痔ろう(肛門周囲膿瘍)の覚書

はじめに

この記事は、わたくしが肛門周囲膿瘍になった際に、不安だったこと、そして次にもし同じようなことになった場合に覚えておきたいことをメモとして書いておきます。
もしも、皆さんの中で肛門周囲膿瘍と診断され、不安を覚えている方がいれば、参考にしていただきたいです。

なぜ、肛門周囲膿瘍になるのか

ネットで調べたり、主治医の説明によると
・肛門周囲の溝に、下痢などが入り込み、そこで細菌が繁殖して化膿する
・免疫が落ちているときに、化膿しやすい
・肛門周囲が不潔だったりすると、痛みやすいので、清潔しておく
とのこと。

肛門周囲膿瘍と診断されると

基本的には即手術になると思います。私の場合には、手術をやっていない日だったので、一番近い手術ができる日に即手術となりました。
肛門周囲膿瘍とは、粉瘤やニキビの肛門版だと思っていただければいいと思います。
1泊2日の入院となりました。

手術は?

手術名は「肛門周囲膿瘍切開排膿術」
その名の通り、膿瘍をメスで切り込みを入れて、中に入っている膿を絞り出す手術です。
麻酔は局所麻酔で「仙骨硬膜外麻酔」とのこと。要するに尾てい骨付近から針を入れて麻酔を打つ感じです。
麻酔は重く、手術の中で一番痛いといっても過言ではありません。
手術自体は麻酔時間を含めて25分~30分程度。麻酔は20分くらいで効いてくるみたいです。
あと、手術前に肛門周辺を剃毛します。

術後は?

僕の受けた病院では、術後3時間はベット上で絶対安静。トイレに行くときは看護師さんを呼んでからです。
切りっぱなしで縫合などはしないので、1時間おきに看護師さんが出血を確認して、必要に応じて肛門に当てているガーゼを交換します。
痛みは痛み止めを飲んでいるので、だいぶ楽ですがそれでもちょっと切れてくると痛みがある場合があります。また、排便をするとやはり出血はかなりありますが、仕方ありません。
食事は夕食から普通に食べることができます。

退院後は

処方された抗生物質と痛み止めを飲む生活をして、1週間後に診察を受けます。
また、出欠や膿が出てくる状態が続きますが、入院中のようにガーゼをいちいち当てているわけにはいかないため、看護師さんからもネットの情報でも「女性用ナプキン」を下着につけることを推奨されます。
病院の近くのドラッグストアでは割と理解がある人もいるようですが、彼女や奥さんがいる方は頼むのがいいかと思います。
しかし、奥さんが生理が重く日ごろから夫が買いに行く人もいるようなので、もし近くにそのような人がいれば「買い方のコツ」なんかを聞くのもいいと思います。

気を付けること

外出時はとにかくウォシュレットがあるところを探しながら生活をする。
不潔になると痛みだすので、とにかく清潔を保つこと。
また、痔の方は円座を使う人も多いかと思いますが、個人的には、いわゆる「ブルーマジック」や「卵が割れないクッション」で有名なハニカム構造のジェル座布団のほうが、患部に負担が少ないのか痛みが少なくなりました。
また、下痢は天敵ですので、なるべく下痢をしない生活を心がけ、免疫が落ちないように睡眠時間を確保することが大事かと思います。

まとめ

まだ筆者は退院後6日しかたっていませんので、今後まだ変化があり次第ここに書いていきます。
直近で決まっているのは、2日後に診察に行って「痔ろう」化しているかどうかを診断してもらうみたいです。

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