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急須の街常滑へ②やきもの散歩道


日本に6つある「六大古窯」のひとつである常滑。名鉄線の常滑駅から徒歩5分くらいのエリアに「常滑やきもの散歩道」と呼ばれる場所があります。焼き物の工房や販売店が密集していて、半日くらいかけて散歩するにはちょうど良い場所です。

散歩道の風景を一部、紹介します。

散歩道の地図
「登窯」の入り口。現在は電気窯、ガス窯がありますが、薪窯も今も残っています。
窯の一番上の段から覗いた様子

やきもの散歩道では、やきものの工房や販売店に入ることももちろん、楽しみのひとつです。

お店の中に作業スペースがある「石水窯」さん。焼き物が並ぶ店の中に攻防があるような作りが面白いです。

「他と違う形にしたいんだよな」というお父さんがつくるカップの持ち手は四角。個性的なだけではなく、持ち上げやすいように角度が工夫されています。きめの細かい土を焼く前に何度も削ることで、表面を滑らかに仕上げているんだそう。

「3種類の土から焼き方を変えて5種類の色をつくる」。

同行した人はこのカップに一目ぼれ。「食洗器で洗うこともできる」という実用性にも惹かれて購入していました。使い込むと色が変わるそうなので、それも楽しみですね。


スタート地点に戻る途中、常滑で作られた土管が埋まっている、土管坂を通りました。やきものを大量に埋めて塀を作ってしまうなんて、産地ならではですね。

土管坂

ところどころにある常滑の歴史を教えてくれる看板や施設に立ち寄ることで常滑のことを知りつつ、素朴なやきものに癒された時間でした。

また行ってみたいと思います。

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