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麻酔が怖い人へは、麻酔が効果的かもしれないけど、おっさんとなんだか漫才みたいな掛け合いになってしまった話



麻酔


「おっさん、
 おっさん。相談あんねーん」
 
僕は休憩室で、
スマートフォンをいじるおっさんに
声をかけた。

おっさん
「どうしたん?しゃあなし、
 聞いたるわ。言ってみー」

ちょっとした、
おっさんからの宣戦布告にも
僕は気にせず続けた。


「知り合いでさー
 今度ちょっとした
 手術する人がいるねんけどな、

 どうやら、手術が苦手みたいやねん。
 なんか対策あるー??」

おっさんは、
難しい顔をしながら考えた。

しばらく黙っていたので、
僕から口を開いた。


「まずなー。
 麻酔が苦手らしいねん。
 というか、注射。
 
 どうしたらええー?」

おっさんは答えた。

おっさん
「麻酔の注射が苦手なら、
 麻酔の麻酔の
 注射してもらったら?」

確かに、的を得た意見である。

ただ僕は反応して言った。


「麻酔の麻酔が
 注射やったら結局一緒やんー」

おっさんは答えた。

おっさん
「ほんなら、麻酔の麻酔の麻酔
 してもらったらええやんー」

僕はあきれながら言葉を返した。


「いやいやいや…。
 麻酔の時点で痛いねんからさー
 麻酔の麻酔の麻酔でも
 結局、注射やから痛いやん苦笑」

おっさんもあきれながら言った。

おっさん
「いやいやいや…ほんならさ
 麻酔の麻酔の麻酔の麻酔
 してもらったらええやん。」

僕は、物分かりの悪いおっさんに対して
食い気味でいった。


「いやだからさ、
 結局注射の時点で痛いねん。

 麻酔しても同じやん…。
 それに代わる何かを

 なんか知ってない?って聞いてるねん!」

おっさんもヒートアップして答えた。

おっさん
「ほんなら注射する瞬間に、
 どこか叩いたらええやん。

 それやったら、
 叩いたところに意識がいくから
 注射痛くないやん。」

なるほどなって思いながら、
僕はおっさんに質問した。


「でも、その叩いたことによって
 上手に注射できなくて
 更に痛く刺さったら意味ないやん!!!」

 
おっさんは少しイラついて答えた。

おっさん
「ほんなら、
 ナースさんに言ったらええやないか。
 注射されるときの痛みが苦手なんですって。

 ほんでから、
 麻酔を注射する時言ってくださいって。

 それやったら、刺される瞬間に
 自分でどっか叩けるやないか。」

僕が続ける…


「ナースさんが
 フェイントかけてきたらどうするねん!

 今からさしますよって言ってるけど
 今からじゃなかったら、
 叩いたところが無駄に痛いだけやないか。」

 その後に、
 刺されても準備できてへんやないか…」

おっさんも続ける。

おっさん
「それは、しらんやん…。」


美奈代
「今塗る麻酔もあるからな…」


僕「ほんまやな…笑」


また次回。


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(๑╹ω╹๑ )