見出し画像

猿またぎ

私は最近別府に癒しを求めて何回か訪れている。
ホテルと往復で1万くらいで行けるというのもその理由。

温泉も好きだが、私の癒しは
サル!猿!猿山!

高崎山のお猿さんが大好きなのだ。
地獄めぐりよりも、うみたまごよりもどうかしたら温泉よりも猿山が好き。

こないだも昼頃別府に着いて駅からすぐ高崎山へ行って四時間くらいそこにいた。
まだ紅葉もそこまでなく少し寒いくらいでちょうど良い気候だったのもありそれくらい長く滞在してしまった。
高崎山(正確には高崎山自然動物園)は山寺の万寿寺別院の一部に猿の餌付けをすることで猿が山々から集まってそれが観光地となっているらしい。
なかなかの数で今は二つの群れがいて900頭以上はいるようだ。

係りの人が面白おかしくボス猿や群れのエピソードなど猿たちの情報を話してくれ唯一の見せ場の餌やりの時間まで繋いでくれる。
30分くらいの間隔で餌を広場に撒きそれを目当てに方々から猿が広場に集まる。雄猿、メス猿、そして可愛らしい小猿もどんどん集まる。
それはもう圧巻で怖がる人も多い。

係りの人が「柵の近くに足を広げて立っていてください。股の間を猿が通るとイイことがあるという「猿またぎ」というジンクスがありますよ。
以前きたお客様が、猿が通ってくれたおかげで取れにくかったチケットが取れたとか、宝くじが当たりました。とかいう人が出ていますよ。さあ、お隣同士足をくっつけて広げて立ってください。」

私も早速やってみた。足を肩幅くらい広げてじっと待つのだ。
その日は、四回ほどそのチャンスがあったがなかなか通ってくれなかった。
人が増えてきてその確率が上がってきた。隣の人と足をくっつけて隙間なく立っていると自ずと行くてには私の足の間しかなくなるのだ。

さあ!今日は何頭通ってくれるのか期待が高まりながら餌巻きの時間を待った。

それは3年前のことだった。
なかなか高崎山に来れずやっと来た時のことだ。初めてその「猿またぎ」なるジンクスを知りその時もかなり長時間猿山にいた。
隣の人と足をくっつけて猿の通り抜けるのを待つた。

ドドドド〜。猿がやって来た。
1、2、3、え〜!!
4、5、6、7.、、、、。
七頭!ナナトウ!
七頭も通って行った。私の足の間を!

係りの人に伝えると
「素晴らしい!イイことがありますよ〜。」
私は大満足で高崎山を後にした。
それから何ヶ月も後のこと、私は猿またぎ伝説を信じることになる。

#高崎山自然動物園
#猿が好き
#さるまたぎ
#ノンフィクション
#実体験の話

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?