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本を読むこと、刺繍、縫い物などをしながら生きています。娘とのエピソードをおはなしにして…

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本を読むこと、刺繍、縫い物などをしながら生きています。娘とのエピソードをおはなしにしてみます。

最近の記事

ここの親分はどーれだ

公園に行くと 木の親分に挨拶をするようになったのは いつからだろう 『ここの親分はどーれだ!』 と娘たちに聞きながら 私も感じとる 今日、古墳の上の松の林へ入ると 野鳥を撮影しようと 大きな長いカメラを構えたおじさんが二人いた。 ここのどこかに そんな写真に収めたい野鳥がいるということだ。 騒がないようにしながら 私たちは松の親分を探す。 『今日の松の親分はこれだ』 と、娘たちはそれぞれ感じた松の木に近づく。 私は私で 太くゴツゴツの幹に手をあて 『おじゃまします

    • 神聖幾何学模様のなかみ

      春休みが始まった 春休みは短い 宿題だけで終わるのは勘弁してほしい いやほんとうは 宿題はやらなくていいから遊ばせたい と思う母親は意外と多いのではないか それはさておき 私が以前作った『神聖幾何学模様』の 綿棒アート 別名『flower of life』を見て 娘たちは 『やりたくない』 ときっぱり言った。 やりたくなければやらなきゃいいので ほっといたら。 春休みに入り 『やりたい』と言い出す。 なぜかはわからないが、 そんなことはどうでもよい。 とにもかくにも

      • おへそのうえの

        しなちゃんのおへそのうえには ぼたんがあります。 しなちゃんは2さいです。 ぼたんは しかくがふにゃっと よこむいてるみたいなかたちです。 すばらしいぼたん。 だいじなだいじなぼたんです。 ある日おかあさんが 「このぼたんおすと、どうなるの?」って。 「このぼたんをおすと、おじさんがでてくるよ」 とおしえてあげました。 そう。 おへそのうえのぼたんをおすと 小さなおじさんがたくさんでてきて しなちゃんのたのしいきもちを いっしょによろこんでくれます。

      ここの親分はどーれだ