デレマスのカードゲームとか出たらいいなって話──思いついたゲームルール付き

アイドルマスターシンデレラガールズ。

今年で10周年を迎える本作でプロデュース可能なアイドルは、他のアイマスブランドと比べても破格の総勢190名(他ブランドからの参加組、韓国組を除く)という超大所帯。当然キャラの掘り下げにもムラが出たり、アイドルのフルネームを答えるのが公式ゲーム内のクイズになったりするほど。

一方で、他のアイマスブランドにない特色が、舞台を特定のプロダクションにしていない事によるものなのか、IFの存在が多様に在り、ユニットの組み合わせが実に多彩なところ。
顕著な例として、福島出身のキノコ大好き・興奮するとヘヴィメタル気質になるアイドル「星輝子」を含むユニットとすると・・・

・星輝子+白坂小梅=NiGHT ENCOUNTER
・星輝子+白坂小梅+輿水幸子=カワイイボクと142's
・星輝子+白坂小梅+神崎蘭子=kNiGHT of WALPURGiS
・星輝子+森久保乃々=サイレントスクリーマー
・星輝子+森久保乃々+早坂美玲=インディヴィジュアルズ
・星輝子+森久保乃々+佐久間まゆ=アンダーザデスク
・星輝子+黒川千秋+大西由里子=BLACK DESIRE

これでも一部で、それこそ「インディヴィジュアルズ」や「カワイイボクと142's」のようにデレステでイベント楽曲を披露する例もあれば、デレマスのイベントで1回組んだきりの例も多々ある。
知ってるか、実装当初は自身をボッチノコって言ってたんだぜ、輝子…。

この例の何が顕著かといえば、既存のユニットに別のアイドルが加わる・外れる・入れ替わるとした場合、それで別なユニットが成立するところ。
それでいて意外にも星輝子+白坂小梅+森久保乃々というユニットは今のところ存在しないんだけど。

で。

これだけ多くのユニットがあって「これはドンジャラとかにしたら大変そうだなあ…」などと風呂場で髪を洗いながら思っていたら急に沸いたインスピレーションが、この記事の本題です。

私が思いつくくらいだから、既に商魂たくましい誰かが同人とかでやってるんじゃないかと思いましたが、見つからないのでここに放流します。
願わくば公式で出してほしいなあ。カード媒体でなくミニゲームでもいいぞ。私はデレマスやってないから、ぜひデレステで。

基本セット

「アイドルマスターシンデレラガールズ」内でプロデュース可能なアイドルのカード。他ブランド・韓国版を除くと190枚(2021年7月現在)。
以上。

遊びの幅を拡げるために「ちひろさんカード」「スタドリカード」みたいなのがあってもいいかもしれませんが、そもそも本記事はただの妄想なので、そこまではいたしません。

アイドルカードはそれぞれ、
・キャラクター名・容姿
・属性(背景色やシンボルで表現)
・プロフィール
を掲載するものとします。

なお、「他ブランド・韓国版を除く」としたのは、別にこの辺が嫌いだとかそういう事ではなく、今回提案する遊びが基本的に「ユニット」を主軸としているため、いらない子扱いされそうで、むしろかわいそうだなと。

また、ここで言うユニットは特に断りのない限り、公式にゲームないしアニメで結成されたものを対象とします。二次創作のカップリングとかはキリがないのでNG。

遊び① ユニットポーカー

基本ルールはポーカーと同じ。参加人数は2名以上。
よく切ったアイドルカードを山から5枚引き、1回だけ必要に応じて何枚かを捨てて、捨てた枚数分のカードを山から引きます。

最終的に手元に残ったカードで結成可能なユニットで得られる得点で、勝敗を競います。当然、人数の多いユニットほど難易度が高くなるので、それ相応に高得点。

仮に、2人ユニットなら10点、3人ユニットなら50点、4人ユニットなら100点、5人ユニットなら200点として。

手札が「安部菜々」「佐藤心」「三船美優」「浅利七海」「沢田麻理菜」だったとすると。(平均年齢が高いとか言うな、菜々さんは17歳じゃないか)
・安部菜々+佐藤心=しゅがしゅが☆み~ん(10点)
・安部菜々+佐藤心+三船美優=カミング・オブ・エイジ!(50点)
・佐藤心+沢田麻理菜=エターナルレディエイト(10点)
・佐藤心+沢田麻理菜+三船美優=女王の同級生(花嫁)(50点)
これで合計120点が持ち点となり、これを競うわけです。

「浅利七海」がどのユニットにも属していませんが、ここに「一ノ瀬志希」が来ると「ネクストニューカマー」が成立します。
一方で、既に「宵乙女」の5人中3人が揃っている状態ですから、大役狙いで「浅利七海」「沢田麻理菜」を切って「片桐早苗」「高垣楓」を期待するのもひとつでしょう。確率的には相当な浪漫ですけども。

このゲームの奥深さを決めるのは、最初に配られたカードで誰を主軸とするかの見極めでしょう。
言うまでもなく上記の例では「佐藤心」を主軸としていました。年長組のユニットはもちろん、面倒見もいい彼女は一回り年下のアイドル達とユニットを組むことも多々あります。

とはいえ、最初に配られた手札から、既に結成可能なユニットを中心に取捨選択していくのが定石となりそうですね。

遊び方② 妄想ユニットメーカー

参加人数は1名以上。

よく切ったアイドルカードを山から5枚引きます。ポーカーと同様、回数限定で手札をトレードする事を可能としてもいいかもしれません。
この5名のアイドルで結成されるユニット名、特色、各アイドルの持ち回りなどを妄想して、各々が順に発表していきます。
当然、勝敗を競うものではありません。

ここで役立つのがカードに記載されたプロフィール。
身体的特徴や趣味・出身地など、共通点や、むしろ不揃いな点などが、ユニットを妄想するにあたっての材料ともなるでしょう。

冒頭にユニットの定義を「特に断りのない限り、公式にゲームないしアニメで結成されたもの」としていましたが、その断りがこの遊び方でした。

遊び方③ ユニットドンジャラ(仮)

これを考えていたせいで長風呂しかけました。なお(仮)というのは、このルールってドンジャラでもないし麻雀でもないし、いい名前が思いつかないので。花札かなあもと思ったけど、だいぶ違うし。

参加人数は2名~4名。5名以上もできるんでしょうが、麻雀やドンジャラのような座組を想定していました。

よく切ったアイドルカードをテーブル中央に置き、順に1枚ずつ引いていきます。カードを引いた後、手持ちのカードから1枚を場に捨てるか、あるいは捨てない事を宣言するかで、自身のターンは終了します。
捨てたカードは表向きにしておきます。

そして、手札のアイドルの組み合わせで、全員が何かしらのユニットで成立することを条件として「あがり」を宣言できます。
極端な話、2巡目でいきなりあがれる場合もありますが、そこに制限を設けるかどうかはルールメーカー次第じゃないでしょうか。

得点はユニットポーカーで定義したように、構成人数に応じて定義し、その合計点を全員から徴収します。
このゲームで重要になってくるのは「何を切られたか」「何を切るか」
あんまりアイドルを切るとか言いたくないですけど。縁起悪いですし。

麻雀やドンジャラと違って同じカードは複数枚存在しません。
そのため、場に捨てられたカードのアイドルで結成可能なユニットは成立しないことになります。蘭子を持っていても、待っていた飛鳥を誰かが切ったら、その時点でダークイルミネイトは成立しなくなります。
麻雀で言う「ポン」のように、切られたカードを他者が回収できるルールを設けても良いかもしれませんが、これは妄想なので以下略。

期待していたカードが切られたとき、どのように立て直すのか。
切られたカードの傾向から、相手が何を持っているのか。

そういった麻雀的な駆け引きが、このゲームの醍醐味じゃないでしょうか。

総括

今回提案した遊びの共通点は、組み合わせの楽しさ。

古来より、推しのキャラと別のキャラを組み合わせて、その掛け合いを愉しむのが紳士の嗜み。しかし、推しを中心に考えていると、いささか限界があります。
そこでドンジャラ的なランダム要素を持ち込んでみると、こんな感じに、なかなか面白くなりそうな遊びに発展しました。
冒頭にも書きましたが、本当に誰か(特に公式)作ってくれないかなーと思うばかりです。

役=ユニットを覚えるのが大変そうですが、麻雀ですらすべての役を把握してプレイしているのがどれくらいいるかって話ですし、自動判定の仕組みを作ってみるのもいいですよね。
……え、みんな麻雀の役、半分くらいしか知らないよね?ね?

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