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猿またぎ 


かなり間が開いたけどやはりこれはちゃんと続きを書かないとと思い書き始めてる。

私の別府好きは最近だけど昔から猿山は好きで隣に超インスタ映えする水族館のうみたまごがあるがそこは一度行って満足してした。うみたまごから歩道橋で繋がっている"高崎山"が私の萌スポットだ。

一度訪れると最低でも3時間は滞在。係員さんの話と餌やりの時間が来るとものすごい数の猿があっちこっちから集まってきて餌を貪り食っている様子をなん度も見るということが楽しくてしょうがない。

だいたい一回の餌やりタイムを見て一通りの係員さんな話を聞いたら皆んな帰って行く。

私は違うのだなあ。

猿の名前やそれにまつわる話は、係員さんによって違うし、長くいると猿に芸まがいなことをさせて見せてくれるし、もちろん疑問質問も、バンバン湧いてきてそれに対してちゃんと答えてくれる。

この客ヤバい!と思われているかもしれない。笑

とにかく猿山ラブの私が体験したことは前にも書いたけどその結果を書いておかないといけない。

猿またぎジンクスの結果。

猿が股の間を通って行くと幸せが訪れる、ラッキーなことがあるというジンクス。

それは、前に書いた7匹の猿が私の股の間を通って餌場に行ったその年の暮れのこと毎年仕事関係で忘年会がありその年も参加した時のことだった。

その忘年会は40人くらいの大勢集まる会で知らない顔の人もいるような忘年会だった。

毎回の恒例が、会のお開き近くに行われる5,000円の商品券争奪大ジャンケン大会だ。

今年も大盤振る舞いで何度も商品券が入った封筒がかざされて皆んなが歓声を上げ手を上げてジャンケンを始める。
よくあるように幹事に勝てば残る、あいこと負けは手をおろすというルール。

何回かチャンスはあるが最後の二人になるまでには4回はジャンケンに勝たないといけない。
2回は勝つことが続いて最後のジャンケンタイムの時だった。


「はーい。もう最後でーす。ドーンと4枚、20,000円を賭けたジャンケンでーす。」


おおー!
皆んな声を出して大喜び。

「さあこれで最後だ!
     …………ジャンケン、ポン!」

か、勝った!

「はーい勝った人手をそのまま!」

「いきまーす。最初はグー、ジャンケン、ポン」

「また、勝った!」

実はどうもゾーンに入ったのか幹事のジャンケン、ポンの声の時に何が出るのかなんとなくわかってきたのでその逆を出していた。

えーえー!その時思い出した。こ、これが猿またぎのジンクスなのか?

最後の3人になって



結果! 

優勝〜!

5,000円の商品券を4枚ゲット!

商品券を金券ショップで現金にしてその年の正月はホクホクの懐で過ごすことができたのである。


本当に猿またぎのジンクスは
あったのだ。


それから、何ヶ月か後、再び別府に癒しの旅に行き相変わらず高崎山へ向かった。

餌やりの時間になり相変わらず足を広げて猿が股の間を通って行かないかワクワクしながら立っている私。

係員さんに「こんなことがありました。2万の商品券をゲットしたんですよ。」と言うと

「おー素晴らしい!それ今度から猿またぎのジンクスの時使わせてください。」と言われた。

その日も何回も餌やりの時間が訪れるたびに足を広げて猿が股の間を通ってくれないか待つ私がそこにいた。

皆さんも九州の大分県別府に行くことがあればぜひ高崎山に行って猿またぎのジンクスにチャレンジしてみてください。

おしまい


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