人生のバイブルとして何度も読んだり、書き込んだりしている『人生の勝算』という本に「勉強の勝算」を見出しました……！

勉強という人生のコンパスを持つ

本書に出てくる「人生のコンパス」は勉強においても持つことが有効です。「人生のコンパス」は次のようなものです。

人生は有限です。
時間は有限です。

その有限な時間を勉強に費やすということは大きな決断と言えますよね。勉強では「目標を持とう」と言われますが、もっと自分の目的意識を深掘りするイメージです。目標だと表層的になってしまいがちですので、次のように考えるといいでしょう。

「なぜ勉強するのか？」
「勉強をしてどう変わりたいのか？」

根本的な自分と向き合うことは大切です。

例えば、ぼくにとっての「勉強という人生のコンパス」は変遷があります。コンパスは目的地によって変わりますから、ぼくの勉強の目的地によってコンパスを作り変えています。

最初は「TOEIC で満点を取って人生を変えたい」というものでした。とにかくスコアを上げたいという気持ちでいっぱいでした。そこから徐々に、ブログや Twitter を通じて、「自分の勉強法をシェアしたい」という気持ちが芽生えていったことを覚えています。

今は「英語で自由に生きたい」という TOEIC から離れたものになっています。最初は TOEIC から離れたい、という思いが強かったのですが、今はそんなことはありません。たとえ TOEIC というフィールドに戻ったとしても不自由なく動けるだけの圧倒的な力をつけたいと考えています。小学生の頃から触れている英語ですが、まだ不自由に感じる場面は多くあります。不自由という名のストレスをなくして、ストレスフリーに生きたいという感じですね。

自分の人生の段階によって「人生のコンパス」は確認するように心がけています。このコンパスがなかったら、路頭に迷って、漫然と勉強していたかもしれません。みなさんにとっての勉強という「人生のコンパス」は何ですか？

勉強法のチューニングをする機会を持つ

『人生の勝算』はビジネスに関するものですが、勉強法についての記述もあります。

この一節を読んで何度もうなずいた記憶があります。

まず、正しい方法を用いれば必ず伸びる、という点です。このことを知っていると、自分の勉強に自信を持つことができて、信じて粘り強く継続することができます。

ぼくの場合、大学受験では富田一彦先生、TOEIC を始めてからは大西泰斗先生や特急シリーズが「正しい方法」だと信じて、確実に成績を伸ばすことができました。

正しい方法だと信頼し、継続する。この観点は勉強で非常に重要です。ある勉強法や本を少しやっては止めてしまっては伸びるものも伸びません。ぼくのところに「英語をやってるけれど伸びません」という人の中に「やることをやっていない」方がいます。伸びない辛さは間違いなく感じるはずで、その辛さと向き合いながら継続することができるかが勝負になります。

また、大学受験で志望校に合格するためだったり、TOEIC で満点を目指したりする上で、「勉強法のチューニング」は欠かせないものです。

例えば、TOEIC で730点を超えたときにやっていた勉強をそのまま続けていると、どこかで壁にぶつかります。その壁を乗り越えるためには、勉強法を見直す必要があります。

ぼくの場合は、900点という壁にぶつかりました。その際に、ネットで情報を探したり、他の学習者のブログを見たり、セミナーに参加したり、「勉強法のチューニング」に必死でした。その甲斐もあってか、900点を超えることになるのですが、「チューニングをする」という観点を持てていたことはラッキーでした。

正しい方法を見つける。
勉強法を実践する。
必ず成果が出ると信じる。
継続しても成果が出ないならチューニングをする。
仕切り直して、やる。

勉強はこのプロセスの繰り返しだと実感しています。もし何らかの壁にぶつかっているのであれば、勉強法のチューニングを行ってみましょう。正しい方法は必ずあります。

今回ご紹介した

・勉強という人生のコンパスを持つ
・勉強法のチューニングをする機会を持つ

という２つの観点は英語学習のみならず、他の勉強でも応用可能だと考えています。自分を成長させるために勉強をしている方のお役に立てれば幸いです。

「勉強の勝算」を見つけて、必ずや自分の夢をつかみとりましょう！