見出し画像

円安って何?💰小中高生に教えたい【円安の影響】

はいこんにちは!ポジティブ先生です!
今日もあなたは最高です!!!!

本日は自称大人気シリーズ【お金の教育💰】
小中高生にお金について詳しくなってもらう企画です。
高校を卒業して働き出した後、めちゃくちゃ役に立ちます。

もちろん、保護者の皆様も勉強になる内容を心がけています。

本日は【円安・円高】について解説します。

最近はよくニュースで「円安だ!」と叫ばれているので、言葉だけは聞いたことがあるのではないでしょうか。
しかし、実際のところ、円安でどう言った影響があるのかちゃんと説明できる人は少ないと思います。

本日の記事を読んで、円安について説明できるようになっちゃいましょう!

1. 円安とは

円安とは、円の価値が相対的に安くなる事です。
どういう事でしょうか。

まず初めに押さえておかなければならないことは、お金は価値が変動するものだということです。

日本円とアメリカのドルは、どちらも価格が一定ではなく、お互いに価値が変動しています。

つまり、1ドル=100円の時もあれば、1ドルが120円になる時もあるということです。
(ドルは世界の中心の通貨なので、大体1ドルを基準にして考えます。)

1ドル=100円から1ドル120円になったということは、アメリカの1ドルをもらおうと思った時に、これまでは日本円で100円払えば交換してもらっていたのに、120円払わないと交換してもらえなくなったということです。

これは、円の価値がドルに対して相対的に安くなっているということですね。

これが、円安の状態です。

さて、そして今は円安がすごい勢いで進んでいます。

なんと今は1ドル=約150円なのです。

ちなみに、3年前の2020年10月時点では、1ドル=105円でした。

3年間でおよそ1.5倍の円が必要となってしまったわけです。
なんだか大変そうですね。

さて、それでは次に、円安の時にどんなことが起こるのかご説明します。
良いことも悪いこともおきますが、基本的に今の日本の状況を踏まえると、各家庭には悪いことの方が起きやすいです。

私は日本で生活して日本で生きていくから関係ない!という人。
それは大きな勘違いです。

日本で生活している人にも円安は我々に大きな影響を与えるのです。

しっかりチェックしていきましょう。

ちなみに下の図はここ5年間のドル円(1ドルが何円かを表したもの)の推移です。この推移の様子を表したものをチャートと呼びます。
とんでもない勢いで、1ドルを交換するのに必要な円の量が増えていますね。
つまり、とんでもない勢いで円安が進んでいるのです。

ドル円のチャート(1ドルがいくらかを表したもの)

2. 円安により起こる悪いこと

さて、それでは円安によりどんな悪いことが起こるのか考えていきましょう。

まず初めに挙げられることは、外国関連の製品やサービスが高くなるということです。

例えば、最も身近なところで言うとiPhoneが挙げられます。
iPhoneは、アメリカのappleという会社で作られています。

つまり、外国の製品です。
iPhoneは今、値上げラッシュです。

iPhone11は10万円かかりませんでしたが、つい最近販売されたiPhone15は12万4800円〜という価格設計になっています。

この価格の違いには性能の違い等ももちろん含まれていますが、円安による変動の大きさもバカになりません。

円安が進むことで、海外の製品に手が出にくくなるというデメリットがまず挙げられます。

次に、海外旅行がしにくくなります。
例えば、アメリカに旅行しようと思った時に全部で3000ドル必要だとします。
もし、1ドル=100円であれば、30万円あれば旅行できます。
しかし、1ドル=150円であれば、45万円の費用が必要になるのです。

15万円の差は大きいですよね。
円安により、海外旅行にも行きにくくなってしまいます。

最後は、貿易についてです。
先ほども言ったように、外国製品を買うのに以前よりお金が必要になりますので、輸入に悪影響が与えられます。
海外の製品が高くなってしまうのです。

3. 円安により起こる良いこと

実は、円安により良いことも起こります。
まずは、輸出業です。

1ドル=100円の時に、100ドルで輸出したら1万円になります。
しかし、1ドル=150円の時に、100ドル=150円で輸出したら1万5000円を得ることができます。

儲けが増えましたね。
これにより、輸出業には追い風が吹きます。

最近トヨタが最高益を出したというニュースがありましたが、これは円安により輸出業での儲けが増えたことが要因の1つです。

外国にお客さんがいる企業にとっては円安は儲けにつながるのです。

続いて、ドルを持っている人は資産が増えます。

もし、アメリカで働いていたり、アメリカの株を持っている人がいれば、円を基準にしたときに、円安により資産が増えるのです。

1万ドル持っているひとがいたとしましょう。
1ドル=100円の時は、日本円にすると100万円になりますが、1ドル=150円であれば、日本円にすると150万円です。

ドルだと価値は同じなのに、日本円で考えると50万円も増えるのです。

これは嬉しいですね。

円安の状況下においては、ドルで資産を持っている人が強いと言えます。
日本円だけを持っているのではなく、ドルにも資産をある程度移しておくと良いでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。
円安について知っていることは非常に重要です。

なぜなら、今は数十年単位でも稀に見る円安の状況下だからです。

下手をすると、1.5倍や2倍資産が目減りする可能性があります。
しっかりとした知識を持って、お金とうまく付き合っていきましょう。

みなさんやみなさんのお子様がお金に困らない生活をすることを願っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?