見出し画像

推しの子 原作未読勢だけど1話先行上映行ってきた(ネタバレあり)

とりあえず簡潔に一言で

「ジャンル認識が二転三転する作品」

スタート アイドル物
中盤   ギャグ
中盤2  日常
終盤   シリアス復讐物

作画

CGじゃないのにヌルヌル動くダンスシーンは流石動画工房という感じ。
目の光の入れ方も尋常じゃないくらい手が込んでいて凄い。
更には、これを映画じゃなくTVアニメのスタッフ構成で完成させているのが怖すぎる。
この作画が保たれるのなら、春クールの作画的覇権の筆頭候補になるポテンシャルはあると思う。(アニメ勢なので内容面の評価はまだ決めないでおきます。)

感想(冷静に)

マスコミの「ニュースをコンテンツとして消費しきると、その対象には目もくれず次のコンテンツに喰い付く気持ち悪さ」
アイドルに対して「偶像であることを強制し、その役目を放棄したなら死んだとしても自業自得と認識される。一般民衆の無関心と妬み+匿名性のあるSNSによって生まれた残酷な思考」
芸能界の「意図したとおり動かなければすぐに消される闇深さ」

様々な闇を随所に挟み込んで、それを上手く馴染ませる原作者の赤坂アカ先生と横槍メンゴ先生、構成・脚本の田中 仁さんはマジで天才だと思う。

アイの死を受けて
前世でほとんど病院暮らしだったために純粋さが残るルビーは、母の想いを継ぐために芸能界を目指す。
前世では普通大人として成熟していたアクアは大人らしく荒んでいて、母の願い云々ではなく生じた怒りを原動力に芸能界を目指す。
この思考の差異が納得感あってすごく良かった。

整理しきれなかった感想(アイの嘘について)
施設育ちのアイは、愛したことも愛されたこともない。
そんなアイにとって嘘はファンに対する愛を伝える手段だった。
ファンが望む姿を見せるために嘘をつき、自分を刺したファンですら精一杯に愛そうとしていたアイが、嘘を裏切りと勘違いし恨みを抱いたファンに殺される。そしてそいつは「そんなつもりじゃなかった。」と勝手に絶望し自殺する。本当に胸糞悪い。
更には、そうなった元凶がアイを孕ませた男かもしれない?
そんなの許せるわけないだろう。

感想(帰りの電車でした書き殴り)

(ショックのせいで怒り口調っぽいですがあくまでも絶賛してます。)
ねぇ、マジで言ってんの????約75分くらい掘り下げたのにさ。
ショック大きすぎるんだけど。
1話から悲しみと喪失感を与えてくるなよ。
CV.高橋李依のキャラ1話で殺すパターンあるの?

これ整理して上の感想になるのエグイよね。
自分でもこの書き殴りがしっかりした感じの感想になるとは思ってなかった。

おまけ(来場者特典の写真)

可愛い。

来場者特典かなちゃん色紙

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?