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郵便屋、自動車学校(普通自動二輪)に通う 19時間目「最終回、卒業検定」

緊張するつもりはなかったんです。
卒業検定ではなく、19時間目の教習だと思って臨む気でした。

が!

前日から寝付きが悪く、朝は早く目が覚めました。

当日は雲一つない快晴でした。風もありません。暑いです。
教習所に着いてから心は落ち着いて、スーフォアとの別れを惜しんで乗ろうと思っていたのです。

試験は6人参加しました。4人が普通、2人が大型。
普通二輪にめちゃくちゃかわいい女の子がいたんです。小柄で、綺麗なイエローゴールドの髪色で、とても良い雰囲気。

ぼく、女の子に縁がなくて、女の子の友達がほしいと心の底から思っていたのです。この子と仲良くなりたい、と。
彼氏はいるはずなので、付き合いたいとかそういうことじゃないんですよ、マジで。バイクに乗るようなかわいい女の子と友達になりたいと思っただけなんですほんとです信じてください。

明らかにナンパみたいになるし変に思われたら嫌なので声をかけられるはずもなく。

みんなぼくより年下っぽかったのですが、一人だけ5、60歳の男性(大型二輪)がいました。

試験の順番はぼくが二番目。
かわいい女の子が一番でした。

かわいい女の子は発進が苦手らしく、多めにふかしてバイクを動かしていたのですが、それ以外は丁寧で、きちんと課題をこなして戻ってきました。間違いなく合格だと確信しましたよ。

で、ぼくの番です。
緊張してなかったんです。ほんとに。

バイクにまたがって発進。エンスト。

エンストしたんです。

めっちゃくっちゃ動揺しましたよ。
教官に思わず頭を下げたのですがそもそも最初の一周は「ならし」で試験ではないので、関係ないんです。
関係ないんですけど「緊張してる」と自覚しちゃったんです。

試験がスタートして、細かいミスをかなりやりました。

・車線間違い

・一本橋6秒

・右折時ショートカット

・ウィンカー消し忘れ

・降車時、ブレーキかけずに降りようとする(バイクが下がっていって慌ててブレーキ握りました)

名誉バイカーみたいな完璧な走りをする気でいたのに、試験とは恐いものです。
落ちた可能性があると思い込んでいました。待ち時間は真剣に落ち込んでいました。

が、冷静に考えたら、一本橋以外の課題は完璧だったし、試験中エンストしなかったし、重大なやらかしはやっていないので、

ええ、そうです

タイトルに最終回とあるように、

もちろん、

合格!!!!!

まあ全員合格でした。
おそらく、一発中止レベル以外は、よほどのことがなければ合格なのでしょうね。

ということで今回で自動車学校の投稿は終わりです。
二ヶ月半通ったのですが、日数でいうと12日間でした。過ぎてしまえばあっという間。

退屈な記事だったかと思いますがここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

気が向いたら大型二輪の取得もやってみたい、とは思うのですが、はたして。

(了)


~次回予告~
普通自動二輪を取得し、110CCという新たなバイクに搭乗するしろやぎ。さばききれない郵便に対し、安全最優先の心が制御不能に陥る
果たしてしろやぎは、事故災害を根絶できるだろうか?

次回、「HONDAの造りしもの」
お楽しみに!

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