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給料が減っても週休3日が良いと思えないひとたち

週休2日制で働く社会人800人を対象に実施した、週休3日制に対してどのような意識を持っているのかに関する調査の結果が興味深い。

その結果がこちら↓

週休3日制が選択できる場合、「週休2日」「週休3日制・給料減」「週休3日制・労働増」のうち、どの働き方を希望するかを聞いたところ、「週休2日制」(回答率56.4%)の回答が最も多かったという。
これに、「週休3日制・労働増」(同31.9%)、「週休3日制・給料減」(同11.8%)が続く結果となった。

週休3日制を希望するが、給料の減額は避けたいと考えているひとが多いとのことです。これは、至極当然の結果なのかも知れませんね。

でも、ベースの給料はもらえることと、可処分時間が増えることから鑑みると、多少の給与減であっても、週休3日の方が良い選択肢に見えるのは私だけでしょうか。

まぁ、これの考え方は年代にもよると思います。
調査結果の世代別では、「40代」「50代」において「週休2日制」(40代が61.5%、50代が60.0%)が高い反面、「週休2日制・給料減」(40代が7.0%、50代が10.5%)が低い一方、30代においては「週休3日制・給料減」(同16.0%)が高い結果となっていました。

子育てや住宅ローンなど、金銭面での負担が大きくなることが、給料の減額を避けたいという意識につながっているのは納得せざるを得ませんね。

現状の週休2日制に不満は少なく、休日の増加により仕事の効率が下がるなどのマイナスの変化が生じることを避けたいと感じているひとが多いことがわかったのですが、休日を休みに充てるのではなくて、自身の市場価値を高める時間に充てる時間としても良いのでは?と思いました。

仕事にばかりウエイトを置いているよりも、プライベートの充実やバランスが生産性向上にもつながりますし、多少の余裕(余白の時間)が必要ではないのでしょうか。

「週休3日制・労働増」「週休3日制・給料減」問題は、今後ますます議論されていくものと思いますが、どんな制度であれ、どんな働き方であれ、己の意思とビジョンが大切だってことですね。


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