メモ/人はどう学ぶのか

学習スタイル

人間の学習スタイルは次の3つで捉えられる。

①行動主義: 刺激と反応によるもの。即時のフィードバックと、スモールステップでの難易度アップが特徴で、プログラミング学習的。

②認知主義: 人間の頭の中、情報処理をPCに例えたような考え方。体制化やリハーサルなどを含み、構成主義的。

③状況主義: 上の2つが個体の頭の中を前提としているのに対し、周囲や環境との関わりによって変容、学習する(個で完結しない)とする捉え方。

記憶

人間の短期的な記憶時間は短いことはエビングハウス、ピーターソン、ミラーらによっても明らかにされている。

感覚登録器(五感からの刺激)から意識を向けたものについては短期記憶となる。短期記憶の時間は短く、それを長期記憶とするには有意味化、イメージ化、物語化が有効。また、先行オーガナイザー(学ぶことの全体像)が見えていることで長期に記憶しやすい。

協調学習

他者と学ぶ協調学習は相互作用により学びを発展させる。他者との意見の統合において、または意見が一致しないことで高次に発展する。

相互教授(交互に教え合うことでフィードバックする)や、ジグソーメソッド(それぞれが専門外の分野を学び、教え合う)などの手法がある。

近年ではweb2.0,CSCLとされるようなバーチャルで互いに持ち寄って学習し合う形式も見られる。


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