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第9話 GWがやって来た!



これまでのGW

まずは、私自身のこれまでのGW(ゴールデンウィーク)について触れておきたい。
おそらくGWを最初に認識したのは、小学校に入学してからのことだと思う。小学生の頃の私は、本格的な習い事は何一つしていなかったため、GWは、家族や兄弟と楽しく過ごした記憶が残っている。夏休みは、両親が休みではないため、家族で出かけられる日は限られているのだが、GWは、両親が休みの日もあり、ちょっとしたレジャーで遠出をしたことを覚えている。やはり小学生の私にとってGWは、楽しい思い出ばかりだったように記憶している。
中学、高校は、部活動があったため、練習や大会に参加する毎日だったと記憶している。
小学生の頃のように休みを満喫することはほぼなかったのではないだろうか?休みたいけど、休むわけには行かない。そんな日々の連続だった。
大学生になるとGWというものの記憶が特別には残っていない。私は、いわゆる今で言う「陰キャ」という感じだったため、GWに友達と特別にどこかへ出かけるということはなかったと思う。実家に帰省したり、アルバイトをしていたと思うのだが、やはり記憶が残っていない(笑)。大学生の自分にとっては、GWというものは、全く意識の外にあったのだと思う。

社会人になった当初もGWにどこかに遊びに行くことはなかったはずである。最初の5年間程は、24時間365日支援が必要な福祉施設で直接支援の仕事をしていたため、土日、祝日は関係なかった。GWに関しては、通勤、退勤の時間帯によっては、いつもと違った形の渋滞に巻き込まれることがあったため、そこで「あー。そういえば世間はGWだったな。」と感じる程度だった。
その後GWを意識するようになったのは、20代後半となり結婚し、30代となり父親になってからである。ずっと福祉関係の仕事を続けてきたため、年度によってGWの休みも変化があったのだが、土日、祝日にしっかり休みを取れる年も多くなり、妻や子どもと遊びに行くことも増えていった。コロナ禍前は、私と妻のお互いの実家に帰省しながら、近くの公園などに遊びに行くことが多かった。コロナ禍以降は、基本的には家族だけで過ごすことが多かったのだが、普段仕事で疲れている中で、GWに家族と遊べる時間があることはとても嬉しいことだったし、遊びに行っても気分的にリフレッシュできるため、変に疲れが残ってしまうこともなかったように記憶している。小学校の時に楽しんでいたGWがまた戻ってきたような感覚で過ごすことが出来
ていた。

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