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不動産投資が身近に!不動産クラウドファンディングと現物不動産投資との違いは?

 近頃、様々な場面で目にするクラウドファンディング。
株式会社矢野経済研究所の調査によると、2021年度の国内クラウドファンディング市場規模は1,642億2,100万円。
その中でも不動産クラウドファンディングは、近年の法改正において規制緩和が行われ、参入企業も続々と増えてきており、「不動産クラウドファンディング」と検索すると多くのサービスが出てきます。
 
そもそも、不動産クラウドファンディングとはどんなものなのでしょうか?

不動産クラウドファンディングとは?

不動産クラウドファンディングとは、事業者が不特定多数の人々(投資家)からインターネット上で資金を集め、不動産を取得・運用し、その運用収益を投資家に分配する事業です。
投資対象としては、区分マンションや一棟マンションを中心にホテル、商業施設、空き家再生などさまざまです。
 
大きな特徴としては、“小額から投資を始められること”。
1万円から不動産投資を行うことができ、初心者でも比較的取り組みやすいです。
 
その他の特徴を現物不動産投資と比較して見てみましょう。

不動産クラウドファンディングと現物不動産投資との違いは?

運用の手間

まずは、“運用の手間”について。
不動産クラウドファンディングは、運用の手間がほとんどありません。
現物不動産投資も、投資の中では運用の手間はかなり少ない方ですが、不動産クラウドファンディングは出資する案件を決めてしまえば、運用はすべて事業者におまかせできます。

リスク

“リスク”についてはどうでしょうか?
不動産クラウドファンディングは、事業者が倒産してしまう会社倒産リスクや、元本保証がされていないため元本割れリスクの可能性があります。一方、現物不動産投資のリスクは、入居者が決まらない空室リスクや、地震などの災害リスクが挙げられます。

収益性

最後に、“収益性”について見てみましょう。
投資費用に関しては、前述のように不動産クラウドファンディングは小額(1万円~)から始めることができる一方、現物不動産投資は一定額の初期費用が必要ですが、金融機関でローンを組むことができます。
利回りは物件の種類や場所など案件により異なりますが、平均的に3~7%と幅があり、高いものは10%を超えるものもあります。どちらにせよ、案件をきちんと見定める必要性がありますね。
その他、節税効果が現物不動産投資にはあり、一般的なクラウドファンディングにはない点も大きな違いです。

身近になってきている不動産投資

今回ご紹介したクラウドファンディング型と現物投資型以外にも、REITや小口型商品など、複数の手法があります。
「不動産投資」と聞くと一見ハードルが高く感じますが、少額から始められる方法もあり、投資が身近になってきているように感じます。
自分に合った投資方法を選んで、資産形成に取り組んでいきたいですね。

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