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今、市場でも注目されるジェネレーションZ世代

こんにちは、大江仁です。

みなさんは「ジェネレーションZ」という言葉をご存知でしょうか。

この言葉は1991年にダグラス・クープランド氏が発表した『ジェネレーションX—加速された文化のための物語たち』の中で、1960年代から70年代生まれを「ジェネレーションX」と総称し、そこから派生して、1981年から1995年生まれを「ジェネレーションY(ミレニアル世代)」1996年から2012年生まれまでを「ジェネレーションZ」と呼ぶそうです。
(資料によって世代に誤差はあります。)

僕はY世代なのですが、
今市場で注目を集めているのは、Z世代なのだそうです。
何が違うのでしょうか。

Z世代の一つ前、Y世代は「デジタルネイティブ」と言われる世代ですが、
Z世代はさらにそれが加速して、広告よりもネット上の口コミなどに重きを置いたり、一生終わらない平行線の議論をSNS上でもうんざりするほど見せつけられている彼らなので、新しいものを生み出すことに期待はせず、旧体制に従う傾向が強いそうです。変革するときは壊すのではなく内側から変えていこうと動きます。

2019から2020年で日本・中国・タイ・インドネシア・フィリピン大学生調査をもとに電通が作成したジェネレーションZの特徴は以下の通りです。

【Z世代の行動特性(アジア大学生編)】
セルフケア意識が高い(食事・運動・メンタル)
オンラインでスキルを磨くことに熱心
起業家に共感するが、リスク回避も徹底する
自分が没入できる/リラックスする時間を意識的にとる
多様性を尊重、価値観の押し付けを心から嫌う
生理の話題をオープンにしたい、フェムテックの採用が早い
倹約志向で、いらないものを買ってごみになることを嫌う
権威ある人の言論をうのみにせず、事実の裏取りをする
人間らしい弱さも見せる正直なリーダーシップに共感する
旧システム・権力を壊そうとはせず、見方を変える

引用元 https://www.huffingtonpost.jp/entry/dentsu-sdgs-genz_jp_5fe02b91c5b60d41634394dc

大量消費などを嫌う世代であり、
価値観の押し付け、否定せずに多様性を重んじる世代です。

Twitterやインスタで、自由に自身の思いをつぶやくことができる世代なので、それ以前の世代に比べると、いろいろな意見に寛容と言えるかもしれません。

彼らの存在がSDGs関連の市場を押し上げる可能性を含んでいます。

彼らはその前の世代よりも社会貢献や環境負荷の軽減、サスティナビリティなどに関心が強いそうです。

僕の勝手な憶測ではありますが、
彼らは物心ついた頃から今日に至るまで、生活レベルでの好景気を体感したことがない世代であり、かつ地球温暖化などがクローズアップされ、さらには東日本大震災を十代以前で経験している世代です。

従い、大量消費というものには縁がなく、
むしろ悪だと思う人も多いのではないかと思っています。

東日本大震災では、日本人の助け合いというものを目の当たりにして、
自分自身も貢献したいという思いも湧いてきたり、逆に原発のあの悲惨な事故をみて、今当たり前にある電力などは持続可能なものなのだろうかという疑問を持った人も多いのではないかと思います。

そういう貢献意識や環境への関心の高いジェネレーションZがこれからもっと経済力をつけてきたら、SDGs関連の市場はさらに盛り上がりを見せるのではないかと思っています。

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