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おっさんの足関節の固さを測定してみました。

足関節

これは、
職場の休憩時間というか…
勝手に
休憩していた時というのか…

そもそも自由というか…
なんとも表現の
しにくい時間に
みんなで試してみた話。

一人の
主婦がいきなり言った。

主婦1
「つま先上げて、
 そのまま何秒間耐えれる?」

から、話は展開していく。

全くもって、
そんなことをする
空気でもなかったし…

仕事をしている人も
チラホラいたし…

本当に、唐突だった。

この主婦は、
また度々
出てくることになると思うけど
いつも、いきなりだ。

会話の脈絡、
雰囲気など関係ない。
まあ、おもしろいのだけれど。

そんなこんなで、
その場にいた
僕とおっさん。
その主婦を含む5人ほどで
一人ずつやってみよう!
ということになった。

もちろん、
計測をして競い合う勝負だ。

一番手は、
言い出しっぺの主婦1

【この主婦は、
 渡辺美奈代さん?に
 似ているらしいので
 以降、美奈代でいこうと思う。】

美奈代は、
意識高い系主婦であるので
美容にも気を付けているし、
フィットネスに
通ってることもあり
すごく優秀なタイムを出した。

おそらく
彼女のことだから、
勝てる自信があったのだろう。

続いて、
僕とおっさん以外の
スタッフ二人が挑戦した。

まずまずのタイムだ。

でも、
美奈代ほどではない。

そして、僕の番。

普段しないような動きで
しかもその態勢を
キープだし、なかなかツライ。
でも、一番の若手であるし

まあそこは、
軽く美奈代を抜かしてやった。

ここまででの最高タイム。

美奈代に目をやると、
すごく悔しがっている。

美奈代
「お前ふざけんなよ笑」

などと暴言も吐く、美奈代。

ふざけてなどいない。
僕も僕で若いし
負けられない。

さあ次は、真打登場。
待っていました。

エースおっさん登場。

美奈代のタイムに
僕が勝ったことで
部屋のテンションは最高潮。

優勝は、
僕かおっさんの
二択に絞られた。

おっさんは、
どんなタイムを出すのか?と

みんなスタートの合図を前に
固唾をのんでいる…

美奈代の声が、
部屋内に響いた。

美奈代
「よーい、スタートッ!」

おっさんは、
なんかかっこいい顔をしていた…

ただつま先上げるだけなのに…

おっさんの足元
「トンッ、トンッ
 トンッ、ドンンッ」

静かな部屋の中に
うすーい音がした。

目の前に広がる光景は
ソファーに
びっくりしながら
腰をかけている

おっさんだった。

一瞬のことで、
みんなびっくりしていた。

ここでほんの一瞬の間が
あいたのち

美奈代が言った。

美奈代
「今何が起こった?笑」

一同
「????笑」

とりあえず、
もう一回
やってみようということになった。

さっきよりも
緩い空気が漂っている。

おっさんは…
なんか笑っている。

美奈代
「よーい、どん」

おっさんの足元
「トンッ、トンッ
 トンッ、ドンンッ」

やっぱり、
ソファーの上に
姿勢よく
おっさんが座っている…


そう。


おっさんは足首が固すぎて…
つま先を上げたまま、
キープできない人であった…

キープしようと、
頑張ろうもんなら
前に進んでしまう…

前に進まないように、
頑張ろうもんなら
後ろに進んでしまう…

後ろに進んでしまうと
そこには、ソファーがある…

そのまま進んでいった
背の小さなおっさんは
ソファーの縁に、
自分の下腿が当たってしまって…

結果気が付くと
姿勢よく、
ソファーに腰かけている。
何事もなかったかのように。

僕は美奈代に聞いてみた。


「何秒やった?」

美奈代は笑いながら答えた。

美奈代
「3.8秒笑」

その後、おっさんの希望により
度重なるリベンジを行ったが
一人、また一人と
飽きて離れていき。

記録も…
中途半端なタイミングに出た


「4.3秒」が最高記録であった。


また次回。

 

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(๑╹ω╹๑ )