見出し画像

フリーランスが「見て見ぬふり」する日

こんにちは、ライターのすだです。突然ですが、皆さんは「見なかったふり」「聞かなかったふり」をすること、ありますか?

「あ、〇〇さん。あんなことしてるけど、いいのかな。これは見なかったことにしよう」

「〇〇さんて、〇〇さんのことそんなふうに思ってたのか。むむ。よし、聞かなかったことにしよう」

よくあるかな?と思うのが👆ですが、先日私も「見て見ぬふり」をしました。

どんなシチュエーションで見てみぬふりをしたのかというと「メール」でのやり取りにおける「CC」です。

CCは、内容を把握しておくために確認することが多いかと思いますが、その反対に「見ないほうが、クライアントさんと気持ちのいい関係を続けていける」こともあるように思います。

「CC」に侵される「集中タイム」

メールを送るとき、「CC」に関係する人のアドレスを入れて送ることがありますよね。

自ら入れるときもありますし、クライアントさんから「〇〇さんもCCに入れておいてくれますか」「返信する際は、CCもそのままにして返信してください」なんていわれることもあります。

この「CC」、自分がかかわっている案件の進捗が分かったり、必要な情報だけを取り出したりと便利な機能です。

ただ「CC」に自分が入ることで、自分にはあまり関係のない内容のメールも大量に届いてしまうことはないでしょうか?

個人的に未開封のメールがあると気になってしまうタイプなので「CC」のメールもすぐに中身を確認してしまい、メールが大量であればあるほど、閲覧に時間をとられ、なかなか集中できない… という悪循環に陥ってしまうことが私にはありました。

中身を見たくなる本能との戦い

「CC」の内容は把握しておくと全体像が分かるし、仕事の進捗がスムーズになります。なので「集中しているときは、SNSやメールの確認をしない」を徹底し、朝・晩の合計2回。メールチェックの時間を決めている、という方もいますよね。

私もそれがベストだろうなぁ…… と思うのですが、未開封のメールがあることに気付いてしまった時点で落ち着きを失ってしまう私は、内容を確認したうえで落ち着いた状態で仕事にとりかかりたい、と思ってしまいます。

私のようなタイプは「CC」との向き合い方が意外と重要なのでは…… と考えてしまいます。こちらはいまだに良い解決策が出せていません。「メール画面を出さない」しか、今のところ手はなさそうです。

見ざる、言わざる、聞かざる

また別の問題もあったりします。長くお付き合いを続けていくと、だんだんとクライアントの内部事情が見えてくることがありますよね。例えば担当者さんが変わったとき、当初の内容を白紙に戻すとき、納期がせばまるとき。それには理由があるはずです。

関係性が浅いときは、そうした理由や内部事情について深く知る機会はあまりありませんが、付き合いが長くなり「CC」に入る人が増えたりすると、その「何か」が見えてくることがあります。

すると、本来仕事とは関係のない「もやり」が心に生まれてしまうことも。

少しだけなら、むしろ嬉しい。知っていたほうが、仕事に良い影響を与えることのほうが多いと思います。

ただ一定の水準を超えてしまうと、自分の仕事の方向性が変わってしまいそうになるときがあります。いろいろなことを知ると、いろんな配慮を勝手にしだして「求められていること」が曇り、見えにくくなるからかなと思います。

だから「これはいかんぞ」と思ったら「見ざる、言わざる、聞かざる」に徹する。

人と人とのかかわりは大事だけど、やるべきことを見失わず優先する。優先順位をすぐに見失ってしまう私は「見ざる、言わざる、聞かざる」を呪文のようにとなえることで、視界をクリアにしていられるように思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?