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フランス人は普段どんなものを食べているの?

お料理クラブパルタージュ主催の竹本です。

「フランスの家庭料理って、どんなものなの?」
こちらの質問、私が受ける質問の中でトップクラスに多いものです。

確かに、洗練されたフランス料理文化は有名ですが、フランスの家庭料理というとイメージが湧きにくいかもしれません。

この質問に、少しづつお答えしたいと思います。
最初に、そもそも”フランス人”ってどんな人たち?という話です。

”フランス人”と一言に言っても、フランス人には様々なルーツを持つ人が居るので、食文化も人それぞれです。
ヨーロッパ系、アフリカ系、中東系、ベトナムなどのアジア系。
またフランス国内でも地域(レジオン)ごとに独特な食文化を持っているので、一人一人のルーツと土地の食材の”掛け算”が各家庭の味といえるかもしれません。

私がお料理を教えてもらったリヨンのマダムは、彼女のお母さんが北アフリカにルーツを持っていた人でした。
だから彼女の料理には、どことなくマグレブの雰囲気もあったのです。
リヨン名物のピスタチオが入ったソーセージの隣に、クスクスを使ったタブレのサラダや、白身魚をスパイスで味付けしたアクアパッツァのような料理が食卓に並ぶのは、彼女にしか作れない食卓でした。

このようにフランスの家庭料理は、作る人の背景が色濃く反映されて、食卓は家族の歴史そのものを表現しているいといっても過言ではないのです。

パルタージュでは、フランスの伝統的な家庭料理だけではなく、現代のフランス家庭で愛される、移民のもたらしたお料理もご紹介していきます。

食卓も一人一人のストーリーも”パルタージュ”できると良いなと思います。

お料理クラブパルタージュ
竹本

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