あまり目的を決めない方かなと思います。計画も立てない方だと思います。僕からすると、ビジネス界隈が決めすぎだと思うんです。決めないでもわりとやる方だと思うので、決めた時の欠点は感じますね。

決めたことがうまく進んでいないと、気がやられます。焦りや失望ですね。目標があるのは良いし、僕もあるのですけど、思考的に整えすぎると気がだめになる時がありますね、僕は。決めすぎちゃうと気の緩急まで踏まえていないじゃないですか。

その計画一個だけがそれなら、多分なんとかなります。でももはや身の回りの空間は経済経済で整えられてきて緩急のこと忘れている状態ですから、日ごろからツメツメの型に入り込んでいます。満員電車の刻です。同様に気が詰めがちなら、のどかな風景の中で暮らしてもどうにもならない。そんなに決めなきゃいいと思ってしまいます。

逆に、そこまで決めないとできないのですかね。町で生活していて、触れる人やすれ違う人の多くは、そんなにキツキツにしなくても、そこそこ生活のことをこなしているように見えますけど。

決めてやることを人に見せたがりがいるんじゃないですかね。少しはいると思いますけど、思うほどはいないでしょう。フィルターバブル分を差し引いたら。

正解とか正しさとか理詰めにしてそれに従っていって、そういう人たちがやらかしたことを、そうではない人たちが被っていくでしょ。戦争なんかでもそういう構図はよくあると思います。

なぜそんなに先を決めたがるんでしょうね？理系学問なら答えはひとつになるのはわかりますけど、文系学問はそれぞれ違う読みをする。自然現実の計算機としてのサイクルは、人造の思考や計算よりもはるかに大きいですよね。

人造な世界しか見えなくなってきているんじゃないでしょうか？周りの人と同じ感性なのだとしたら、もう相当に感性が衰えてきているんだと思うんですけど。