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”おもしろさ”が面白い

以前、「おもしろさとは何なのか?」と考えてみたことがある。
※「また長くなりそうだからやめておけ!」と心の声が聞こえる。

まず、その語源について少し調べてみた。

【意味】
面白いとは、楽しい。愉快だ。滑稽だ。おかしい。興味深い。心を惹かれる。
【面白いの語源・由来】
「面白し」という語が、現代の面白いとほぼ同じ意味で上代より使われているため、語源の特定は難しいが、以下の説が有力とされている。
面白い(面白し)の「面」は目の前を意味し、「白い」は明るくてはっきりしていることを意味した。
そこから、目の前が明るくなった状態をさすようになり、目の前にある景色の美しさを表すようになった。
さらに転じて、「楽しい」や「心地よい」などの意味を持つようになり、明るい感情を表す言葉として広義に使われるようになった。

その他、面白いの語源には、昔、火を囲んで話をしていたところ、面白い話になると皆が一斉に顔を上げ、火に照らされた顔は白く浮かび上がったところからといった説もある。
しかし、この説は「面」と「白い」から作られた、後世の俗説である。

語源由来辞典
https://gogen-yurai.jp/omoshiroi/

また、ある方が言っていたことに…
江戸時代、大衆娯楽として流行っていた歌舞伎。
夜の河原、暗闇の中にて月明かりの下で演者たちが
自分たちの顔が少しでも見えるようにと顔を白く塗って演じていた
という話も聞いたことがある。
つまり、「面(顔)」が「白い」顔が白いということが、
面白かったのかもしれないとも思う。
※顔をわざわざ白く塗ることは滑稽なことと思える。
歌舞伎の語源は「かぶく」、すなわち人とは違った姿や
振る舞いを見せることにあるということを考えれば、
まんざら外れている気もしない。

「面白い」は、すなわち「普通じゃない」「珍しい」とも言えるのかもしれない。

そして、「おもしろい」という言葉の意味は思いの外広い。
「楽しい」「愉快だ」「滑稽だ」「おかしい」「興味深い」
「心を惹かれる」
分類すると「笑えること」か「興味をそそられる」ということに
なるだろうか。
そういう意味では英語の「Funny」と「Interesting」とではきっちり意味が分かれているように思える。

結論、「面白い」という言葉は、意味が広く「面白さ」を受け取る側の
好き嫌いにも依存するということに至った。
※笑えるお笑い番組・動画も在れば、そうでもないものも存在する。

今回のnote投稿は、
自分が面白いと感じるものを突き詰めて表現していきたいという
意思表明でもある。

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