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2023年5月前半

風薫る五月
春でもない、夏でもない、その合間を感じられるとは
なんと幸せなことか


20230501 Mon.

GW谷間の月曜日。
今日は平日、勤務の人もいるし、連続してお休みの人もいる。街はなんとなく朗らか。

朝読書会にてNVC実践。今度は私が題材になった。2人が質問役。
テーマは、何となく感じている「違和感」について。

その話題そのものを解決しようとか、どうしたいという思いなく、自分の意志は入れずに唯々ただただ状況を説明し、感情を説明し、それを丁寧に深めたり広げてもらった。

起きていること
 感じていること
  どんな感情があるかを深堀
   そこにあるニーズは何か(感情の元に、どんな願いがあるか)

感情は内面からの情報で、いま感じていることはそのまま受け止めてOK。その情報を頭で解釈していく過程で、こねくり回して悪化させることが人間は多いものだ。

15分ほどの時間で、ぼんやり感じている感情について、人から訊いてもらって説明して、という方法でどんな感情かを観察し、その感情はどういうことを私に伝えようとしているのか(=ニーズ、願い)を探した。

そうすると、最初に感じていた捉えどころのない、散らばった感覚から、ああ、こういう風に自分は感じているのかという「気持ちの置き場」をつくってもらったような感じがした。片付くわけではないが、一旦落ち着くという感覚。行きついた先は、ああ、こうありたいんだなぁ自分は、という発見。

他者と気になっている事柄を話すと、その事柄と自分との間に適度なスペースが出来て落ち着く。そんなことを体験した。

The Power of Feeling
 怒り=何かが正しくない、怒りを通じて、私たちは立場を取ります。怒りは明晰さの力です。私が行動を起こすことを可能にしてくれます。創造へも破壊へも向かわせる力

 恐れ=恐怖という感情は、未知のものによって引き起こされていることを認識する必要があります。つまり、恐怖の恐怖は、恐怖自体が私たちにとって未知のものであるために発生します。

 喜び=これは正しい、ナイス、美しい。この感情が人生を楽しみ、愛することを教えてくれる。人生の目的を見つけてそのために生きることを方向づけます。心の平安を見出すことに繋がります。

 悲しみ="これは残念だ "という解釈で悲しみが生まれます。悲しみは、大きな深みと広がりと知恵の力です。それを通して、我々はまた相いれないことを受け入れることができます。

The Power of Feeling by Vivian Dittmar
個人的要約・試訳


映画『プーチンより愛をこめて』
ヴィタリー・マンスキー監督は、引退を宣言したエリツィンの指名を受け1999年12月31日、プーチンが大統領代行に就任してからの1年間を追った。その貴重な映像を編集して完成させたドキュメンタリー。

1999年12月31日、ロシア連邦初代大統領ボリス・エリツィンが辞任し、自身の後継者としてプーチンを指名。3カ月後に行われる大統領選挙までの間、ロシアの新しい憲法と国旗は若き指導者に引き継がれることに。プーチン大統領候補の選挙用PR動画の撮影を開始したビタリー・マンスキー監督は、大統領選挙への出馬表明も公約発表もしないまま“選挙運動”を展開するプーチンの姿を記録。プーチンが大統領代行に就任してからの1年間を追った映像を編集し、ドキュメンタリー映画として完成させた。
選挙運動では控えめな印象のプーチンだったが、徐々にその本性が見えはじめる。プーチンがいかにして権力を握り、現在の統治国家を築きあげたのかを浮かび上がらせていく。

上記映画.comより

Youtubeで見ていた関連動画と組み合わさり、やはりそういうことなんだ~という感覚。新たな歴史的知見が得られたわけでない。とはいえ、エリツィン退任演説当日夜のこと、インタビュアーとなる監督の質問と、それに対するプーチンの表情やコメント、これらはとても示唆的だ。

ヴィタリー・マンスキー監督は、どのような意図でこの映画を作ったのだろう。彼は現在ロシアに在住していない。映画のなかに、監督の家族が出てくる場面では彼らが必ずしもプーチンシンパではなさそうだった。それでも、数年は取り巻きの一人でいたわけで、その後、何があって離れたのか、映画の中でも感じ取られるが実際どうだったのだろう。

映画後に下記インタビューを読み、ロシア人としての葛藤が語られていた。

印象に残るマンスキー監督のコメント
・大統領になって最初の数ヶ月で、最もありふれた問題からさらに根本的な問題まで、あらゆる問題について彼に異議を唱えることができる人がいなくなったことをよく覚えています。

・ロシアでは、一見無害に見えることでさえ命が危険にさらされています。たとえばロシア軍がマリウポリの劇場を爆撃したというニュースをFacebookでシェアした人は、8年間投獄される可能性があります。オリジナルの投稿ではなく、単なるシェアで8年間刑務所に送られるのです。

・2014年にロシアによるクリミア併合のプロセスが始まった時に、私はロシアを去りました。

・日本を含め、世界のどこにも独裁の影響を受けないと保証される国はないです。・・・自由は美しくデリケートな花で、絶え間ないケア、直射日光からの保護、水やり、風からの保護が必要です。・・・自由を守ってください。自由がなければ人生に意味がないので、注意深く、慎ましく自由を庇護してください。

上記サイトより引用
マンスキー監督のオフィシャルインタビュー


上映館が少なく、普段行かない池袋シネマ・ローザにて。

2月に観た『茶飲友達』をここでも上映していた。
平日午前中、おじさん達が観に来ているようだった。やはり興味ありますよね。揶揄するのでなく、遠慮して生きるのでなく自分のスタイルでやっていいんだよ、ただし双方がそう思える形で、と思う。価値観は変わってきている。世間のイメージに合わせる人生はやめよう。

20230502 Tue.

晴れて気持ち良い。
一日良い天気なのに、ずっと室内で効率悪い作業を行っていた。

PCとスマホで、熊野の写真をあれこれ集めてまとめようと。自分が撮った写真、貰った写真、必ずしも時間順に並ぶわけでない。フォルダはGoogle Photo、ダウンロードしたもの、、、等々、こういう作業がめんどくさい。
投稿する写真をせっかく選んで並べても、あ、順番間違えたとか、あ、保存されていない、とか、スムーズにいかない。自分の頭のなかも、通信も、トラブってる。
積み木を積み重ねたのに、壊れてまたやり直すような感覚。

・スマホに存在する自分で撮影した写真、友人から送付された写真
・スマホと共有されているGoogleドライブに保存されている写真
・PCで閲覧して、ダウンロードした写真

これを完了して、明日から出かけたい!

こういうことをサクサク正確に行える人が羨ましい。
私の場合、無駄が多い。作業中、書いておきたいことを思い出したり、全体を通じた共通テーマに気づいたりする。日々、その場を感覚することに懸命になっていた当日から、時間も空間も離れて思い出すことで浮き上がってくるものがある。

もっとサクサクまとめられる人もいるだろうが、致し方ないとしよう。

■ニュースより
韓国国会議員が竹島に上陸 日本外務省、強く抗議「日本固有の領土」
青年委員会に所属する人達が集団でやってきたそうだ。これも慰安婦・徴用工に並ぶ感情的なもつれにハマりそう。

自衛隊ヘリ墜落後、フライトレコーダーが回収されたらしい。何がわかるのだろうか。

スーダンから国外へ「難民80万人超える可能性」 国連が警告
以前からのすったもんだはあるが、なぜ今?
ここに微妙にロシアが侵略したことが影響しているのだろうか。


さて、明日出かける準備をせねば。
荷づくり、使いかけ野菜やスープなど全部食べられるかな、ゴミ出し。
そして忘れ物をしないように!

20230503 Wed.

LGBT法案が国会で紛糾している。
NHKラジオで放送していた憲法記念日に合わせた世論調査についてに耳が向く。

NHKによるRDD方式の世論調査。
対象約3500人に対して、47%約1500人から回答。
LGBTに関する質問

同性婚について 
 認められるべき:45% 認められるべきでない:15% どちらともいえない:37%

認められるべきと考える人は各年代にどのくらいいるか
 20代:68% 30代:58% 40代:62% 50代:50% 
 60代:44% 70代:29%

NHK世論調査

認められるべきだと考える理由は、現状では行政上の不利益がある、海外でも認められている、基本的人権だから、など。

きわめて全うに思える。
とはいえ、

LGBTQなど性的マイノリティーの人たちの人権としては、
 守られている:9% 守られていない:42% どちらともいえない:41%

NHK世論調査

という結果からすれば、理解は進んできているが、制度としてや、当事者としてはまだ抵抗があるということだろうか。

LGBT・入管法・生活保護、これらはどれも旧来の日本の常識から外れている。旧来の感覚からズレているから、ダメなのか。

あるいは、人間はそういうものであり、世代交代が進むと変わるということかもしれない。つまり、新しい価値観への反応は、アーリーレスポンサーから保守的反応まで幅があり、その間、新しい価値観への理解促進、それに続いて制度や社会の変化が変わるプロセスを途切れず推し進めることで、定着していく、ということなのではないか。

とすると、この世論調査は、いま変化プロセスのどのあたりにいるのか、という示唆を得ることが適切な解釈の仕方に思える。こんなにも無理解な人がいると憤慨するのは、詮無いことかもしれない。

世の中の価値観が変わることについては、上述の通りだが、今回の法案提出・審議・可決を目指した動きに対しては、自民党保守系の反発が異様に映る。


茅野へ移動
GWの準備に出遅れたため、入手出来た茅野行き特急指定券は夕方16時発。
今回はレンタカーも予約できず、駅からタクシーで宿まで運んでもらう。
茅野・諏訪あたりは空が広くていいなぁ。
また来られたことに感謝。

20230504 Thu.

晴れ。
寝すぎたかと思ったら、まだ7時だった。

ゆっくり朝ごはん。
そして本を読みながら、お茶を飲んだりお菓子を食べたりとエンドレス。

同行している母は移動のため、妹は仕事のため、疲れが見える。

珍しく晴れているので、ベランダに椅子を出して日向で本を読む。
空気は適度に乾燥していて、空は青く、鳥が鳴いている。気持ちいいなぁ。これしか言葉が出てこない。

夕方、40分くらい歩いた。
標高1500mあるためか、歩き出したときに少し息切れがする。

夕方も鳥が良くさえずっている。
日の出前に鳴き始め、一旦静まって、日の出後に賑やかに、そして午前中10時位から昼頃まで少し大人しくなる。また午後から夕方にかけてさえずりが増える。

広々した空間でさえずりが響き渡り、鳥たちが気持ちよさそう。
小さな身体、小さな声帯で、これだけ広く聞こえるなんですごい。


夕方、地域の防災警報が放送された。
山火事があり、ビーナスラインという高原をめぐる道路が全面閉鎖されているという。
全く煙の臭いもしないので、この場所は大丈夫だろうと安心している。

放火や過失だろうか。それとも自然発火?

20230505 Fri.

朝早く目が覚めてしまい、4時前から起きていた。鳥の鳴き声。
4:00 あたりが明るくなり、鳥がさえずり始める
6:20 このあたりに朝日が差し込む時間。その直前、鳥はしーんとする。
6:28 太陽がすっかり出ると、またさえずる。
8:30 リスが忙しそうにテラスを走っていく。
10:00 鹿が移動していく。

その間、6時過ぎに山火事が鎮火したとのニュース。夜中ずっと消火活動をしていたのか。大変なことだった。


午後14時半頃、地震警報。能登半島、結構大きかった。
長野でも揺れた。

この数年、能登は大きな地震続き。
旅館など修繕した矢先に、また地震で壊れてガッカリしていた報道が印象に残っている。今回はそういう意味で3回目? まだこの傾向は続くという。

2007年3月 M6.9、最大震度6強
…2020年 地震活動が活発になり始めた…
2021年9月 M5.1、最大震度6弱
2022年6月 M5.4、最大震度6弱
2023年5月 M6.5、最大震度6強

これらの一連の地震活動は衰える傾向は認められないということだ。旅館や陶器制作など、形あるものを商売にしている方々の悩ましいお気持ちは察して余りある。この地だからこその景観や文化を培ってきた自負がある。だから簡単に土地から離れる気持ちにはなれないはず。

珠洲は建設予定地だったそうだ。柏崎刈羽原発、志賀原発がある。

20230506 Sat.

タクシーで駅へ向かうなか、美ケ原での火事がどのくらい広い場所だったのか、なぜ広がったのかなど、地元通の運転手さんが教えてくれて、焼けたところが見える開けた場所で指示してくれた。

草原が黒く焼けている。夜、燃えている様子がふもとから見えたのだろうな。けが人もなく幸いだった。
野焼きのような効果があったのかもしれないと、若干のんきに受け答えしていたら、高原近くの宿泊施設にあと100mくらいまで火が近づいていたそうだ。そのため、宿泊施設にいたお客さんと従業員は避難したのだという。夕食時だったこともあり、関係者はみな残念なことだっただろう。

途中で止まってもらいお土産を買ってタクシーへ戻ったら、運転手さんが中央線特急は倒木のため運休中だと教えてくれた。なんと。

いま14時前。倒木は12時過ぎに起きて、その後の特急がすべて止まっているらしい。まだ動き始めていない。少なくとも2時間は遅れるのだろうか。列車は16時。母が疲れるかもしれないなと、少し心配になった。でも避けられない。

茅野駅へ到着して、市民会館に併設されているレストランへ直行すると、1テーブルだけ空いていた。ラッキー。他のお客さんは私たちより早い時間の特急指定券をお持ちなのだろう。外の景色も見えて快適。ここで遅いお昼ご飯をゆっくり食べて、復旧を待とう。

私たちが乗る列車は、運休し始めてから10本目くらい。それらが当初の時刻順に動くのかと思ったらそうではなかった。臨時列車のほうが先に動く場合もある。定期便は新宿方向から来て一旦松本まで行って戻ってくるが、臨時列車はすでに松本にいる、その違いらしい。

次の2本はどの列車なのか、電光掲示板に表示される。Twitterで流れるというけれど、電光掲示板と大差ないタイミング。JR駅員さん達は、情報を張り出したり、個別質問に丁寧に答えてくれていた。こういう対応は助かる。

食事したレストランから見えた「ノルウェーかえで」
美しい。
この木は秋に綺麗な黄色になる。

ノルウェーかえで(真ん中)
奥に見えるのは、駅に隣接している市民図書館

駅周辺の飲食店や、駅改札手前のスペースには家族連れが大勢待っている。みんな連休をこのあたりで過ごして、東京方面へ帰る人達。待つしかないので、大人しく待っている。ただ列車に乗り遅れては悲惨なことになるので、駅から遠くにいくわけにはいかない。

お手洗いに行った母が、列車までに戻ってくるか少し気をもんだ5分ほどを挟み、7-8分前にはホームでスタンバイ。1時間40分遅れで新宿へ。
待つ疲れもあったが、それでも順調な方だ。

韮崎から見えたレンズ雲と富士山
この日は、各地でいくつもレンズ雲がみえたようだった

新宿駅に着く社内アナウンスが流れたら、同じ車両にいた幼児、3,4歳の男の子が「やっと着いた~」と朗らかな声を上げた。席が5,6席離れていた私も、つられて「着いた~」パチパチと手を小さくたたいた。ひとつ前の男性の嬉しそうな笑顔と目が合った。

今回は3日間、毎日、警報や事故ニュースがあった。
特に能登半島の地震は被害が大きかった。

それでも自分達は安全にいられて有難いことだ。うまく言えないのだが、大変なことがあっても何とかしのげるような気がしている。もし自分がその渦中にいても、例えば今回なら能登半島に住んでいて地震の被害を受けても、きっと命は助かっていて、一生懸命生きようと日常生活を取り戻そうとするだろう、というか、それしかない。
そして、本当に大変なことはそれほど多くはないというか、大変な中にも落ち着くスペースを持つことは、持っておきたいスキルだと思う。

ここで思ったことを、いつか実感するのかもしれない。
私よ、その時、ちゃんと思い出してもらいたい。

20230507 Sun.

昨夜干した洗濯物は、8割がた乾いたので、残りを室内で乾かす。
10時過ぎから雨が降り始めたが、概ね小雨。
蓼科から戻った疲れはほぼ無い。


夕方から楽しみにしていた國分功一郎さんのトーク
ライブで話を聞ける場。
中央線で新宿から西へ30分くらい、国分寺へ向かう。
国分寺駅は初めて下車した。

近著『目的からの抵抗』に合わせたタイミング。テーマは「グリーフ」。
友人が主催するということしか事前知識なく参加。

あえて参加理由を言葉にすると、4/20に國分功一郎×斎藤幸平の対談を聴いたことに続き、新刊書を読んで、國分先生が哲学と実存(実際の人生、日常の出来事)と結びつけて考える様を体感したい、ということかな。

ざっくりしたメモ
・グリーフを哲学で語る。
・<グリーフについて語ることの難しさ>
・グリーフとは喪失に対する深い悲しみ・悲嘆。(例:愛する人が亡くなった、仕事をやめた、引越した、馴染みのある景色が一変した)
・哲学とは<概念を扱い、時に概念を作り出しながら、何らかの問題に取り組む学問> 
・サリエンシー Saliency: <精神生活における新しく強くて自分が慣れていない刺激>ちくっとする痛み
・生まれたときから人間はサリエンシーにさらされ、それに慣れることで何とか生き延びている
・当事者研究を行う熊谷晉一郎氏の慢性疼痛に関する研究
・慢性疼痛は急性疼痛があると緩和する場合がある
           (<>カッコ内、國分先生のレジュメから引用)

当日個人メモより

うーん、國分先生が考え込む場面に感動した。
論点もさすが哲学者だと思った。
でもそこで語られたことに、あまり引き寄せられなかった。別に話の内容に魅力を感じる必要はないのだけれど、展開された話をあまり面白いと思えなかった。それは私がバカだからか?浅いからか? うーん、わかんない。

そもそもグリーフについて、何がどうだと言いたいのか、哲学のどの考え方がどんなグリーフの側面に梯子をかけられるというのか。そこさえ私は捉えられなかった。

そのあと飲み会があった。
前日まで行きたいと思っていたけれど、行く気持ちにならなかった。
トークがあまりヒットしなかったからか。
行っても、自分が何か興味深く、國分先生にとっても話したくなるような話題を見つけられなかった。

友人は飲み会へ行き、深夜までお話して盛り上がったそうだ。すごいなぁ。
語るものがあって素晴らしい。

國分さんは、対談の方が面白いかもしれない。
学生を前にした授業とは違うと盛んに気にしておられた。
ひとりで話そうとせずに、主催者との対話、会場の質問者と対話したらいいのに、と思ってしまった。そのほうが國分先生の良さが出るだろうと思う。

でも先生としては、違うんだろうな。哲学者としての思考スタイルとして保ちたいものが明確にあるようだった。

戻って近著『目的への抵抗』。
考えるスタイルを読みながら体験できる本だった。そして、途中で放たれた感じがする。きっと続編があると期待。


20230508 Mon.

ああ、ちゃんとメモを取ればよかった。
NHKラジオで5/2朝、街路樹の扱いについて取材記者が話していた。聞き逃し放送で聞いたのだけれど、それをメモしなかった。今日はもう配信終了。

《日本各地の街路樹に起きていること》
・街路樹が強剪定されて、成長が詰まれて窮屈な樹形になっている。
・地域から枯葉の苦情が来るので、そうなると枝を切るか、街路樹そのものを撤去する対応に至っている。
・法的な街路樹の扱いは、かつては緑地・公園だったが、現在は道路という区分。道路という区分においては、街路樹も街灯も一律に扱われる。
・樹木剪定の技術が落ちてきているのに加え、技術があまりない事業体に委託している、という傾向がある。
・結果として、温暖化を和らげる効果のある樹木(木陰・二酸化炭素消費・酸素排出・気温低下作用)が少なくなる状況が生まれている。

5/2NHK朝の放送より 個人メモ

法律区分が変わったのか。その影響が大きいのか。
近所でも「美装化」と看板に掲げた歩道舗装のやり直し工事に続いて、木が伐採されその場所にORBISや監視カメラを装備したポールが立った。後から細い木を何本か植え直していた。夏には木陰が殆ど無くなり、照り返しがひどくなった。3年とか5年すればある程度木陰は広がるのかもしれない。心痛むが、これが必須で避けられないことなのか、よりよい方法があるのかわからない。

街路樹でひとつ課題になるのは、落ち葉だろうことは容易にわかる。
その清掃は誰がやっているのだろう。表参道のケヤキ並木なら商店街も何等か関わっているだろう。街路樹にかかる清掃・メンテ費用や人的工数はどうしているのだろう。

海外では、街路樹の枯葉を掃除するブロワー車がある。そういった車の出動と、自治体および民間(地域店舗・住民)が行うこととと平行して行ったらどうだろうか。都会は、とかく公共団体やそれを専門にやる人に任せてしまいがち。自分達の貢献ゼロで結果を求めるところがある。ものによっては、協働したほうがよいこともあり、枯葉掃除はそのひとつだと思える。

それと、忘れちゃいけないのは、街路樹を整備している公的組織の人達、近隣で掃除など整備に協力している人達への感謝だ。感謝されることがあまりないのかもしれないけれど、もっと私達は感謝したほうがいい。


反対のケース。
高速道路を歩行者専用空間にするという。
これって、映画撮影のときに湾岸高速で人が入れるとかのレベルでなくて?
道路の用途を変えるってことなのかな。

銀座だから、資本もあり、集客も見込めるからなんだろうな。面白い。


午後から。
友人二人に合流して遊ぶ。

連絡が来るのか来ないのか、はっきりしない状況で、自分のへそ曲がりが刺激された。行くのを遠慮したほうがいいのか、行っていいのか。

14時過ぎに連絡があり、下記3か所へ。
遊びに来ている友人の希望リストを巡る今日と明日の東京観光

岡本太郎記念館
山陽堂書店
神宮外苑
國學院大学を外から見学
渋谷駅で解散

岡本太郎記念館の庭

少々寒く、途中風が出て、雨もパラパラ降ってきたので途中タクシーを使い効率優先。予定消化しようとそそくさと巡った感は否めないけれど、友人とお喋りしながらというのは、それだけで楽しい。

案内する側としては新鮮な目で見直すことができる。
旅行者の行きたい場所や好みがあって、さらに現地に詳しい人がいると、効率的にまわることができるし、楽しむことに神経を集中できる良さがある。

山陽堂書店 絵葉書
青山通りと表参道が交わる交差点にある書店 創業132年

友人達と別れて、帰りがてら
図書館へ予約本を受け取りに行ったら、休館日だった。
月曜定休というわけでなく、開いているときもよくあるのだが。
調べるべきだったなぁ。
近いうちにまた行こう。

夕空がきれいだった


20230509 Tue.

昨日に引き続き、
友人と一風変わった東京観光観光2日目

・原宿駅集合
・太田美術館 『江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし』
・(渋谷スカイを端折って)下北沢へ
・BONUS TRACK内 「発酵デパートメント」
・BONUS TRACK内 「日記屋 月日」「B&B本屋」
・神楽坂「かもめブックス」
・東京駅まで友人を送り届け

浮世絵のコレクションを展示する太田美術館。今回は浮世絵のなかに登場する猫にフォーカスを当てた展示。~5/28(日)

BONUS TRACK
下北沢駅からゆっくり歩いて10分くらい。緑に囲まれた歩道に面して点在するこじゃれた店舗。のんびりしたモードで立ち寄れるお店が並んでいる。

お目当ては「発酵デパートメント」。
小倉ヒラクが実際に運営に関わっていて、カフェ・発酵食品・書籍などを扱っている。
発酵調味料を使うだけでも発酵フーズというらしい。

醤油関連 魚醤 麹 味噌 酢 納豆 漬物 ぬか床セット 日本酒 ワイン ビール 書籍 お菓子 等々

発酵デパートメント 店内

本の読める店 fuzkueはお休みだった。

「日記屋 月日」
日記ばかり揃えた面白いお店。コロナ関連のステイホーム、武漢の記録、偉人の日記、様々。様々な人の日記が並んでいて、それぞれの書き手から「読んでくれ」「書いた出来事を知ってくれ」という圧を感じるお店。興味を惹かれるのだが、長居ができない感じ。各種日記帳も揃っている。また来てみよう。

「本屋B&B」 Book and Beer. 
様々な領域、とはいえ話題のテーマをばっちり押さえているカテゴリー分け、新刊書中心。

本屋Book and Beer

神楽坂の書店「かもめブックス」
出版から数年たった本でも選書されて置いてある。平積みよりも本棚に入っている面白い本を見つけて嬉しくなるタイプの本屋。校正専門会社が運営している本屋さんというユニークな立ち位置。

かもめブックス

今日は、3人とも、それぞれの感性を満足させるような東京観光だった。上京した知人は学生になったら下北沢に住みたいと思っていたというし、私はここしばらく来た事が無かった場所。いま新しく下北沢が変わりつつあり、新旧を感じられた。
ちょうどブラタモリでも下北沢について放映したばかりだった。

東京駅で二人と別れてから、寒くてお腹が空いたので、珍しくラーメンを食べた。あてずっぽうで入ったお店。

富良野産小麦にこだわりを持ち、やや太麺で腰がある。自分好みで美味しかった。富良野にゆかりのある倉本聰さんの応援コメントが掲げられていた。お値段も高すぎない。

東京駅 八重洲側1階


銀座高級時計店の強盗
随分前にヨーロッパの人が似たような強盗を行ったことがある。
今度は日本人、それも若者かぁ。指図されて行ったのかぁ。

単独の犯行ではなく、集団化が激しい。オレオレ詐欺、強盗。社会の中に、そのようなグループが出来ているということだ。他に個人を襲撃したり、スリとか、ある地域の窃盗とか、思ってもいないことを集団で行うようになるのだろうか。

20230510 Wed.

一昨日のリベンジで、図書館に行ったら
なんと今日も閉館。
5/9-14まで長期閉館だと。
毎回、Webで確認すべきなんだろうなぁ。

またもや開館カレンダーを確認せずに出かけたのは私なのだ。単なる散歩になってしまった。

5/8休館日の際、長期休館についても表示してくれたらよかったけれど。


YeLLセッション3回目。
2回目の後に、YeLLサポーターのサポートをする人と相談したときの方針を持って今日の話に取り組んだ。

100%相手に委ねるのではなく、80%こちらが仕切って枠組みをつくり、そのなかで話してもらう。クライアントさんにとっては「これをやれば役立つ」という安心感が出たようで、過去2回と異なり、4時間後にセッションレポートが出てきた。


日中に母から電話。
母の実弟にあたる叔父さんのお見舞いに行きたいが、奥さんにかなりスッパリ断られ、かつ面白くない言葉をもらったそうだ。おばさんにしてみたら、あまり元気でないところに来てもらいたくない、ということらしかった。

「見に来て、それが楽しいんですか」的な。

一般的にお見舞いに来てもらいたくない人はいる。
家族がそれを望む場合もある。
本人はどうなのだろう。

ここ数年、長野へ車で行くことを楽しみにしていた叔父が、この5月は行けないということだった。それだけ身体活動に支障があるのだとしたら、実姉の母としては心配になる。

おばさんは、母だからキツイことを言ったわけでなく、いつもそういう人なのだと思う。母もそう思っている。

わかっているけれど、やり場のない気持ちを誰かに話したかったらしい。

無用にやりきれない気持ちを拡大させる必要はないけれど、この事態、どうしたらいいだろう。

そして少し別な話だが、命の灯が徐々に弱まりつつある叔父さんに私は何ができるか。出来るなら、家まで迎えに行くので長野へ数日行けたらいいのに。そんな状況ではないのだろうか。

祖父のときも、父のときも、徐々に消えゆく命を目の前に、私は悲しいというより寄り添っていたような気がする。どちらも致し方ないと思うような状況だった。

現在進行形で、熊野で会った友人が、お祖父さんのあっぱれな最後についてFacebook投稿していた。それを読みながらも、人生の終わり、そして生きているときに何をするか、考えてしまう。


YeLLから報酬が来た。前回2回分(30分/1回)に対して1時間1000円。
最低賃金を越えているということだ。
ん-、実際にかけている時間、そこで使っているスキルや知識からしたら、もっと価値があるけれど、話す枠組みを作ってもらっている構図のなかで、話し手に支払われるお金はこの程度だという現実。
ん-、ということは会社にとっては使い得だなぁ。クライアント企業はYeLLに対してどの位支払っているのだろう? 

一番得をしなくてはいけなのは、クライアントさん個人だ。


ノッポさん 亡くなっていたという報道。
縁起は無言だったけれど、内側には沢山のメッセージを持っていた人。


TIME誌表紙に岸田さんが掲載される。
インタビュー記事のタイトルについて、タイム誌に対して外務省から修正を要請したという。
 修正前「平和主義を捨てて、軍事的国家にしようとしている」
 修正後「国際舞台でより積極的な国にしようとしている」

タイム誌は記事タイトルは修正したが、表紙の文言は元から変えなかった。

外務省がいくら穏便な形に整えたとしても、国際社会からは表紙の文言のように認識されているということだ。日本は好戦的である、軍国主義化していると思われたら、相手からそのような対応を受けることになる。

昨年末に敵基地攻撃能力を持つと閣議決定した、それに紐づく評価だ。このようなタイトルを付けて世界に報道されるような国であり、タイトルを変更するように出版社へ掛け合う官僚がいる国に私たちは住んでいる。

日本の多くの人々は軍国主義な国に住んでいるつもりはないが、いつの間にか、そのような国になっている、ということではなかろうか。怖すぎる。

過去TIME誌(ワールド版)の表紙を飾った日本人。

41人掲載され、第二次大戦後前は26人、軍人や政治家が多かった。大戦後は15人。表紙に出るレベルとしては、岸田首相は低いなぁ。日本の首相はしょっちゅう変わると言われているのに今回表紙に出るとは、どういうことか。

TIME誌ワールド版 表紙掲載された1946年以降の人物

3人の総理大臣、鳩山一郎、岸信介、佐藤栄作と並ぶ人物だろうか。
国内政治に関して、もっと成果を出した首相は他にもいる。
しかしここに並ぶということは、それだけアメリカにとって有用な人物だということなのだろう。

アメリカから、格落ち武器を買って、ワクチンを買って、日本の平和主義路線に変化を起こして、まだ首相を続けそうだ。
だからご褒美に掲載してあげるよ。

まもなく広島でG7サミットを行う。平和国家であり核兵器反対のシンボルである広島で、軍国主義の方向へ転換しようとする広島出身の首相が日本の顏としてリーダーシップを取る。一体どういうことになってしまうのか。

表紙:日本の選択
岸田文雄首相は数十年の平和主義を捨て、目指す真に軍事的国家にしようとしている
記事タイトル:亡霊に向き合う
岸田文雄首相は日本がグローバルな舞台でより積極的役割を果たす事を期待している


日本が、世界の基軸に少しでも変化を及ぼすような働きかけを行うことを望んでいたが、アメリカ中心の基軸に貢献することを高らかに宣言するG7サミットになってしまいそうだ。


明日映画を見に行くので、元となっている黒澤明『生きる』を視聴。
初めて観た。

主演、志村喬。「つまりその」「わしは…」というセリフが多い。
寡黙、なかなか言葉にならない人。
その人が内的動機で動いたときの力強さ、何者もさえぎることが出来ない一途さ。自分が生をかけて取り組む価値があり、意義あるものだという確かなパッション。
そんなものが伝わってきた。

20230511 Thu.

朝の読書会にて、5/7國分功一郎先生の話を振り返った。
読書会4人は主催者と参加者。

國分先生は何をしようとしていたのか。

同じように重なる思いもあり、そうでないものもあったような。
國分先生の意図や主張についての理解の深さはそれぞれ。
でも対談にしたら良かったとか、一人で悩まず主催者と対話したらよかったのに、という点では一致した。

私だけ飲み会に行っていない。飲みの席では先生の口も本番より滑らかだったようだし、友人達はそれぞれ話したいことを話せたようだし、何より先生がひとりひとりと話すことを大切にしてくれたそうだ。
行けばよかったようにも思うし、もう少し自分のなかで気持ちを深めてから行った方がいいような気もする。

どちらでも良かったのだろう、たぶん。
また機会があったら行ってみようかな。


ARTISON美術館

本当はディオール展へ行きたかったが、5月一杯で終了という時点でチケットは売り切れ。大変な様相である。もっと早い時点(昨年12月から開催)に行くべきだった。

諦めてアーティゾン美術館(元ブリジストン美術館)へ。

6階
ベネチア・ビエンナーレで展示した内容の凱旋展示、ダムダイブ&坂本龍一
坂本さんのキュレーション指示で世界各地で、市場の喧騒や潮騒の音を録音し、それを空間に配置して同時に響かせ、地図データを投影したものと組み合わせて展示している。

過去1度だけ行ったベネチア・ビエンナーレで、空間に音を立体的に響かせる展示を行っていたが、その流れのようだった。

ダムダイブによる作品より

5階 印象派前後の作品
4階 画家と手紙、日本人画家がパリから出した手紙などを作品とともに。

ルオーとルソー、
モネとマネ、
ごっちゃになるんだよな。
でも随分と整理されてきた。

好きなクレーの絵を3枚見ることが出来た。左の作品は初めてみた。

クレー



映画『生きる Living』

ほぼ黒澤明をなぞり、レスペクトした作品だけれど、どこが違うのだろう?
なにかが違う。

主人公の在り方、スタンスかな。日本のほうが遠慮していて控えめ。
イギリス版は誇りが全面的に出ているというか。声高に主張するわけでないが、個として誇りを持っているあり方。

これは日本と西欧の個の在り方の違いなのかもしれない。

でも遠慮して生きることはないんだよ、と言いたい。
自分も遠慮して委縮していきるのではなく、堂々と老人していたい。

個人的な比較表

■ニュースから
フランスのコロナ外相は10日、欧州を歴訪中の中国の秦剛(チンカン)国務委員兼外相とパリで会談した。ウクライナ侵攻の解決に向けて中国によるロシアへの働きかけを求めたコロナ氏に対し、秦氏は対話による解決に向けて「引き続き建設的な役割を果たす」と応じた。

仏外務省の声明によると、コロナ氏と秦氏は「国際的な危機」について意見を交わし、ウクライナ侵攻をめぐっては、コロナ氏が、ウクライナの主権を尊重するようにロシアを説得する重要な役割を中国が担っているとの認識を示したという。

北海道で震度4の地震。


20230512 Fri.

朝はいつもの論文読書会にて
本日夜に行う、論文を日本語に訳した方への質問会の準備。
質問したいことを共有ファイルに書き込んでいるので、どれを取り上げるか確認。そしてその場のファシリテーションを誰が行うかという相談。

参加者のことをよく理解していて、場全体に配慮できるAさんにファシリテーションしていただくことになり一安心。


映画に撮られているのだから、もう少しヘアスタイルや化粧をしっかりしてくればいいのに、いい根性しているな、と自ら思う・・・という夢をみた。

日々、実際にこんなことを思っている。
・グレイヘアをどうしようかと、この数ヶ月思い患っている
・下がり眉がいいようで、キリっとしないようで気になる
・やはり見た目はいい方がいい??? だよね


街歩きABDの参加者が集まらない。
人的基盤もないところに、さらっと告知しても、こういうもんだな。
これが現実。

一緒に担当してくださる方に「もしかしたら中止するかもしれない」とお伝えしたら「了解、初回は参加者ゼロだったんです、という後日談になるかも」という何とも明るいコメントが帰ってきた。


大学生がよく通る交差点で、エナジー飲料を配り始めていた。私は対象外だなぁと横目で見て通過。1時間位あとにまた通ったら、配布する人が増えていて、早く配り終えたいのか(?)私にも差し出された。

にっこり笑って「ありがとう」と受け取りましたよ、もちろん。

1本飲むと大変なことになるかもと、4回くらいに分けて飲んだ。
シュワッと軽い炭酸が入っていて、甘くて、少し元気が出てくる感じ。

他のエナジードリンクは、最近どんな強さなのかな。

サントリー Zone Energy


夜20時から論文訳者に登壇いただくオンライン質問対話会
ややダラダラして、細かい質問が多かったような気がする。8人集まり、役者を囲み9人。

ひとりひとりにとって、異なる意識発達。その感覚は一人ひとり異なるので比較は出来ないが本質は同じものなのだろう。だから意識発達はこういうことだと説明はできても、個別にこれはどうなのか?ということに明確な答えは出しにくい。微妙な変化であるし、その意味付けは、その人全体から見ないと何とも言えない。

質問が多かったところは、主に、
・自身を客観的に見つめる視点について、3人称・4人称・n人称
・複数の意識発達理論家同士のレベル合わせ
・発達理論リサーチにおけるサンプル数

MBTIタイプの違いにより、体験しやすさも違うし、体験する具体的事例にも違いがあるだろうという話になった。またインテグラル理論を提唱するケン・ウィルバーもMBTIタイプの違いにより、特定の段階を通過しやすいということがある、と言っていたそうだ。

MBTIタイプはその人が持つ資質、財産のようなもの。その資質に違いはあるものの、優劣はない、という考え方をしている。そこにガチャの概念はない。自分が持っている資質を使って人生を生き抜くために、資質を知ってその活かし方を知ろう、もともと心の機能は誰もがすべて持っていて、その使い方に生まれながらの傾向があり、それを資質と言っているのだ。自分の資質を理解したうえでなら、資質としては積極的に使わない心の機能を、必要な時に使うことを意識できる。最初はうまくできないように思っても、試していくことが出来る。それを人生のなかで意識的にやると使えるようになる。

MBTIタイプを知らずとも、人生のなかで、子供のときは子供なりに、中年期はそのときなりに、発達を促す衝動が人にはあって、自然と成長していくものではある。


6月から映画料金値上げ

TOHOシネマズ 6/1から一般1900円→2千円

東映 6/16から一般1900円→2千円

1500円とか1800円までは何とか付いていけるけど、2000円となるとどうなのかなぁ。ネットの映画配信が増えているので、配信されるなら待とうと思っちゃう。配信しそうにないミニシアター系中心に行きたいと思うようになりそう。

20230513 Sat.

曇り時々小雨。徐々に雨が強くなっていくのだろうか。


ふと、
過去の仕事について、もっと上手に自組織の役員に説明できたのではないか、という考えが頭を巡った。

自分なりに説明したつもりだが、同じことをもっとシンプルに。本質は役員が目指していることと変わらない、方法が違うだけだった。

当時もそう説明したつもりだが、もっと端的に、もっと効果的に。

こういうデメリットがあるのでこうしたい、と説明したことで役員に反発しているニュアンスが伝わってしまった。前半をもっと端折って、こっちの方法のほうがメリットがこれだけあって、こんなふうに理にかなっていて、役員が求めているここに合致する、という勢いで。そうすれば、同じ内容を説明しても、好意的に受け取られたのではないか。


昨晩観た、ワクチン接種に関する医師の投稿ビデオ

印象に残ったポイント
ワクチン定期接種を今後も行うのは日本だけ。これから行うと宣言しているのは日本だけ。
・イスラエルはとっくにワクチン接種を止めている。
ワクチン接種をやめた国のほうが、むしろ流行のピークが小さくなっている。これは自然免疫を獲得したからだ。
ワクチンでは自然免疫は得られない。ワクチンは特定の抗体をつくるように作られているが、自然に感染した場合は身体がウィルスのどの部分に対する抗体をつくるか、個別ケースによって異なる。これが多様性を持ち、自然免疫となる。
アメリカで作られたワクチンにはコンタミネーション(混入)があり、本来入っているはずのないDNA鎖が入っていて、これは危険だと指摘する論文が出ている。同じワクチンをドイツで作っているものについては、論文がまだ出ていない、おそらくもう少しまともな製造工程だろう。


これまで健康体でやってきたが、70代悪性リンパ腫、50代血小板(ITP特発性血小板減少性紫斑病)、というどちらも自己免疫疾患にかかったのだと、ここ2か月の間に本人から聞いた。お二人ともワクチンは毎回受けていた。

母も5回、妹も5回、接種を受けている。

ワクチンの影響で病気になるケースは何万人かに1人というレベルだが、それに当たるかどうかは、ロシアンルーレットのようなものだ。また人間の身体は免疫がよく働く状態であれば、常に生じるがん細胞など異常を適宜排除する仕組みはある。

何より人間は、いつだって「明日死ぬかもしれない」存在。地震でいつ死ぬかわからないともいえる。

映画や小説で、死期がわかって絶望するが最後まで生き切る美しいストーリーがある。冷静に考えれば、ひとりひとりの人生もそれと全く変わらない。

プラン75だとか、言っている場合ではない。
老人だけに限らない。

人生これからどうなるんだろうと不安になる20代、30代、
くそ忙しくて大変だという30代、40代、50代だって同じ。
まだ年取っていないと思っている60代だって。
そして学校生活など辛いと思うこともあるだろうティーンエージャー
家族のことで辛い思いもあるだろう11歳以下の子供達。

いろいろあるけれど、やはり
日々を自由に自分がやりたいように生き切ることが最優先。
実際は全てそうはできないけれど、少しでも自分のスペースを持つ。

学生時代の部活後輩(ドクター)が推薦していた書籍『70歳からの正しいわがまま』。これも人生を最後まで生き切ろうという話のようだ。
「ポチりました」と後輩のFacebookに書いたら、著者から「ラーメンでも奢ります」とのコメントがw


熊野で不思議な流れでナンパされた私たち4人を、車で案内してくれたオジサンにお礼の品を送った。
昨晩、そのお礼電話が送り主へあったそうだ。嬉しそうなお声だったと。

とりまとめて送ってくれた友人は、それぞれの品を取りまとめるだけでなく、当日の写真・4人の顔写真と名前をきれいにプリントして、お礼の言葉とともに同封してくれた。

オジサンは、きっと毎日多くの人に声をかけているだろうから、1組1組のことは覚えていないはず。写真があることで思い出してもらえた。

こんなふうに感謝の気持ちを形にしてくれて素敵だなぁ。


友人のコンサート@鎌倉。
10年位前は生バンドでフレンチジャズを歌っていた。今は自分で作詞作曲した歌もラインナップに揃えるシンガーソングライターだ。

コンサート終了後、同級生同士4人でゴハンを食べながら、来年行う還暦学年同窓会の相談。すでに50歳になる年に1回行っているので、やるべきことは概ね判明している。あとは分担と実行だけ。前回はクラス幹事の打ち合わせだけでも10回以上行ったが、今度は2回程度で出来るだろうという見込み。

大がかりな学年同窓会は、今回で終わりにしようとのこと。あとはクラス単位でいいのでは、ということ。確かに義務に感じてやるもんでない。

それは賛成だけれど、60歳以降のほうがむしろ気兼ねなく話せる人と話したくなるのではないかなと思う。10クラスのうちには、クラス会を毎年行うクラスもあるし、そうでないクラスもある。親の介護とか、自分の健康とか、話したいときに話せる場をどうやって設けたらいいのだろう。

個人個人のつながりに任せるだけだと、網目にひっかからない人が増えるのではないか。今後亡くなる人も増えるだろう、そうなると仲良かった人と会えなくなる場合もある。新しい知り合いが必要になることもある。

お葬式で旧友と会うのはもう少し先。
誰かのコンサート、誰かが言い出しっぺの飲み会、誰かのイベント、それらをきっかけにして気楽に会えるといい。
うーむ、具体的にどのような形・やり方がいいのだろう。


鎌倉駅まで来ているけれど、今日は実家へ寄らずに日帰り。
実家の母は「母の日」だからといって、無駄なお金は使わないように、との連絡があった。価格高騰の折、花を贈ったりする必要なし。いま庭は花が沢山あるとのこと。今度、銀座でミルフィーユを妹と3人で食べようということになった。

ソニービルの地下にあったフレンチレストラン「マキシム・ド・パリ」で作っていたミルフィーユ。同じレシピで銀座シックスにあるカフェで出している。1500円とお高いが(昨今値上げしただろうな)、そこに払うことは価値があると思っている。

そんな思い出を持てることは、幸せなことだなぁ。


戦闘機墜落
バフムト奪還へ
プリゴジン氏はTwitterで罵詈雑言を放っている

いったいどのような実態なのか
ハッタリや演技なのか

戦争は全く終わりそうにない。
キーウは直接攻撃され、死亡者や負傷者が出ている。このところ、平穏に続いていたキーウの暮らしも、一気に危機感が高まっているだろう。アコーディオンを弾いている彼やその友人達はどうしているだろうか。


20230514 Sun.

■朝ABD
『なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか』


朝7時開始。まだ半分眠っている頭のままだ、私は。
参加者5人、それぞれの関心事についてループ図を書いてみた。
最初からうまいことが書けるわけでないが、起きている事象を図に書き出してみて一旦ループ図を作ったのち、もう一度それを見て、抽象的なレベルでのループ図を作るとさらに事象の意味が見えることがあるのではないか。

ループ図が続かない方がよいであろう、投稿サイトの例

たとえば、とある投稿サイトで、打診→交渉成立、という基本パターンを外れて、不満投稿やあるべき論を論じる投稿が増えるという現象が起きている。それを図に現わしてみると、
・1回完結パターンが望ましい
・ループするパターンを明らかにし、それに対するルールを明記することが望ましい。
・ループが出来るのは、人のどんな心理が働いているのかが見えてくる

主催の一人は、システム図がポピュラーに使われるようになる世界を創りたいと思うと志を高くしたようだ。


日曜討論「核兵器について」憂鬱なテーマだが、ながら聞きした。

▽核めぐる現状は?核軍縮をどう進める?▽核廃絶への道筋をどう描く
川崎哲    核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員
木戸季市   日本原水爆被害者団体協議会事務局長
佐々江賢一郎 日本国際問題研究所理事長
中村涼香   KNOW NUKES TOKYO代表
桶川和子   大阪女学院大学大学院教授

5/14 NHK日曜討論

印象に残ったコメント
核兵器で被害を受けた一人ひとりを見れば、絶対にこれはやってはいけないことだと明瞭にわかる。原爆資料館を10分位のおざなりな見学ではなく、1‐2時間しっかり見てもらいたい。核廃絶、核をゼロにすべきだ。

核兵器を持っていることが、核抑止になっている。超大国が核を持ちつつ核廃絶を呼びかけることを矛盾と捉える向きもあるが、それを即座にゼロにすることでは、いまのバランスが悪戯に崩れるだけ。1ステップ1ステップ、地道に核廃絶へ向かうべきだ。

・核兵器が核抑止になっているかもしれないが、戦争自体は終わらず、むしろ戦争が続いている。

核をいますぐゼロにする、という主張が、個人ではその通りだと思っても、国際社会において現実的でないらしきことは理解したが、ゼロにするという意志がなければ、核廃絶を訴えても減らない体重のような、行きつ戻りつを続けるだろうな。いきなり激太りすること=核兵器の使用は避けるとしても。


熊野オジサンが、あの日話していたことでもう少し聞きたいことがあるということで、Oさんと電話連絡を取ったそうだ。海に近い高野坂の古道を歩いているときに、木の幹がねじれて生えているところがあり、それがどうして起こるのか、という話に興味を持っておられたらしい。

Oさんは、Chihiroさんという彫刻家のFacebookをよく読んでいて地場のねじれについて覚えていたそうだ。

そこでチラチラとChihiroさんのFacebookを読んでみた。
この方の文章は超長文で、伝えたいことが重い内容、かつ、理解しにくい。入り組んだ出来事やイメージの話が多い。

Cihiroさんの記述から
・5年前、熊野のニシキトベのことを調べて、地元の神主さんに話を聞いたり、実際にその場所で暫く過ごし、場を体感した。
・日本や世界の平和を願うため、2019年熊野でエネルギーワークを行った。
・ニシキトベの彫像をつくり、霊を弔った。
・ニシキトベの供養・解放のためには、神武天皇の霊も弔った。
・ニシキトベの鏡石 傾いていた石をまっすぐに立てた。この石は祈りの対象だったらしい。

エネルギーワークの意味するところは、ハッキリつかめないが、ニシキトベとは熊野一帯をまとめていた女性酋長のことだと言い伝えられている。『もののけ姫』のなかにタタラという鉄をつくる部族をまとめていた人が女性だった。そのような女性がまとめていた地域もあり、熊野はそのひとつだったらしい。


徐福という人にも興味が湧いている。熊野の新宮駅目の前にある徐福寿司、駅から3分の徐福公園はとても立派だった。中国の僧、徐福さんは中国の始皇帝に命じられ薬を探しに熊野へやってきて、結局中国に戻らなかった。その人やその集団がどんな影響を与えたのか興味が湧いてきた。時期的には、縄文から弥生への時代の変わり目。1000人くらい引き連れた中国の一行だったという。



母の日
花は送らず、今度、妹と3人でミルフィーユを食べることにした。

日本中で、どれだけお母さんが笑顔になっているだろう。
母の日なのに、辛い一日を送った人もいるのだろうか。

日本企業で働く多くの女性のやるせなさがあるし、そこまで行けない女性も多くて。女性が働いて出している価値に対して報酬が少なすぎる、、、と思う。女性に限らず、そう思う男性も多いような気がする。出す価値に対して報酬が多すぎる顕著な事例は、日本社会に定着してきた傾向。やりきれん。

心からの笑顔、心からの安堵感を持てる人が増えますように。
そういう人の良き時間が増えますように。

雨降りということもあり、一日ちんまり過ごした。
だからシニカルな気分なのかな。

20230515 Mon.


朝読書会。
同じメンバーで、今後読む本は何にするかという相談。結論出ず。
 書き手候補:ドミニク・チェン、ブレイディみかこ、柄谷行人…
 キーワード:発酵、時代、中動態、NVC…


朝の話を受けて、青山ブックセンターへ行った。
ここへ来ると、どうしても色々な本を買いたくなってしまう。各方面の興味関心や好奇心が刺激され、読めそうな気になってしまう。
相当気を引き締めて行ったはずなのに、4冊4600円も買ってしまった。この3倍くらい欲しいのをガマンしたのだけれど。

先日、下北沢に日記専門書店が存在していたことが、ひとつの現れなのだろうが、日記ものの出版が増えているのかな。こちら写真の2冊が目についた。文庫本サイズなのだけれど厚みがすごい、5cm以上?! これは箱だ!

かなり分厚い本、それも日記
流行っているのだろうか
(左) 読書日記 (右) コロナ自粛生活下の日記 


『70歳からの正しいわがまま』
大学時代の水泳部の友人が進めていた本。

ここ20年くらいで、最後の生き方がかなり変わってきたけれど、まだまだ多くの人は病院で医療漬けになりながら亡くなっていく。
このような本が出版されるとは、最近の死生観や、人々が死について思うところが変わりつつあるのだろうか。

振り返ってみると
1980年代後半~90年代くらいは、上智大学のデーケン神父が死生学を論じて、当時増えてきた癌の闘病やホスピスについて話題になった。当時はガンを告知することは、まだはばかられていた。
その後、ガンや難病で限られた余命であっても生き生きと生きる姿がドラマや書籍になったりして、事例が増えていった。同時に、長寿が進み、どのように老いを迎えて亡くなっていくかが課題になった。きんさん・ぎんさんという明るい事例の影で、現代の姥捨てのように老人介護施設に収容される人や、自ら入居を希望する方が増えていった時期。気づけば住宅地に点在する老人介護施設。
介護制度が整えられていき、仕組みは整備されてきたようだが、実際にどのように人は生きて死んでいくのだろう。

この著者は20年くらい前、2002年から看取り医として開業し、2700人を診てきた。2009年にはドラマ化されたそうだ。

本当は多くの人は自由に自宅で過ごしたいと思っている。
自分の好きな過ごし方がある。

おひとり様でも好きな友達に囲まれたいとか、家族が呆れながらも老婆のやり方に付き合いとか、様々なエピソードひとつひとつに、その人らしさがある。そして周囲は幸せそうだ。

生まれ方を知らずに、人は生まれてくる。
死に方を知らずに、人は死んでいく。
できることは、今日を生きること。

そのことを明瞭に書いてくれた本。自分のわがままを通して、しっかり生を燃焼しようよ、というメッセージが清々しい。年寄は若い人の迷惑になるなとか、PLAN75とか、医師は延命することこそ使命だとか、押し付けられた枠を超えて、自分らしくやろうよ、やっていいんだよ。

私は本を最後や途中から読み始めることが多い。この本もそうやってほぼ読了間近に最初の部分へ戻ったら、著者がどのようなきっかけで在宅医療・終末医療に関わるようになったかというエピソードを読んで、声を上げて笑ってしまった。愛すべきお人柄のお医者!

■ニュースから
株価上昇。ドル為替136円。
日本にお金が集まってくることは、アメリカの銀行破産と繋がっているのだろうなぁ。

米議会予算局(CBO)は12日、連邦政府の債務上限を引き上げなければ、6月前半に米国債がデフォルト(債務不履行)に陥る「重大なリスクがある」

トルコ大統領選、28日に決選投票へ エルドアン氏と野党統一候補

ジャニー氏の性加害疑惑について会見「まず被害者の回復を」

北海道で熊に人が襲われた可能性?朱鞠内しゅまりない

G7広島サミット 平和を守るために活動してきた人達を踏みにじるような内容にしないでもらいたい。


読んでくださり、ありがとうございます!
今回は珍しく草取りの話が出ませんでした(^^)

長文にも関わらず読んでくださる方の存在が励みになります。この1年半ほど、そういう方々のお陰で続けてくることができました。改めてお礼をお伝えしたくなりました。ありがとうございます。
引き続き読んでいただけたり、たまにスキを残していただけると望外の喜びです。

たまたま寄ってくださった方、興味を持ってくださる方、目に留めてくださりありがとうございます。小さな個人の内面に映るあれこれを書いています。ほっとするにせよ、違和感を感じるにせよ、何か貴方の内面に響くものがあったら嬉しいです。

梅雨の前に、夏日・猛暑日という予報が出てきてますね。夏へ向けて身体を慣らしていきたいと思います。

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