「わたしばっかり!」を強烈に感じた不妊治療
わたしばっかり!
不妊治療を一言で表すと、この一言につきます笑。
わたしは仕事でも家事でも、自分にタスクが偏ると、いじけて不機嫌になる良い性格をしています笑。
不妊治療はどうしても女性にタスクが偏りますよね。
夫に代わってもらうことはできないし、やらないと妊娠できないからやるけど、「なんでわたしばっかり、こんなに辛いの?」とよくいじけていました。
「わたしばっかり!」のループから抜け出せないので掘り下げてみると、「わたしばっかり歴」が長く根っこが深いことに気がつきました。
わたしばっかり!のルーツ探し
「わたしばっかり!」は、今に始まったことではありませんでした。
不妊治療は思い出したキッカケに過ぎないな…とうすうす気づいてはいたのです。
遡ること30年前…
両親共働きで、鍵っ子だったわたし。
寂しい思いを母に打ち明けられませんでした。
小学校から帰宅して、夕方仕事帰りの母が保育園に預けられている弟をお迎えに行って帰るまで、わたしは一人ぼっちでした。
お友だちと遊ぶより、家でお人形遊びをする方が気がラクで楽しかったので、本当にずっと一人ぼっち。
お友だちではなく、母を求めていたのでしょうね。
その頃感じた「なんでわたしばっかり寂しいの?」が解消されずに残った気持ちが、今でも根っこにあります。
大人になっても「わたしだけにタスクが偏ってる!」や「わたしだけ辛い!」などと思った途端「わたしばっかり!」が発動するようになった。とそういうワケです。
不妊治療で強烈に感じた「わたしばっかり!」を列挙
月3〜4回の通院疲れに耐えるのも、わたし。
毎回の採血の痛みに耐えるのも、わたし。
採卵の恐れと痛みに耐えるのも、わたし。
移植後の緊張感のある生活に耐えるのも、わたし。
妊娠判定を最初に聞くのも、わたし。
妊娠後のつらい悪阻に耐えるのも、わたし。
安定期まで不安な日々を送るのも、わたし。
大きくなったお腹を9ヶ月間守り抜くのも、わたし。
産後のキャリアへの不安を抱くのも、わたし。
出産の恐れや痛みに耐えるのも、わたし。
結局、不妊治療を終えても出産まで「わたしばっかり」のタスクが続きます。
母親になる機会に決別
不妊治療で強烈に感じた「わたしばっかり!」にはいいキッカケをもらいました。
「わたしばっかり!」とは、母親になるこの機会に決別しようと思います。
わたしが子供のままでは、産まれてくる子供を育て上げられないですから。
どうやって決別するの?
20代の頃、『心理カウンセラー養成コース』を受講してインナーチャイルドを癒すセミナーに参加したり、心理学にどハマりした時期がありました。
あらゆる角度でアプローチをしましたが、小学生の頃に感じた「なんでわたしばっかり寂しいの?」は解消されませんでした。
解消されない理由は、今なら分かります。
「手放すと決めていなかった」から。
まだ、決められなかった。
とも言えます。
心理的なパターンを手放せないでいることは、一見悪いことのようですが、その時にまだそのパターンが自分に必要だったと、わたしは考えます。
だから、41歳までインナーチャイルドを癒せなかったわたしを、責めたりはしません。
決めてしまえば自動運転
わたしの人生決めると早いので、決めてしまえば、あとは自動運転なんです!
決めれば、あとは流れに沿って必要な行動を起こしていくだけ。
出産まであと約150日。
度々姿をあらわす「わたしばっかり!」に、今まではいじけたり、傷ついていたわたしでしたが、今は笑顔を向けています。
なぜなら、
「わたしのパターンを子供には受け継がせない」
そう決めたからです。
母親って強い!
妊娠も決めた瞬間叶った
妊娠もそうでした。
心が決まっていないうちは、妊娠しませんでした。
詳しくはこちらの記事に書いてあります。
誰かの何かの参考になれば嬉しいです。
今日もお読みいただきありがとうございました!
18週に入り悪阻がおさまったと思ったら腰痛と背中痛に苦しんでいる、遥です。
G.Wは10連休でした。
悪阻を頑張ったご褒美に箱根へ温泉旅行に行ってまいりました。
妊娠初期は温めすぎるのは良くないので、湯船さえも控えていて、久しぶりに肩までつかるあたたかい温泉に幸せを感じました。
また、温泉が流れる音、滝が流れる音、風で葉っぱがサワサワと動く音、クラシックよりも断然胎教にいいのでは!?
お腹をなでながら、赤ちゃんとしばらく聞いていました。
明日から産休までお仕事がんばります!
それではまた。
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