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【ゲームしすぎ🎮👦💢】あなたの子どもが勉強よりもゲームを愛する【シンプルな理由】

はいこんちはッ!!ポジティブ先生です🔥

本日は、【子供達がなぜ狂ったようにゲームを愛して、勉強はあまりしないのか】について解説していきます。

子どもはゲーム大好きですよね。
勉強はそっちのけで、ゲームに命を燃やしている気がします。

これはどの子にも当てはまります。頭が良い子も、あまり良くない子もみんなに言えることです。

今私は偏差値が70を超える私学で教員をしていますが、やっぱりゲームが大好きな子達で溢れています。

もうみんな好きなんですよね。

なぜそれほどまでに、ゲームを愛しているのでしょうか。

お子様がゲームをしすぎて、勉強に手が回らないなんてことがないように、少しでもお力になれれば幸いです。

1. なぜ子供達は狂ったようにゲームを愛するのか?

まず初めに、なぜみんなゲームが大好きなのかをご説明します。
これは非常にシンプルです。

ゲームは「人間の脳が快楽を感じるように設計されているから」なんです。

人間の脳は、嬉しいことがあると快楽を感じます。
物事を乗り越えた時などによく感じますね。
そして、その快楽を得た行為を、また何度も繰り返したくなります。

さて、もうゲームの依存性について大体わかりましたね?

そう。
ゲームでは、この「チャレンジして何かを乗り越える」と言う場面がたくさん散りばめられています。

しかも、散りばめ方がかなり絶妙で上手いのです。

その人が乗り越えられるかどうかギリギリのところに相手の強さを設定しているのです。

例えば、「ポケモン」です。
ポケモンは物語の最初はレベル5くらいのポケモンしか出てきません。

これはなぜかというと、急にレベル50の敵が出てきても絶対に倒せないため、ユーザーが「乗り越えて快楽を感じる」ことができないのです。

これでは、取り憑かれたりはしないでしょう。
早々に諦めてしまいます。

だから、ゲームの開発者は、ユーザーと同じレベルか、ちょっと頑張ったら倒せるくらいのレベル感に設定しておきます。

そして、ユーザーが物語を進めて、少しずつ強くなるたびに、出てくる相手も少しずつレベルをあげて、「乗り越えた」と言う経験をたくさん与えるのです。

これによって、一連の物語が終わるまでは、永遠に「乗り越えた!」と言う快楽物質が出続けることになります。

非常に上手く設定されています。

「ウイニングイレブン」などのサッカーがゲームも同様です。
オンライン対戦をするときは、日本中の誰かとランダムで戦うことになりますが、完全ランダムではないのです。

大体同じ戦績の人と戦うように設定されているのです。

さすがです。

相手が弱すぎてもつまらないし、強すぎたらやる気がなくなる。

「真剣に取り組んで、ようやく勝てる。」これが、人間の脳から一番快楽物質が出てくるシチュエーションなのです。

そして、これを一定時間(期間)続けると、依存します。
そりゃそうです。人間は快楽を感じていたい生き物ですから、ゲームを続けようとしていきます。

そして、勉強しなくなってしまうのです。

今や、有料の5000円くらいのゲームから、スマホの無料でできるゲームまで全て、このように設計されています。
誰もが、ゲームの虜になる可能性があるといっても過言ではないでしょう。

2. ゲームとうまく付き合っていくために

さて、ではこの恐ろしいゲームとどのように付き合っていけば良いのでしょうか。

いくつか対策があるのでご紹介します。

その1「物理的に禁止する」
これが、一番ラクで効果的ではあります。笑
物理的に離してしまうのです。
人間、「慣れるとどうとでもなる」生き物です。
最初は反抗したとしても、そのうちそれが当たり前になっていき、「ゲームをする」と言う選択肢を頭の中から外していきます。

ただ、注意点もあって、「ゲーム大好き!」と言う子に対して、禁止してしまうと、親子間の関係性が悪くなります。

また、この手法は確かに手っ取り早くて効果的ではありますが、子どもの気持ちも考えてあげてください。
子どもの気持ちを考えない教育をしていると、
子どもはどこかで爆発したり、
親に不信感を抱いたり、
将来あなたと同じように子どもや誰かに理屈抜きで酷いことをします。

「1日30分と時間を決めてやる」「平日はやらずに休日だけ1時間ずつ」など、ご家庭にあったルールを決めると良いでしょう。
そして、その時に、子どもを配慮するような声掛けをしてあげてください。
「時間制限するのはあなたの視力を悪くしたくないから」「勉強もしっかりやっておくと、将来のあなたの選択肢が広がるから。」などと言ってあげると良いでしょう。

皆さんは親なので、ある程度の主導権はあっても大丈夫ですが、子どもの気持ちも汲み取りつつ、最終的なご家庭のルールを決めてください。

その2「何かの報酬として許可する」

こちらも効果的です。
勉強も絶対してほしいのだから、勉強をしたことに対する「報酬」としてゲームを位置付けるのもありです。

こうすれば、仕方なくでも勉強をするようになります。

そして、勉強も一旦始めてみれば、ゲームと同様「何かを乗り越える」と言う脳の快楽物質の分泌を促すような仕組みになっています。

問題が解けた時、「やった!」と嬉しそうにしている姿は、ゲームで相手を倒した時と似たような状態です。

それがゲームをいつでもやっていいという状況だと、
常にゲームで快楽物質を得ようとします。
しかし、勉強でも得ることができるとなると、勉強への興味関心が向上します。

そして、勉強をさせる際にはゲーム同様、「レベル感がその子に合っているか」が非常に重要なわけです。

レベルが高すぎた場合、「どうせできない」と考えてやる気を失います。

ちょうど良いレベル感の問題を、最初にサクサクやってもらうと良いです。

報酬ありきで勉強をやっていたらダメだ!と思われるご家庭もあるかもしれませんが、報酬がデカすぎなければ大丈夫です。

報酬は、あくまで勉強を始める「とっかかり」ですから、普通に勉強をやって、良いレベル感の問題を解いていたら、いやでも脳内快楽物質が出てきます。

そして、勉強の面白さにも気づいてくれます。

親のこだわりで、「そもそも勉強しない」と言う状況だけは避けましょう。


いかがだったでしょうか。
皆さんのお子さんがゲームが好きな理由は、「人間の脳の設計上」仕方がないことだったのです。

つまり、上手く付き合ったもの勝ち。
今回の記事を踏まえて、子どもがゲームを好むことを「少しは認めつつ」、具体的な対策を各ご家庭で決めて頂けると幸いです。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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