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火星サイクル手帳 2019-2020は10月4日から下半期

占星術では天体の動きを見ていろいろなことを読むのですが、天体の動きを読むための目盛りが12のサイン(星座)となっていて、牡羊座から始まり、魚座で終わります。
太陽はちょうど1年で12サインを一巡します。ほかの天体は、ほかの天体なりのスピードでこのサイクルを一巡するわけです。

火星はというと、2019年1月1日に牡羊座入りしたときから今サイクルが始まりました(今回のサイクルでは火星が逆行しないので1年と5ヵ月で次の牡羊座に入るという異例の短さ。普通ほぼ2年弱です。ちなみに次の火星サイクルは1年と9ヵ月半)。

現在、天空の火星は6番目のサイン、乙女座を運行中で、10月4日には7番目のサインである天秤座に入ります。サインは全部で12ですから、もうおわかりの通り、火星はちょうど半分まで進んできたということですね。

火星ワークというのは、2018年の終わり頃までにふわふわ考えていたことを、2019年の火星の牡羊座入り(1月1日。今年はたまたまカレンダーのお正月と重なりました!)の頃から計画や目標としてハッキリ意識化し、火星がサインを移るときのムードやイメージを体感しながら、その実現や達成に向かって進めていく、というものです。

火星ワークをしている方でも、最近知ったという方でも、いま初めて聞いたという方でも。
せっかくわかりやすいので、ちょっと振り返ってみていただくといいかなと思います。今年の1月頃にこんなことをしようとか、これからはこんな自分じゃだめだとか、何か思っていませんでしたか?

火星は思いたって行動し、達成していくエネルギーの象徴です。
火星ワークとは、天空の火星がいまどんな状態にあるのかを見ながら、自分の計画を進めたり、行動する自分を育てたりしていってはどうか、という試みです。

簡単な説明は前の記事にも書いています「わたしの火星ワーク」
https://note.mu/posinega/n/n29dc790f5cd1


乙女座に火星があるとき


乙女座というサインは、環境に合わせて自分を調整するサインです。
「こういうことを求められているんだろうなぁ」と想定した形にできるだけ近づくように自分自身をノミで穿って彫刻していくような感じです(まあ、ある種のMです)。結果から言えば調整の末のただの自己満足だったりもするのですが、実は! ここで自分を仮想敵?にしながら独り切磋琢磨することがスキルの蓄積につながったりもするので、侮れません。

というわけで。というのはちょっと短絡的なのですが。
行動するエネルギーの象徴、火星が乙女座にあるときは、エネルギーは「自分磨き」に向かいがちです。ところが自分で自分にお題を出しているようなものなので、結果はよくて自己満足です。でも、それだって大事だし、自分が譲れない範囲が少しずつわかり始めるのもこの時期なんですね。

乙女座火星については少し前、まほのブログのほうに記事を書きました。ご興味あればご覧くださいね。
ambient alchemy まほのほんわか日記「この結果は 山羊座で出すと 乙女火星言い」
http://majomaho.jugem.jp/?eid=457

乙女座から天秤座に入ると得られるもの

天秤座はそれまで自分内でいろいろやって作り上げたものを、初めて人前にさらすサインです。人に批評されてなんぼ。注文つけられてなんぼ。さまざまな「外野からの声、人に見られる体験」を経て、折られながらも成長していくのです。
乙女座までに作り上げたものは自分ではカンペキと思っているのでつい人に揉まれることばかりを書いてしまうのですが、いいことだってあるんですよね。

乙女から天秤への流れを説明するにはちょっと変な例なのですが……。
8、9年くらい前でしょうか。小さなカッティングボードを探していました。我が家の狭いテーブルの隅にちょこっと置けておかわりのパンを切るのに使えるくらいのサイズのが、うちにはなかったのです。このくらいの厚さで、天然木でできていて、着色されてなくて、できたら形もかわいいのがいいなと妄想をふくらませていました。
でも、その頃はあまりカッティングボード自体がいまほど流行っていなくて、お店にあるのはキッチンで使う大きなものばかり。あちこち探してみたけれどもちょうどよいのがありませんでした。
で、ある日、沿線の駅ビルに入っているキッチン&テーブルウェアのお店を覗いてみたのです。小さなテナントスペースなので、置いてある品物も少ない。そもそもカッティングボードというものが置いてなかった(笑)。あ、やっぱりないんだなー。というところまでが乙女サインの妄想です。

でも、その日はふと店員さんに訊いてみたんです。「このくらいの大きさで木のカッティングボードを探しているんですけど」って。
そうしたらね。「あ、いまはないんですけど、取り寄せることができますよ。少しお時間いただきますけど」とカタログを見せてくださって。そこにあったのは、「ああその斧はまさしくわたしの落とした斧です!」と言いたいような、お値段も含めて理想的な品物でした。アカシアの木でできていました。
それで、取り寄せていただいて無事そのカッティングボードを手に入れ、以来いまに至るまでそれは卓上で大活躍しています。めでたしめでたし。

ここで、店員さんに声を掛けてみる、というのが天秤サインのデビューなのです。
乙女の空想や想像で頭がパンパンになっていたのが、「ない」という現実に打ちのめされ、やっぱりないんだなという独りで勝手に決めた結論に落ち着きそうになってきても。
「いや、ここはまず、訊いてみましょう」となるところが天秤の第一歩。妄想じゃない現実を知るために。
もしかしたら、希望のものを誰かが持っていて、それを差し出してくれるかもしれないんですよね。それがもたらされると、妄想の世界は終わりますが、現実は豊かになる。
もしかしたら、自分で作り上げた想像や妄想より、誰かのいる現実のほうが素敵かもしれない。もちろんさほど素敵じゃないかもしれません。でもそれは、天秤の世界に入ってみるまではわからないし得られないし体験できないものなんですよね。


天秤サインは収穫の時期

太陽の暦は春分の日に始まり、春分の前日に終わる1年のサイクル。それで言うと、後半の始まり、天秤サインは秋分の日から始まります。刈り取りの季節でもありますね。秋祭りは豊穣に感謝する収穫祭です。2年弱という火星の周期は太陽の1年周期とはズレるのですが。天秤サインの火星も、やはりひとつの収穫の時期ではあります。自分内で試行錯誤を重ねてそだてたものを収穫し、後半戦、下半期では、実際的で現実的なもの、目に見える形にしていくことになります。

牡羊期からの前半で大事に育てたものは、天秤期を迎えると刈られ、折られ、吟味されるけれど。
まずは収穫祭で実りを喜びたいものです。肉体を持ち、地面にくっついて重力の影響を受けているわたしたちにはわからないことがたくさんあります。収穫といっても、まだ上半期を終えただけ。見える結果が出ていないことのほうが多いのではないでしょうか?

だけれども、いまはこれまで積み重ねたこと、自分の努力や労働や奉仕を自分でねぎらって、下半期に備える大切な時期でもあるのです。


乙女サインの最後に


乙女サインは自分メンテナンスの時期でもあります。メンテナンスのついでに、ここまで自分が何をやれたかを自分の目から眺めるといいかもしれません。
この先やってくる天秤~蠍は「オレってダメだな」という落ち込みを経験しやすい時期。自分が「焼かれる」バイアコンバスタと呼ばれる難所もあります。(バイアコンバスタは、ラテン語で「焼かれた道」。ラテン語っぽくスカして読むならウィアコンブスタよね、たぶん)。
でも、経験から申し上げると、どんなにこの難所で「おまえはダメ」と言われたような気がしても、最終的に手の中に残る何かはあるんですよ。天秤~蠍はそのために揺さぶられ、ふるいにかけられる時期なんじゃないかなーと。

ひとつ前の獅子サインで「おらおらーっ、これでどうじゃ」とオレを主張したあと、乙女サインでは「あれ、やっぱりダメっすかね」と勝手に弱気になったりもするかもしれません。
でも、「オラオラ」の直後に天秤の「他者の視線」が入るわけではなくて、その間に自己完結的であったとしても「あれ、やっぱりダメ?」の乙女が挿入されているところがミソかもしれません(笑)。

等身大の自分ってよく言いますけど、ほんとはそういうの、わからないんじゃないかと思います。
なぜかというとすべてはちょっとずつ動いていて確定することができない。等身大だって、刻々と移り変わっているんですね。
だけれども、天体が乙女サインを通過中は、仮想「等身大自分」を初めて把握できる時期ではないかと思います。それを持って、天秤座以降の下半期の冒険に出かけます。火星の冒険は10月4日から。少しわくわくしてきませんか?


火星ワークの醍醐味


このようにして来月からの下半期を目前にしているのですが。
藤井まほは、早くも来年のことを妄想し始めました(妄想や空想が好きなのです)。ちょうど、2020年の10月始まりのスケジュール帳(愛用の、携帯する手帳タイプ)が発売されたところなので。今週中にそれを手に入れて、火星サイクル手帳や星の暦(占星暦)とつきあわせながら、自分の今サイクル「火星プロジェクト」の着地点をなんとなくでいいから視野に入れておこうかなあと。

まだ火星のワークや火星サイクル手帳が未体験だけれども興味はある!という方は、次のサイクルに向けて興味のあるところから準備&予習していくといいんじゃないかと思います。いまなら、2019-2020の火星サイクル手帳のトライアル価格販売+心理占星術研究家nicoさんの特別鑑定付きもあります。
ニコラボ、火星サイクル手帳 https://mars.nicopla.net/?p=1663

また、火星天秤座入りに合わせて10月5日にはワークショップもあるそうなので、また詳細わかりましたらお知らせしますね。

そして今日は火曜日。毎週火曜日はツイッター、フェイスブック、そしてインスタグラムで、#火曜火星の赤 #火曜日は火星の日 #火星サイクル手帳  というハッシュタグをつけて「赤いものの写真」を投稿する赤タグ活動(有志による)も展開中です。
なぜ赤かというと、タグにもありますが赤は火星の色だから。タグって見るといろいろな赤を見られて元気になれます。もちろん、火曜日、何か赤いものが目につきましたらぜひ気軽にご参加ください♪

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