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サクラサクアカデミー第4期Day1 開催レポート(10/14)

新規事業の学校「サクラサクアカデミー」第4期のDay1が、2023/10/14に開催されました。


そもそも「サクラサクアカデミー」とは?

これまでのテクノロジーや市場の急速な変化に加えて、新型コロナの影響により様々なビジネスモデルに影響が出ています。VUCAの時代、とも称される現代において「新しい事業を生み出す力」の重要性は高まる一方です。
新しい事業を生み出すには、「変化の先を考える力」だけではなく、「何が事業として成立するか」を考え、「どうやって事業として成り立たせるか」を事業計画に落とし込み、自分なりの仮説を持って、ブラッシュアップしていく必要があります。

サクラサクアカデミーは、新たな時代に対応できる新規事業を創出できる人材を育てるための実践的な学びの場として、年1回、全8コマ、6ヶ月を基本とした起業家マインドとスキルが身に付くオープンセミナーを運営しています。新規事業立ち上げ経験豊富な講師陣が、新規事業の創り方を体系的に伝え、実際のビジネスモデル構築までファシリテートすることを通じて、新規事業創出人材を育成しています。

当アカデミーでは、大企業のマネジメント、中堅企業のリーダー、ベンチャー経営者と異なるバックグラウンドを持つメンバーが集い、それぞれが普段と異なる環境で切磋琢磨する機会を提供します。
(当アカデミーはプレセアコンサルティング株式会社株式会社サクラサクの共催です)

サクラサクアカデミーDay1の概要

日時:2023年10月22日 14時-17時(懇親会17時-18時)
内容:アカデミーガイダンス/参加メンバー紹介/講義「新規事業の創り方」
講師:山崎伸治先生

第4期は、大企業から4名と起業家やベンチャー・スタートアップ経営者・経営幹部12名のメンバーが集まり開講しました。

本講座は、高森厚太郎氏(左)と山崎伸治氏(右)の二名が講師を務めます。

受講生の思い・背景

本アカデミーの特徴は、大企業の経営企画や新規事業に携わるメンバーと、起業家・経営者混合のチームでビジネスモデルを考え、議論を進めていくことにあります。

今回の受講生も、「これまで大企業の現場経験が長かったこともあり、起業家マインドを持つ皆さんとの出会いを楽しみにしています」という大企業のメンバーや、「これまで自分のアイデアや思いを事業にしてきたが、今回いろんな分野の方と出会い、そこで得るものを楽しみにしています」という起業家・経営者の方など、それぞれの思いを持って参加されています。

受講レポート

受講生による受講レポートで、Day1の様子をご紹介します。

■講義内容ついて

10/14(土)第四期サクラサクアカデミー Day1が開校。山崎先生からの新規事業の創り方方講義の後、チーム毎に分かれ、自己紹介&新規事業テーマについてチームディスカッションを実施。山崎先生の講義の重要なPOINTを以下にまとめました。
①事業が成功する3つのポイント「社会性」、「独自性」、「経済性」を順番に意識して取り入れ考えること。
②ビジネステーマ、アイデア、モデルの違いを理解し、ステップに沿って仕組化をすること。
③まずは100点を目指さずに考え出しては修正する、「トライ&エラー」、「クイック&ダーティー」の考え方が重要。最後は出てきた新規事業が『面白いか』=新規顧客が飛びつくか、『色っぽいか』=顧客がリピートするかが採択の判断ポイント。

チームディスカッションは、各チーム、「大企業の社員とスタートアップの起業家がチームを組み、『食』と『健康』をテーマに新規事業の創出」という大きな課題に対して、自己紹介とチーム毎の新規事業テーマを決めるところまでを実施した。

■特に印象に残っていることや学び・気づき

今回、チームメンバー全員が全く違うバックグラウンドを持つ人たちが集まったときに、1つのアイデアに集約する事の難しさを実感しながら、チームの持つ特徴・強みを活かした大枠のテーマまではたどり着くことができた。今回のディスカッションで、大企業で働く社員として一番衝撃的だったのは、起業家の皆さんは決して100点のビジネスモデルを考えてから起業しているわけではない事、むしろ熱い思い一つでビジネスモデルは0のまま起業、苦労をしながら数年でビジネスモデルを創り上げているというリアルな話が聞けた事だった。今回半年間という短い時間の中で、まさに「トライ&エラー」、「クイック&ダーティー」チームメンバーの皆様と素晴らしい新規事業の事業計画を創っていけたら私個人もきっと大きく成長できると強く感じました

■次回に向けての思い

次回の講義に向けて、事前インプット動画の確認事業アイデアを5つ考えるという課題を頂いております。まずは、5つ事業アイデアを考える事も大事ですが、リサーチもしっかりとして、競合や市場の可能性まで把握したうえでメンバーの皆様とシェアできるように準備していきたいです。

受講生の声

受講生の振り返りコメントより、一部をご紹介します。

どんなサービスや商品でも、『誰がやるか』『どういうストーリーを作るか』で、事業として大きな強みを出せる可能性があるので、今日の学びを復習しながら、自分の強みをさらに言語化していきたい。これから事業モデルを作るにあたり、『なぜ?』などをとことん言語化していく過程で、多面的に捉えながらもっと繊細に捉えていきたいと感じました」

大手企業での新規事業の落とし穴について詳しく伺えたのがすごく勉強になりました。
また、事業の本質的な考え方として、社会性、独自性、経済性の3つのポイントの重要性が理解しやすかったです。特に新規事業だけで考えるのではなく、やはり既存事業に対して収益をもたらすこともとても重要な観点なのだと学びになりました」

「自社がちょうどこれからVCにアプローチしていくタイミングで、大企業の考え方は得るものが多かったです。同じビジネスモデルに対して何人かで議論するのも、しばらくなかったので、すごく楽しかったです」

「これまで起業家だけが集まる場に行くことが多かったので、大企業の方の考え方が知れることはすごく新鮮です」

など、講義で得た学び気づきに関するコメントや、


他社・顧客全てをWINにする能力(思考力・感性)が向上するので、ニーズを深化してみつけられるマーケティング能力が向上しそうゲーム理論/全体の利益最大化での目指しているビジネス構築の感覚を身につけ、モデルをみつけられそう

普段仕事をしながら考えていたこと今回の講義で言語化され、明確に整理できたことが大変ためになった。漠然と仕事をするのではなく、根拠を持って決断をする。何か決断を迫られた際に枠組みに沿って解を導く。日常の業務の中では『生産者』『小売』『卸業』といった様々な視点に立つ必要があるが、社会性はあるか?独自性はあるか?そのフィールドでは勝てるのか?といった視点を持ちながら判断していきたい」

など、今後の変化への期待の声が多く寄せられました。


また、大企業のメンバーからも、自社のさらなる成長に向けた意気込みが語られました。

グループ内の戦略において、常に3つの視点(①社会性➁独自性③経済性)を自分の中に持って考察していく、毎回の経営会議で問題の本質を掘り下げて考えてみる、常識を疑ってみる、という形で仕事に活かしていきたい。経営層に是々非々で対話ができるよう、事業の本質、将来性、現状の課題が整理できる人財に、私がなる

「まずは現状分析を実施し、自分(自社、自部署)の強み、差別化ポイントを改めて認識することと、他者(社)の後追いではなく、自らがルールメイキングを出来るよう現在の社会課題から本当に取組むべき目標(ゴール)を選定していきたい。その為にも今回の研修参加者の皆さんとの交流からヒントを導き出したい」

サクラサクアカデミー第4期は2023年10月~2023年2月に開催致します。これから本アカデミーや受講生の様子などお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに!

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