見出し画像

「悪魔と相乗りする勇気、あるかな?」どの平成ライダーを観るか迷っている平成ライダー1年生は「仮面ライダーW」がオススメ

仮面ライダーって大人もハマるんでしょ?自分も平成ライダーや令和ライダーを観てみたいな。でも、仮面ライダーってたくさんありすぎてどれが面白いのか決められない… という方は「仮面ライダーW」がオススメです。平成ライダー第11作目の作品であり、(ニチアサ日曜の朝)のライダー文化が熟成されてきた頃に放送されました。

桐山漣が主人公・左翔太郎を演じ、菅田将暉がその相棒でもう一人の主人公フィリップを演じました。「仮面ライダーW」が放送開始されたのは2009年。菅田将暉さんは当時16歳でした(撮影中はもっと若かったかも)。ティーン!!!うーん、若い!!!フィリップを演じていた頃はやや中性的なルックスだったといえます。


「仮面ライダーW」がオススメな理由は5つあります。

1 シリアスとギャグのバランスの良さ
主人公、左翔太郎は私立探偵です。毛利小五郎みたいな探偵です。翔太郎と師匠鳴海荘吉は物語が始まる1年前、「ある大きな仕事」に関わり、敵の組織に侵入した際に荘吉は敵にやられて死亡。その際、翔太郎は敵組織が「管理」していたフィリップを救出します。そこから物語が始まります。

平成ライダー初期作品のようにシリアス度が高すぎず、かといって世界観やストーリー展開に子供っぽ過ぎず、とにかくバランスがいいです。

初期の「555」なんて後半はずっとシリアス展開続きでだいぶ重い内容でした。「龍騎」も…最後の方は… ね。個人的にどちらも好きですけど。

ギャグ的な要素もけっこうあります。特に、ヒロインの亜樹子と翔太郎が絡むと面白いです。

2 探偵モノの世界観がとっつきやすい
翔太朗はハードボイルド小説を好み、ハットを被り、常に渋い男であろうとします。ネタバレ防止の為詳細は省きますが、フワッとしてミステリアスな存在であるフィリップとは対極のイメージです。そこに元気キャラで荘吉の娘である鳴海亜樹子が加わり、相乗効果で明るい雰囲気が漂います。

主人公がSF作品に出てくるような難しい組織ではなく、コナンのように私立探偵というところがとっつきやすいポイントです。

3 登場しているライダーが把握しやすい
平成ライダーは複数の仮面ライダーが登場するものがほとんどです。最初から最後まで一人しかライダーが出てこないのは「クウガ」くらいですね(ライダーとしては1人ですが、クウガにも数多くのフォームがあります)。多くの作品は複数のライダーが頻繁にフォームチェンジあるいは進したフォームになるので、ときたま何がなんだかわかりにくくなることもしばしば。

Wも複数のライダーが登場する作品ですが、テレビ放送された本編はWとアクセルの二人だけです。ダブルは特殊能力を半々で使うので(ヒート&メタル、サイクロン&トリガーなど)、ライダーの左右で色が変わることはあれど、その見た目が大きく変わることはないです。ラストの方でエクストリームになる時にやや見た目が変わるくらいです。2号ライダーのアクセルもバイクになったりしますが、フォームどんなフォームがあるのか把握しやすいです。

4 敵キャラデザインが魅力的
「仮面ライダーW」の敵、つまり怪人に当たるのはドーパントといわれる存在です。ガイアメモリと呼ばれるデバイスを通して人間がドーパントに変身します。そのドーパントのデザインが良質なものが多く、特にライバル的ポジションのナスカ・ドーパントがめちゃくちゃカッコいいんです。僕は怪人のカッコよさも重要だと思っています。

5 漫画「風都探偵」につながる
テレビ放送された「仮面ライダーW」の続編にあたる漫画「風都探偵」が「スピリッツ」に連載されています。そちらを読むためにも特撮版を履修していた方がいいです。

「風都探偵」はアニメ化もされました。U-NEXTで独占配信されています。このアニメ版「風都探偵」ですが、特撮ヒーローがアニメでぬるぬる動く非常に珍しい作品です。評価も高いです。成功した特撮のアニメ化といえます。
特撮ドラマ、漫画、アニメと広くメディア展開しているのがWの特徴です。


どの仮面ライダーを見ようかな?と悩んでいる方は「仮面ライダーW」はいかがでしょうか?ハズレることはないと思いますよ。特撮版を視聴した後、漫画「風都探偵」を読み、アニメ版「風都探偵」を視聴してみるのがいいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?