シンエヴァを観た。やっと。

幸せとは生きることで、生きていることは幸せなことだと。そう思ってしまった。
死ねなくなった。

せめてアニメの、フィクションの中くらいは、どこまでも虚しく終わってくれたらいいのに。
どうしてここまでハッピーエンドにするかね‥‥

エヴァはゲンドウの物語だったのか。
気に入らない。あの独白が気に入らない。
「うるせーよ、お前のエゴでどれだけ子どもと周りを苦しめたと思ってるんだ。1人だけ救われてんじゃねぇよ」と言いたかった。
シンジが代弁してくれたらスカッとしたかもしれない。
けれど、シンジは親の葛藤すら抱きしめてしまった。大人になった。

何やってんだよ、と思った私は大人になりきれていない。
だから、なんだか腹が立つし悔しい。
清々しさすら感じるから、尚更悔しい。

「終わらせにきたなぁ」と思った。
そして、「これでよかった」とも思った。

大団円なんかクソ喰らえ、全員地獄に落ちろと思っている私を「まぁまぁ」と嗜める。
マリを受け入れられない私は、多分まだ大人になりたくない。

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