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子どもの採血


長男の突然の入院を家族に報告すると、すぐに母が来てくれた。
私はほっとした、あーそうか1人じゃないんだ。

とりあえず、、腹ごしらえ(大事)をし、準備を整えて、大きい病院へ。
道中で、ネフローゼ症候群について、勉強。

ネットは色々な情報で溢れているが、信頼できる情報もたくさんある。
すぐに調べられるのは本当にありがたい。論文だって診療ガイドラインだって見ることができる。
そこで分かったのは、子どものネフローゼ症候群の9割は原因不明な特発性で、1ヶ月くらい入院が必要。でも寛解・完治することが近年は多い。とのこと。そしてステロイドが効くかどうかが重要なこと。
そうかそうか、1ヶ月も入院するのか・・・と先が不安になった・・。(結果は2ヶ月だったが・・・滝汗)

病院につき、血液検査を。
我が子を抱きしめて、採血ルームに行く・・・。すると親の私だけが採血ルームから締め出された。子どもと引き離されたのだ。

私は混乱した。「えーーーー!!!不安な気持ちを共有して、一緒にいることはできないんですか!?説明なしに引き離されて、何をするんですか!?うちの子を返してください!!!」中では、子どもが「ママ!!と叫んでいる」

もう夕方になりそうだったからその日中に結果を出すために看護師さんも少し焦っていたようだ。

その後説明してくれた。子どもって血管が細い上に暴れるから採血するのは大変。成人は看護師が採血をするが子どもはドクターがすることが多い。そしてたくさんの看護師やスタッフが手足を押さえ、時にはあみのようなもので体を押さえてやる。
あみで押さえているのに、助けてくれないママ。そこに同席してしまうと親子の関係の信頼関係が崩れてしまう。スタッフが悪者になってやるというのが大事なのです。と。

なるほど・・・!と納得しつつ、ママと扉の向こうで泣き叫ぶ我が子に胸が張り裂けそうになる。。

そこに、事務員さんが入院の説明をしにくる。我が子が泣き叫ぶ扉の前で入院の説明を聞くのは、聞くに聞けない。ただ、、もう夕方だから事務員さんも定時で帰りたいだろうと・・・深呼吸をして、、、と思っていたら採血が終わった。安堵した。あーよかった。。。

その後の入院生活で30回以上採血をすることになるんだが、、振り返ると1回目の採血ってこんなにも大変だったのか・・と思う。
我が子も親の私たちも成長したなーwそんなお話も今後つらつらと・・。

*厳密にいうと、最初に行った小児科のクリニックでも採血をしたようなんだけど、それはどうやってやったのか・・全く覚えていない・・・。クリニックドクターは神だったのかしら・・・・。出る項目を絞っていたから少量の血液だったのかな・・・不明。


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