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音頭との出会い ②

音頭に興味が出てきた31歳頃の夏、盆踊りの櫓で音頭を取っている人に注目するようになった。

友達の住んでいる 大宮区。 そこは 友達のお父さんが音頭の お師匠さんで 友達とその弟が習っていてるとの事だった。

熊取の盆踊りは、全区を見たわけではないけど、多分に基本 横山音頭 をしている。 佐野くどき と似ているように聞こえる。 ちゃんと調べたわけではないので 間違っていたらすんません。

そして、泉州地方は盆踊りは青年団が主催する。そして、例外なく熊取町もそう。そして、CDを流すところや、青年団が 外題(物語)を読む。

話を戻して 大宮区の櫓に見物に行った時、盆踊りは始まっていて 青年団の子が音頭を取っていたと思う。そして、友達の弟が櫓に上がった。

声を出した瞬間
「うまっ!」
全然 今までと違う。

素人の僕でも思った。友達の弟やからとか エコヒイキしてるかもしれないけど、エコヒイキを差し引いても 上手い! と感じた。

そして、友達が櫓に上がった。 やっぱり 彼も 上手い。 そして、良く見るとお師匠さんであるお父さんが櫓の下で太鼓を叩いていた。
叩きかたが カッコいいと思った。
息子さん二人や 青年団の人達の姿は 皆 浴衣姿やけど、お師匠さんは、浴衣やないよね?なんやろ?着物かな? 白っぽい着物だったと思う。足袋も履いて草履も皆と違う。

かっこえー!!

そして櫓に上がって音頭を取る。

全然違う。息子さん二人も 上手い!って思ったけど
何て言うんやろ レベルが違うって思った。

その頃には、音頭の魅力に引かれていた。

何に引かれていったのか解らない。声かなー?

声質かなー? 何か解らないけど凄いなーって思った。

そして、友達達と喋るなか
「音頭せーへんか?って 誘われてるねん」
友達達に言った。

そしたら、友達達は「ここのお師匠さんに習えょ。その方がえーやろ 上手いし」

僕は 心の中で
(いやいや、ここで誘われてんとちゃうやん。。。ここのお師匠さんも上手い!て思たけども。。。) と思った。

僕を誘ってくれはった音頭とは どんなんやろ?気になる。

何箇所か櫓があるって言っていた。盆踊り会場が解るところで、近いところに向かった。貝塚市の三ツ松団地の中に、当時はお店が何軒かあってその前に広場があり そこに櫓を建てていた。

なんとか車を停める所を見つけて向かった。

違う!! 熊取で見た音頭と 多分違う!

うわー 派手やな!えーな!って 思った。

そこには、太鼓は当然あるけれども、ギターに三味線も演奏していた。

凄くワクワクした。


この音頭がしたい! あの櫓の上で 音頭を取ってみたい!!と思った瞬間だった。

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