見出し画像

カナダの面接でドキッとした質問

先日、仕事をゲットするために面接を受けてきた。

実は2年もカナダにいるのに、英語での面接は初めてでものすごく緊張した。本番で失敗したくないので、YouTubeを見たり、旦那に面接練習をしてもらったりし練習を重ねた。

面接当日。

Google Docにメモしたものを見ながら、頭の中でデモンストレーション。

「練習したとおりに答えれば大丈夫」
「自分の英語力は十分」
「自信をもっていけば大丈夫」

そんなことを歩きながら考える。

でも実際は恐怖心と戦っている。自信なんて北風に飛んでいきそうな脆さ。もし誰かに「うまくいかないよ」なんて言われたら、泣き出してしまうくらいの脆さ。

いろんな感情が混じったまま、面接会場に着いた。

「よし。行くぞ」

面接ではオーナーとマネージャーがいて、交互に質問をされた。

準備していた質問につらつらと答えることができた。
「大丈夫、このまま答えられたらOK。今のところ大丈夫。」

そんなことを思いながら、次の質問を待った。

「次はオーナーが聞いてくる順番だ。何が来る?」

オーナーの質問は短く、明確なものだった。

あなたの夢は何ですか?



5秒?10秒?沈黙が続いた。
頭の中がパニックになっているのが分かる。

「夢?!質問がワイド過ぎない?!いきなり?!」
「『5年後の自分は何をしていると思いますか』とかではないの?!」
正直こう思いました。

わたしの夢は〇〇です。と答えられるものがあるが、この質問はどのような意図で聞かれているのかが分からなかったため焦った。

作り上げるべきか。正直に言うべきか。どうしよう。
沈黙が続く中、わたしは考え、どうするべきかを決めた。

わたしは正直に答えることにした。
面接官にどんな反応をされようと、意図に反していようと、正直に答えた。

30秒くらい話した。自分の夢を見ず知らずの人に話すのなんて初めてで、不思議な感覚だったが、話し終わったときは、「あー、言えた。自分の伝えたいことが言えた」とホッとしていた。


実は数日前から、自分の夢はなんなのかをノートに書き出していた。
それが面接で役に立つとは知らずに。

ここで勉強になったのは、日頃から「考える癖」を持つのは良いことだと。
自分の心と向き合う時間を持ち、日頃考えないようなトピックについて考えるのって大事。そんなことを学んだ気がした。

経験もスキルも大事なのだが、やっぱり会社って人柄も気にする。それは日本だろうが、海外だろうが関係ない。

どのように物事を考え、どのように立ち向かうか、対処するか、どう見るかを鍛えるのって大事。

海外で就職したい、海外に転職したいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。(参考になるかはわかりませんが)

では今日はこの辺で。
また次回の記事でお会いしましょう。

Vol.27

こり


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?