高千穂からの翌日、宛先不明の薄いダンボールが届いた。

　空っぽくらいの重量で、不審ではあったが、たしかに、うち宛であることに間違いなかったので、躊躇なくあけてみると、真っ赤なケースに入ったタローマンだった。

　身に覚えがほぼない、急角度な贈り物すぎたが、関係がありそうな、びじゅチューン！の井上涼さんは、一度宇宙マッサージにきたことがあったので（たしか井上さんのリツイートかなにかで、「帰ってくれ　タローマン」というフレーズをみて、サイコーだなとおもったくらい）、NHKつながりで、ゲリラ的なプロモーションかなにかなのかな？とか、監督の藤井涼さんが、宇宙マッサージを、実は、知らないうちにしたことがあったのかなとかおもい、Xアカウントをみたら、以前、石田三成さんの子孫の方が宇宙マッサージに来られたときに「最近はCMにもなってイメージよくなってきました」と教えてくれた、石田三成のCMをつくった方だった。

　直接お会いしたことは、記憶ではないのだけれど、ほかに手がかりがないので、その不思議を伝える意味でも、すべてを払拭する意味でも、このようなツイート（今ツイートって言ってるのかな笑？このようなXをしてみた。かな）をしてみた。

　しかし、だれからも反応がなかったので、ますます謎が深まるばかりの数日を過ごした。

　DVDがみれないので、タローマンの授賞式のYouTubeを見つけて、みたら、登壇している監督さんの後ろにおもむろにあらわれて、ウザイ動きをずっとしつづけるサイコーのパフォーマンスを繰り広げていて、とても好感がもてた。