん??笑」


青年A
「ほんまや、ほんまや笑
 絶対早なっとるわ~笑
 ださいなー笑」


おっさん
(…………………はあ。)


ため息交じりに、その場に
立ち止まった、おっさん。


ちょっとだけ
考え直したような
間があったものの
やっぱり
クルリと、進行方向を
後方へと変え
歩き出す。


青年B
「ぶはは爆笑
 なんか、おっさん来たぞ笑
 こっち来たぞ笑」


青年A
「ほんまやな笑
 泣いて助け求めてくるかもな笑」

おっさんは、迷うことなく
まっすぐに まっすぐに
 二人の元へと歩みを進める。

青年A
「なんか怒ってそうじゃない?笑」


青年B
「怒ったら勝てると
 思ってんねやろ笑」


おっさんが、二人の目の前に
やってきた。


とても暗い路地裏の道。
青年二人の前に現れた
おっさん…


おっさん
「いま なんて言った。
 誰を オヤジ狩りするって…」


二人の前には
おそらく今まで見たこともないような
種類のおっさんがいた。


二人は内心思った。


青年A
(絶対、狩れないタイプやん…)


青年B
 (やば…にげたい…)


暗がりの中…
ちょっとだけライトアップされ
”鬼の形相”をした
おっさんがいる。


いつの間にか
凍り付いた状態の二人。


おっさんは続けて二人に言う。


おっさん
「さっき なんて言った。
 誰を オヤジ狩りするって…」


さっきの威勢はどこへやら…
直立不動の二人…


青年A
「え…いや…あの…」


青年B
「あ…あ…あ…」


おっさん
「もっぺん!!!!!
 目の前で!!!!!!
 言ってみぃ!!!!!!!!!」



(あばばばば…)
  
   


ここから先は、皆さんの想像にお任せしよう。
この話は、ほぼ90%実話である。。。
  


このおっさんは
家から、中国拳法の本とか
少林寺の本とか
メダルとかトロフィーとかが
なんかよくわからんところから
ごろごろ出てくる
人です。
たまにAVも出てきました…笑
  


そうです。
わが父親です。
   


らむとが書く家族との記事に
オカンばかり出てくる
理由です…
書きたくても
内容が激烈で…
書けないのです笑
 

    
はい。
それでは…
遅くなりましたが
僕から、改めて
青年二人にアドバイスしたいことがあります。
    


言いますね。
    


らむと
「やめとけって…そいつマジ強えから笑」
    
    
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    
オカン
「もぉ~またアンタそんなことして…
 はぁ~。 
 いつか、アンタみたいな人間は
 刺されるわ!!!笑
 保険見直さなあかんな…笑
 逝くんなら
 ちゃんとお金残して逝ってよ笑」
   


らむと・姉
(多分この人は…刺されても
 死なんやろけどな笑)
   



「ほんで、お父さん
 財布に何円はいっとったん?」
  


親父
「この間…新地に
 飲みに行ったからなー笑
 3000円くらいちゃうか」
  


らむと・姉
(そこは、青年たちに
 見抜かれとるがな…笑
 ださ笑)
   


おかん
(はぁ~~~???
 なんで新地いっとんねん!!!)
  


このあと、”鬼の形相”をした
オカンに
親父は詰められていた…笑



また次回。


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(๑╹ω╹๑ )