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これぞリヨン料理:タブリエ・ド・サプール

お料理クラブパルタージュ 主催の竹本です。

今日は、リヨンといえば・・・な、お料理をご紹介。

”タブリエ・ド・サプール”って、聞いたことがありますか?

いうなれば”ハチノス(牛の胃袋)のカツレツ”です。
昔、料理上手な兵士が身につけていた前掛けがこの料理の形に似ていたところから”サプール(兵士)”の”タブリエ(前掛け)”という名前が付いたといわれています。

日本ではハチノスというとモツ煮や、ビストロ料理店で食べられるトリッパくらいしかイメージがないかもしれません。それもそのはず。兵士が食べていた、と聞いて思わず納得するような、食味も食べ応えもずっしり、な一皿です。

臓物料理らしく、一口食べると栄養価の高さを感じます。
タルタルソースのようなグリビッシュソースとレモンをかけながら少しづついただくのがオススメです。ただその味わいの強さとカロリーに、最後まで一人で食べ進めるのもなかなか気力のいる料理。

臭みを取るための下処理に時間がかかることもあって、なかなか家庭料理お目にかかる料理ではなく、街のブーションでいただくのが定番のお料理です。

高カロリーなので現代人は避けるのか、調理に手間がかかるのか、残念ながら最近はブーションでも見かけることが少なくなったようです。貴重なタブリエを食べさせてくれるお店を尋ねて、迷わず注文すると

「すごく大きくて、すごく味が強い料理なんだけど、大丈夫・・・?」

と、お店の人に聞かれることもしばしば。
でも、リヨンに行ったらぜひ、ひるまないで注文してみてください。間違いなく、ここにしかないお料理ですから!

パルタージュでもいつか、登場する、かも?

お料理クラブパルタージュ
竹本

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