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2023年1月、オーナー先生展開プログラム第五講を開催しました

株式会社エクスウィルパートナーズとプレセアコンサルティング株式会社の共催講座「オーナー先生展開プログラム」第0期第五講が2023/1/17に開催されました。

※オーナー先生展開プログラムの紹介ページはこちら。 

オーナー先生展開プログラム第五講のレポート

【オーナー先生展開プログラム第0期 第五講】 

日時:2023/1/17 1830-2130(東京会場・オンライン共通)
内容:第五講
「適材適所チームビルディング」
「不要不急キャッシュマネジメント」
講師:
五十嵐和也氏(株式会社エクスウィルパートナーズ代表・志師塾代表)
高森厚太郎氏(プレセアコンサルティング株式会社代表・日本パートナーCFO代表理事) 

第五講の講義内容

第五講も五十嵐氏と高森氏の両名が講師を務め、オーナー先生としてのビジネスにおける経営資源「ヒト」「カネ」のマネジメントをテーマに扱います。講義の中では「適材適所チームビルディング」と「不要不急キャッシュマネジメント」として、「売上最大化」と「利益最適化」のタイプ別に方針や具体的な取り組み内容について学び、考えていきます。

前半テーマは「適材適所チームビルディング」についてです。

「売上最大化」タイプでは「チームを創ってのシナジー効果」、「利益最適化」タイプでは「プロに依頼して効率化」と基本方針の違いが示されます。続いて、採用、育成、運用、評価の各項目について、オーナーとして具体的にとる行動や採用する施策が解説されました。

「売上最大化」では、チームを創ることを軸に、各項目での取り組み内容が決まります。メンバーは固定化を前提に、ポテンシャル採用や教育環境への配慮、人事評価制度など、多様な場面での活躍につながるような運用や評価を考えていく必要があります。このように手間暇やコストはかかるものの、会社へのエンゲージメントが高く、業務範囲によらず多様なシーンでの自発的な提案が期待できる側面があります。

「利益最適化」であれば、必要な時にプロへの業務委託していく形が中心となります。そのため、教育への配慮や(業務委託期間以外での)定期的なmtgなどの間接業務が必要ありません。また、プロならではの専門性高い提案が期待できる、従量制の割合を多めに取り入れる等、運用や評価に関してはプロとの仕事ならではのメリットや選択肢があるため、これらを知り取り入れていく工夫が必要です。

このほか、年商金額ごとの標準的なチーム編成や、採用や面接のステップ落とし穴とそれを回避するための施策など、講師2名のスタートアップ、ベンチャー企業の経営者としての経験や実例を交えつつ、具体的に示されました。

後半テーマは「不要不急キャッシュマネジメント」です。

まずは、「売上最大化」タイプでは「精緻な計画とキャッシュ管理」、「利益最適化」タイプでは「大枠の計画とキャッシュ蓄積」と基本方針の違いが示されます。続いて、資金調達、利益計画、投資計画、現預金管理の各項目について、オーナーとしての方針や具体的な行動例が解説されました。

このパートでは高森氏がメイン講師となり、資金調達の具体的なメニューや、金融機関の見るポイントなどが解説されました。特に、「金融機関との付き合い方」に関しては、目先のビジネスの展開だけではなく、中長期的な視点で考え取り組んでいくことの意義や重要性が語られました。

また、資金調達や自分自身のビジネス推進に活用できる「事業計画」についてはどんな種類があり、何を盛り込むべきかといったことや、節税は本来の意味を知り、効果・影響を理解して実践することなど、オーナー先生の経営者の側面と個人としての側面、両面から様々な切り口で解説されました。

そのほか、五十嵐氏からは、実際に自社でいつ、どのような資金調達を行ってきたか、どんな資料を準備したのか、事例を共有いただきました。

第五講の事後課題

今回の講義では「チームビルディング」と「キャッシュマネジメント」について売上最大化と利益最適化のモデルを対比する形で伝えてきましたが、実際には受講生自身が目指す方向だけではなく、経営者として大事にしたい価値観やスタンスにより、どんな選択をするか異なります。事後課題として「チームビルディング方針シート」「キャッシュマネジメント方針シート」の作成に取り組み、講義でレクチャーした内容を参考に、それぞれ自分のビジネスに合う形を模索していただきます。


受講生の声

第五講終了後の受講生からは、

採用しても続かないのが悩みだった。自分が目指す方向と、実際にやってきたアクションがマッチしていなかったのかもしれないと思った。講義を参考に、採用方針やステップ、自分が採用した人に求める仕事の水準などを見直してみようと思う」

自分一人でやるビジネスだから『売上=全て自分の手元に残るお金』という感覚でいたが去年想定より稼ぐことができ、とたんに事業税等がドンとかかるように……『このままではまずい…』と思い始めたところだった。一人でやるビジネスであってもお金の不安は尽きない。ビジネスオーナーとしても、個人としても、持続的で安心できるような、よりよい方法を模索していきたい

といった声が寄せられました。

また、講義後に受講生同士で「この集客方法に詳しい専門家を探しているのだけど…」と相談したり、人材紹介を生業とする受講生に対して「ぜひサービスについて詳しく話を聞きたい!」というように、受講生同士で声をかけあう姿も見られました。

第六講は、「オーナー先生業の、次なるマインドセット」「今後のアクション計画の策定」をテーマとした講義となります。

次回もレポートを公開していきますので、どうぞお楽しみに!

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