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サッカーnote

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サッカーの事、グランパスの事まとめ
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記事一覧

【名古屋グランパス】風間イズムとマッシモイズム【vs川崎フロンターレ】

破竹の10連勝をしていた川崎フロンターレを止めるのはどこか? 先週一週間のJリーグ界隈は、その話題で持ちきりだった。前節も堅守を誇るC大阪が、まさかの5失点で大敗するというショッキングな出来事を全Jリーグサポは見せられていた。それでも名古屋グランパスサポは、ほんの少しの希望とほんの少しの自信もあった。 名古屋は前節、苦手にしていたアウェイ湘南ベルマーレ戦をATの相手オウンゴールで勝利した。苦しみに苦しんだ。湘南に出向いて勝利したのは、優勝した2010年以来だったらしい。そん

【名古屋グランパス】帰ってきた金崎夢生【第6節までの雑感】

名古屋グランパスが絶好調だ。今節大分戦での勝利で開幕から無傷の4勝2分けの堂々2位となっている。この要因は様々にあると思う。当然マッシモ・フィッカデンティ監督によるディフェンス陣の整備がまずは大きい。風間体制では蔑ろになってしまった基本的な守備のルールと意識の徹底は、ザルだったグランパスディフェンスを一気に堅固なグレートウォールとした。 シッカリとした守備があってこそ強い攻撃が出来るという当たり前な理論を改めて実感している。僕らは「攻撃は最大の防御」の意味を勘違いしていた。

【名古屋グランパス】サッカーのある日常が戻ってきた【vs清水エスパルス】

ほぼ5カ月ぶりくらいでしょうか? ようやくJリーグが再開した。サッカーのある日常、サッカーのある週末が帰ってきた。まだリモートマッチということで無観客での再開ではあるけど、少しずつ客入れもしていくことは決まっている。でも、完全に元通りになることはないような気もしている。 新しい観戦の仕方や応援の仕方が必要となっていくんだろう。 ともあれ、まずは再開したことを喜びたい。特に名古屋グランパスは6月になってからも金崎夢生くんとランゲラックに陽性反応が出てしまい、直前になってクラ

【急募】「Jリーグが好き」というハロプロメンバーを求めています。

基本的にハロプロに関してネガティブな話はしないように、ポジティブな話題、素敵なメンバーの魅力を語ることを心がけているのだが、ちょっともうサッカー好きとして看過できない記事が出たので、急遽書いている。 日向坂46の影山さんという子がJリーグ再開に合わせて「Jリーグと海外リーグ」それぞれで気になっている推し選手をリストアップしている記事だ。 これ読んで、本当に愕然とした。 そもそもの経歴が5歳くらいからサッカーやっていて、しかも地元サッカークラブに小学校時代は所属していて高

【名古屋グランパス】グラサポ、すでに阿部ちゃんの虜よ【J1開幕vsベガルタ仙台】

2020年のJ1が開幕した。名古屋は仙台アウェーの開幕戦。去年は仙台相手には良いとこなしだった。更に今年は赤﨑が仙台へ移籍したので、確実にゴール決められる気がプンプン漂っていた。 名古屋、よくそれやられるんです。 だが仙台も怪我人多いしクエンカも不在だし、けっこう飛車角落ちな状態でしょ?そこに不甲斐ない戦いしたら、開幕戦で終戦だよなぁという正直な気持ちもありつつDAZNで観戦。 ルヴァンの鹿島戦でも思ったけど、とにかく立ち上がりが大切。名古屋の選手たちは出足よく体は軽そ

【名古屋グランパス】勝つって良いものですね【ルヴァン杯vs鹿島アントラーズ】

Jリーグ開幕の1週間前ですが、ひと足早くルヴァン杯が始まった。緒戦は鹿島アントラーズ。 和泉、なんで行ってしまったん? という恨み言はもう止めようと思いながらも、和泉が活躍したら最悪の気分になるだろうなぁという気持ちが湧いてくる。 さて、その心配どおりに開始早々で和泉が抜け出してミッチの脇を抜く鋭いシュートを放つ。嗚呼やられた。ため息が出るくらい見事に抜けたので天を仰いだ瞬間、ボールはポストを直撃していた。 完全に入ったと思ったが、あれは和泉もイージー過ぎて逆に力が入

今年も名古屋グランパスの勝ち負けで一喜一憂しちゃう日々

もう2020年のJ1リーグが開幕する。もう来月だ。 去年の名古屋グランパスは散々だった。もう散々だったからnoteも夏以降書く気が無くなってしまった。だって毎回、書くこと同じだったから。 フィッカデンティ体制になってからもそれは同じで、結局なにも変わらんのかなぁと思いながらもJ1にはギリギリで残留して幕を閉じた2019年。得るものなんて何もなかった印象だ。 オフシーズンだって、はっきり言ってフィッカデンティ続投にも疑問だったし、和泉は鹿島アントラーズに行っちゃうし、20

フットボール観戦的ハロプロの楽しみ方

「ハロプロの追っかけをしていて何が楽しいの?」そう問われる事がある。「可愛いから」「歌が好きだから」「ライブが楽しいから」答えとしては様々あると思うが、個人的にずっと変わらないスタンスとしてあるのが「サッカークラブのサポーターと同じ感覚で見ている」という事だ。 僕はハロプロ好きと共にJリーグ名古屋グランパスのサポーターでもある。1993年の開幕以来、一貫して地元のグランパスを応援している。高校を卒業してすぐ上京し、すでに地元生活より東京生活のほうが長くなってしまったが、26

名古屋グランパスがエンドレスエイトから抜け出す日

久しぶりの名古屋グランパスに関するエントリー。正直、この数カ月間はグランパスの話をする気になれなかった。「負け続けていたから」というのもあるけど、それ以上に「語ることが無い」という状態だった。毎試合、毎試合、前節と何が違うの?また同じ負け方じゃん。そんな印象しか無いから正直しんどかった。 例えば日本代表のハリルホジッチ監督時代とか、現森保体制に関する「こうした方が良いんじゃないか」や「この試合の戦術は、選手起用は」みたいな事は色々と考察も与太話も文句も言いやすいんだけど、風

【ざっくりプレビュー】vs松本山雅で前田直輝の進化した真価を見よ

2019年5月17日は令和年代におけるJリーグの進化という点で記念碑的な試合が等々力で行われた。川崎フロンターレと名古屋グランパス、ともに風間八宏の血が脈々と流れる両者の真っ向勝負は全Jリーグファンに衝撃と興奮、また「Jリーグだって凄いんだ」という感動を与えた。 この試合のプレビューや解説は、それこそ様々な媒体や人々が熱く、熱く語っているので、僕はそれに勝てるような文才もサッカー脳も持ち合わせていないし余韻の反芻作業で手一杯だ。 簡単に言えば「最高だった」 以上である。

【ざっくりプレビュー】vs川崎フロンターレに向けて中谷進之介を楽しむ

まずは5月12日の浦和レッズ戦、2-0というスコア以上の圧勝劇は豊田スタジアムに集まったファミリーみんな楽しかっただろうなとDAZN観ながら思った。むしろ前半ATのアーリアとか後半の前田の2本のシュートを決めきって5-0で勝つくらい出来ない事が残念だという贅沢な溜息すら出てしまった。 まあ、当のアーリア、前田は危機感が凄いだろう事も肌感で分かるから言わない。本人たちが一番決めたかったと思う。だって初先発のマテウスが一発回答してしまったから。 本当に練習から良い競争してるん

【vs湘南ベルマーレ】名古屋グランパスの強さとは

令和になって初ゲームが湘南というのは期待しかなかった訳だが、スタジアムに行く前から色々と躓いていた。 東京から向かう電車の中で外を見ると禍々しい雲行き。あれ?これ雨?と思って天気予報を見たら雷雨とか出てて、マジかと。平塚まで来て大雨の中での観戦はヘビーだと少々げんなりしながら駅に着く。 すぐにレインコートを調達しようと探し回るも売り切れまくり。まあ、そうだわな。なんとか見つけてタクシーつかまえてスタジアムへ。 意外と小雨。このまま天気よ持ってくれと願いながら観戦。 前

宮原和也の未来予想図

名古屋グランパスのサポーターは宮原和也の実力を認めつつ、攻撃時の積極性を昨年から彼に求めていたと思う。左サイドの連動性に比べて、どうしても右サイドはシャビエルが起点になっても単独でドリブルをして中央へ向かう傾向が高い。これはシャビエルのプレーの癖もあるが、宮原との連携が弱いのも原因として大きかったんじゃないだろうか。 4節FC東京戦の後半、宮原が相馬と交代した後の右SBは和泉が入った。これは春のキャンプ時から新しく持ったグランパスのオプションだが、目の前で見て和泉の視野の広

『漂流者達の咲かせる花』或いは『RE:ゼロから始める風間サッカー生活』

新元号が「令和」になった。万葉集の梅の花の歌32首の序文にある 初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫(かお)らす からの引用だという。 「厳しい寒さの後に春の訪れを告げ見事に咲き誇る梅の花のように一人ひとりが希望と共にそれぞれの花を大きく咲かせられる日本でありたい」という願いを込めたというのを聞き、良い元号になったなぁと思った。 名古屋グランパスでも週末のコンサドーレ札幌戦で大輪の花を