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たとえ現職で優秀と言われていても転職は容易ではない話【転職経験談】

● 〇〇さんは優秀だね!
● どこにでも行けるね
● なんでもできるね

現職の会社で上記のように言われている方いませんか?
何を隠そう僕自身がそうでした(笑)

上記のようなことを言われると自己肯定感が上がり、大変嬉しいことですが、どこでも行けるねという言葉は鵜呑みにしてはいけませんよ。
なぜなら…初めに結論になりますが

自らの優秀さを他者に文書でわからせることは容易ではないから

僕の経験談も踏まえつつ少し解説していきますね。


書類でガンガン落とされと優秀さを説く時間すら与えられない

転職活動をすると、全ての人が直面するのが「書類選考の壁」です。

基本的に転職活動をすると以下の流れで進行していきます。
(※1) 書類選考 → 面接① → 面接② → …(※2) 
※1)書類選考の前に筆記試験やカジュアル面談のある企業もあります
※2)面接の回数は企業によって異なります

上記で示す通り、全ての人はまず間違いなく書類選考から入るわけですが、書類選考で落とされると、自分をアピールする時間さえ与えられないのが現実です。

ちなみに僕も10社ほど書類で落とされました。

直接話をする機会がない限り、自分が以下に優秀か、転職後にあなたたちに貢献できます、とヒトコトも発することができないわけです。

書類選考を通過するために必要なこと

「書類選考で企業はそもそも何をみてるの?」
「じゃあ書類選考を通過するには何をすればいいの?」

上記のような疑問に答えます。

書類選考で企業は何をみているのか

まずは書類選考でのチェックポイントについてです。
これは細かいところでは各企業によって、微妙に違いますが、各企業必ず共通しているのが以下の部分です。

書類選考のポイント
大前提
:転職は「即戦力」をもとめている
ゆえに:募集要項に合った人材であるかどうかをみている

【転職は「即戦力」をもとめている】
 まず大前提としてここは必ず理解しておきましょう。
 新卒入社と中途入社(転職)の大きな違いは、即戦力か否か。

 つまり、企業が初めからその人材を育てなければいけないのか、
 それとも、ある程度の能力を持っている状態からスタートするか、
 この違いがあります。

【募集要項に合った人材であるかどうか】
 即戦力を求めているがゆえに、企業が欲している能力に合った経験が
 あるかどうかを必ず見られます。
 
 例えば、企業が募集しているのは「ECサイトの運営経験」だったときに
 応募者の経験が「店舗の運営経験」でした。
 これは募集要項に当てはまっていないと言えますよね。
 
 もう少し抽象的な表現をすると…
 募集要項に対して応募者の職歴が合っているか ということですね。
 
 転職活動をしていると「あの有名な企業に入りたい」「条件が良いな」
 色んな要素で応募意向が生まれます。

 しかし、それはあなた自身の要望であって、企業からすると違います。
 つまり、募集要項のまとめ方は企業が欲している形に合わせるわけです。
 
 実際に僕も未経験の分野に応募しました。
 でもやっぱ書類は通らない…w

書類選考を通過するには何をすればいいのか

「じゃあ経験がないと絶対に希望の企業には入社できないの?」

平たく言ってしまえば答えは「Yes」です。
しかし、努力できる余地はあります。
例えば、「これまで携わったプロジェクトで募集要項に沿った部分にフォーカスする」というのもひとつの方法でしょう。

「ECの運営経験はないけど、ECの運営メンバーと共にプロジェクト進行したこと」であるとか、アピールの仕方はありますが、これも工夫のひとつにすぎません。

なぜなら、あなたの他に「EC運営経験のある人」が応募していれば、相対評価で落とされてしまうからです。それが書類選考です。

ビジョンを持って職歴を磨くことが大事

「経験がない自分には難しそうだな…」と思う人もいるかもしれませんが、取りうる最善の努力として「職歴を磨く」ということを意識していきましょう。

学歴と職歴の違いは「経験」にあります。

● 学歴:誰もが知っている偏差値の高い大学を卒業している
● 職歴:能力を担保するこれまでの経験の積み重ね

高学歴の無能<低学歴でも募集要項に沿った経験を持った人材がほしい
すごく極端な表現をすると、転職活動とは上記のようになります。

何を成し遂げたか、どのような結果を出したか、をわかりやすく職歴として引っ提げて現職を卒業し、他社に踏み込むことが転職の秘訣です。

転職を繰り返してすこしずつ理想に近づけることも可能

「いま」は理想とかけ離れていても、転職を繰り返すことで理想に近づく方法もあります。

例えば、
● いま:某リユース企業
● 理想:Yahoo!やメルカリのようなIT×リユース企業

もしあなた自身のリユース経験が「店舗などのオフライン」経験しかないと、オンラインを中心としたビジネスを展開する企業にとってはマッチしないと判断されるでしょう。

ですが、いまから「コンサルティングファーム」に転職したとしましょう。
コンサルティングファームの「小売り関連」のプロジェクトをこなし、現職の「店舗などのオフライン」経験を活かしつつ、様々な企業の課題解決を行うとします。

すると、中にはオンライン絡みの案件も含まれてきて経験値を積み上げることができます。

結果、コンサルティングファームでの経験を積んだ「職歴」はオンラインを中心としたビジネスを展開する企業にとって欲しい人材へと変化していきます。

上記のように、ビジョンを持って職歴を磨くことで理想に近づける方法もあります。

まとめ

本記事では、僕の転職活動経験をシェアしつつ転職の留意点のようなことを解説してきました。

この記事の内容が誰かの役に立てば幸いです。

短期的な視点だけではなく、中長期的な視点を持って取り組めば未来は切り開けるはず!と思って取り組んでいきましょう。

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