何年か前の、穏やかな春の日であった
原付バイクに乗ってゆっくりと町を走っている時に
どこか心に痛みがあったが、ただ受容して通り過ぎさせていた
その時、痛みに変容が起こった
と、呼吸が穏やかで、楽になった
何の努力もなしに、ただそれはそのように起こっていた
それは究極の呼吸であった

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