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Netflixオリジナルドラマ「サンクチュアリ -聖域-」が面白かった!

こんにちは。
最近話題になっているNetflixオリジナルドラマの「サンクチュアリ -聖域-」を観たのですが、前評判通りとても面白かったので、解説したいと思います。


どんなドラマか?

超ざっくりですが、ストーリーとしては以下のような感じです。

・北九州出身の不良少年 小瀬清は、猿将部屋の猿将親方にスカウトを受け、お金を稼ぐために力士になる。
・小瀬は格闘センスはあるが力士に求められる品性が欠けているため、古いしきたりを重んじる先輩や角界の権力者から目の敵にされるが、様々な逆境を乗り越えながら一人前の力士へと成長していく。

相撲をドラマの題材にすることは結構珍しい気がしており、少なくとも私は初めて見ました。
恐らく、力士役は相応の体格や運動能力が求められるので役者探しが大変そうですし、以下にも記載の通り角界は様々なしきたりやしがらみがありそうなので、ドラマ化のハードルが高いのかなと推測しました。

ただ、日本の国技である相撲を題材にするのは海外からの反応も良さそうですし、Netflixオリジナルドラマの題材としてはかなり良いチョイスかなと思いました。


面白かったポイント

①相撲演技の迫力

本作品の登場人物は、主人公を演じた元プロ格闘家一ノ瀬ワタルさんを始めとして格闘技経験者が多く、相撲の取り組みシーンは本格的で迫力満点です。

あとから調べたところによると、出演者は肉体改造の専門家プロのスポーツトレーナー栄養士の指導を撮影開始のほぼ1年前から受け、元大相撲力士・維新力浩司の監修の下、本格的な相撲の稽古を行ったそうです。


②相撲界の古い慣習やしきたり

本作品では、相撲部屋のかわいがり、八百長、タニマチ等、旧態依然とした相撲界のアンタッチャブルにも触れられています。

特に相撲部屋での上下関係や稽古中の厳しすぎる指導は今の時代にはそぐわず、恐らく地上波での放映は難しいシーンも多いですが、そういった点も本作品の魅力の一つかなと感じました。

このような相撲界の古い体質に異議を唱える役割として、政治部から飛ばされて当初は渋々相撲を担当することになった帰国子女の新聞記者役を忽那汐里さんが演じています。
個人的には、土俵に女性が上がってはいけないという古い価値観に異議を唱える彼女に対し、田口トモノヲさん演じる先輩記者が「その異常の先にしか見えない世界があるんだよ」と熱く諭すシーンが個人的には印象的でした。(古い価値観を肯定する訳ではありません。)


③逆境からのサクセスストーリーで味わえる爽快感

実家が借金まみれで荒んだ幼少期を過ごした主人公や、同じく借金が原因で母と弟が自殺してしまったライバル力士の静内は、絶望的な状況から相撲に打ち込むことで逆転の人生を切り開いていきます。

本作は「相撲版スラムダンク」とも言われており、逆境から才能と努力で成り上がるサクセスストーリーとして描かれていますが、最終話を観終わった際は何とも言えない清々しい気分になりました。


もし本記事を読んで興味を持った方は、是非Netflixで本作品を観ていただけると嬉しいです!

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