研究室をクビになった話①

修士1年の春に研究室をクビになった話

修士1年の春に研究室をクビになりそこからやっと卒業の目処が立つまで生きてこれたので、過去を振り返りながらまとめて行こうと思う。

これをみて同じ悩みを抱えてる人や、同じ失敗を繰り返す人が減ることを祈る。

まず、原因としてはコミュニケーション不足による信頼関係の構築の失敗だったと思う。

とりあえず、振り返る。

4月
私は元々生命系の学科で学士を取った。
修士からは化学科だが、院試の程度しか知識がない。実験なんてほぼしたことない。
そんな状態で研究室に配属されるので右も左もわからない、考え方もわからないという最悪なところからのスタートだった。
最初に配属された研究室は無機合成の研究室で、そこでは学生実験のTAをする事になった。無機分析は4月から学生実験がスタートする。
とりあえず、学生実験のTAをするために予備実験をおこなうも意味わからずただ混ぜるだけ。これでいいのかと悩み始める。合成ってなんだ。何ができてるんだ…。

修士論文のテーマもないと実験ができないので教授に相談。「また今度」と言われ、全く関係ない論文を渡され(確かMOFだったかな)、その後教授は2週間の海外出張に出かけた。

→この時点で若干の不信感を抱く。もっと追求してみてもよかったのかもしれませんね。
 解決策として、出張の間にすべき課題などを聞いておく。

5月初旬
テーマは未だない。流石に焦るし、不信感が募り、学生実験の先生に相談したところ学科長の耳にはいる。
学科長の先生から指導教官に「教育的指導」が入った結果、テーマが与えられる。
ついでに、「今週末ゼミ担当ね」と月曜に言われ、水曜日までにレジュメ提出といわれる。若干イラつく。
ムカついたので火曜日に提出、添削を受ける。が、ゼミ当日にレジュメのフォーマットの修正をされる。完全に腹が立つ。教授の質問が英文の翻訳で意味がわからないと感じて腹が立つ。不信感の2乗。
学生実験が終わり、研究資料(卒業論文)に従い、素結晶の作成。初めて指導してもらう。

→周りは4年生から研究業績があったり、講義での教授に煽られているのもあって焦った事が失敗でした。
→学科長やその他の先生に先に相談した事で話が大きくなり、外堀から埋める結果に。

自分の立場(配属されたばかりの学生)を考慮すると、仕方のない行動だったのかもしれませんが、
まずは自分の指導教官にメールか直談判かして自分の不安や悩みを相談して、それに対するレスポンスを貰うべきでしたね。

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