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神聖幾何学模様のなかみ

春休みが始まった
春休みは短い
宿題だけで終わるのは勘弁してほしい
いやほんとうは
宿題はやらなくていいから遊ばせたい
と思う母親は意外と多いのではないか

それはさておき

私が以前作った『神聖幾何学模様』の
綿棒アート
別名『flower of life』を見て
娘たちは
『やりたくない』
ときっぱり言った。

やりたくなければやらなきゃいいので
ほっといたら。

春休みに入り
『やりたい』と言い出す。

なぜかはわからないが、
そんなことはどうでもよい。
とにもかくにも始める。


さて
私は何も教えない。

実は
これまでに布石を打ってある。

中心がないとグラグラする
物にも事にも様々か視点、角度がある
一方向からでは全体はとらえられない

こういうことを何気ない会話の中に
置いてきた。

だから
私はもう何も教えない。

7歳娘は
綿棒がつかない
崩れる
せっかくここまでやったのに
これじゃあこれ以上進めない
と泣きそうになりながら、なんとか。

10歳娘は
『わかった!!』を連呼しながら
何度もやり直すというかわいさを見せる。

放っておきながら
見守っていると
目がキラキラキランと輝く一瞬が訪れる


長女が言った。
『ねー、お母さん!真ん中がないとグラグラしちゃうから、真ん中から作ってみたらできた!』

『人間も同じだねぇ。』と私。

だから考える。
学校ってなにか。
政治ってなにか。
今いるここってなにか。
みんなと同じにすればいいのか。
私ってなにか。

娘たち、
お母さんと一緒に
泣いたり
笑ったり
怒ったり
喜んだりしながら
グラグラしないflower of lifeを作ろう













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