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1月5日の涙

厚かましい正さには気が滅入ってしまう。間違っていると思わないけれど、圧が強く、苦しくなってくる。感受性が強い人々は少なくないはずだ。厚かましく間違っているのなら、文句も言えるのだけれど。

20世紀のポップスは、21世紀のものとは違うように感じる。僕もなにかおかしいのかもしれないが、歌うと涙が流れる。日が暮れて、一人で車に乗っている時くらいしか歌えない。関越道で新潟から帰りながら、久しぶりに歌った。

自分でもわからないのだが、何度聞いても何度歌っても涙が出る。わかっているのに泣く。そう何度も何度も動揺するものかなと思うのだけれど、慣れとか理解とかで扱われるものではないようだ。

なんでこんなに理屈だらけになってしまったのだろう。道理だとしても、薄情になったと僕は感じる。

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