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再雇用前に会社を辞めました! -141-

こんにちは、ケロヨンです。
先週は最低賃金と子供に掛かる費用負担について自分の意見を書いたけど、今回は日本の購買力の現状について書こうかな。
 
 皆さんは「ビッグマック指数」と言う経済指標をご存知だろうか?
英国の経済紙「エコノミスト」が毎年2回発表している世界の購買力を分かりやすく比較出来る指数として紹介されているらしいんだけど、分かりやすいけど正確ではないみたいだね。一概にビッグマックと言っても全く同じ材料配分で製造されている訳では無いだろうから国や同じ国でもお店毎に違いが有るんだと思うよね。
それでも、大まかな購買力の差は比較出来るんだと思うよ。
この指数が今年の7月に最新の数字が公開された。
最も高いのがスイスでUS$換算で7.73ドル。日本は3.17ドルでスイスの2分の1以下の価格みたい。

 今日現在ビッグマック単体の価格は450円だから為替レートは142円/ドルで換算しているようだ。これをスイスでの価格を円貨に換算すると1,066円。
日本人はスイスでビッグマックを食べようと思ったら1,066円払わないと食べられないんだよね。
 これをスイスで稼いでいる人でまともな生活で出来ているクラスの人達の立場で考えると、日本に旅行に行ったらスイスの半分以下でビッグマックを食べる事が出来る、と言う事だよね。
 今の日本でお昼時にサラリーマンやOL(今は死語になってしまった?)の方達がどのように昼食を摂っているか?様子を見てると、特に都心ではコンビニやお昼時に街頭に売りに来るお弁当屋さんやキッチンカーでお弁当やパン、お惣菜を買って食べている人達が圧倒的に多い。
社員食堂が有る企業でも外に買いに出る方達が結構多いよね。
これはお昼御飯に支出出来るお金がそんなに無い事が一番の理由だと思うよ。コンビニ弁当は今や300円台が結構出てるし、お弁当屋さんも500円が相場でそれ以上高いと余り売れないみたい。
だけど500円以上はお昼御飯に掛けられないって事はスイスで日本並みの給料では生活出来ないって事だよね。
 先回俺が最低賃金時給2,000円以上を提言したのはこのままでは日本は収入が日本で働いている人達より多い外国で働いている人達からの日本買いがエスカレートして物価が異常に上がってしまい、日本で生活出来なくなって行く事が現実味を帯びて来ているからなんだよね。
 最近の物価高を日本人は嘆いている人達が多いけど、もっと海外の現状を見て、どれ位の物価が適性なのか?を知る必要が有るよね。
 だって今の日本で働いている殆どの給与生活者はスイスに行ってもビッグマック買えないんだから。物価が上がらなければ日本の企業は売り上げが上がらず、人件費に回す経費を増やす事が出来ない。だからいつまでたっても給料は上がらないって悪循環になっているんだよね。
このままではどんどん格差が開いて行って、近い将来日本国内のあちこちで暴動が頻発するんじゃないか?と凄く恐れているよ。
 本当に日本の政治家はもっとしっかりして欲しいよね‼

マッターホルンは美しいよね!

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