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なんか違ってなんかいい しみじみ感じた用法・用量からの考察

実際に面と向かって
「なんのはなしですか」と言われたことがある。
「ばかですか?」と言い返したかったが我慢した。
調べておいてくれ、と言われた案件について
説明を始めた途端そう言われたからだ。
上司のお前が言い出したことだろう。
頼んだことを本人が忘れていやがる。
いつかそっくりそのまま返してやる、と思っているのだが
未だチャンスには恵まれていない。
リアルなんのはなしですかは困難を極めるのだ。

話は面白いけど、聞き上手ではないって人いる。
たいてい向こうから話が始まりガハハと笑って終わるのだが、
たまにこちらから話をふることもある。
何故リアクションがない?
伝わってない。それ以前に聞いてない。
セルフなんのはなしですかはむなしいのだ。

亡くなった姑は聞き上手だった。
温厚な人で誰からも好かれ、
「そうだね、そうだね。」ってじっくり話をきいてあげていた。
でも、聞きたくない話もあっただろう。
長時間立ち話に付き合い、どっと疲れて帰ってきたことも度々。
「なんのはなしですかって言って帰っておいで。」
今ならそう言ってあげられた。
出会いが遅すぎたんだ。

ここに全く角のたたないリアルなんのはなしですか、がある。
まずはお読みいただきたい。


驚いたことに
会話の展開がまさになんのはなしですかと突っ込むレベルなのに
誰一人そうとは言わない。
だけど繋がらない会話のバトンが渡され・・・繋がらない。
いや、バトンは確かに渡され受け取られている。
世界陸上並みに。
話を引き継ぐ者はデュエリストだ。覚悟が違う。
でも、なんかおかしい。
おかしいんだけど、こんな人間関係が羨ましいなと思ったわけ。
そしてああ、ほんまもんのなんのはなしですかって深いんだなって思ったわけ。

なんのはなしですか



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