見出し画像

〈竹の湯〉

令和6年4月1日は月曜日午後3時28分、プリンス王子は〈竹の湯〉さんの前にいた。今かいまかと開店を待っていらっしゃる御老人たちを眺めながら二三歩引いたところ、隣のコインランドリー横に立つ。その常連さんたちの和気藹々とした雰囲気から感じるのは穏やかな活気で、シャッターが開く音はなんだか少し煩いような気もしたが、「さぁ一日のスタートだゾ!」と胸の内は一体全体何様気取り、土足でこの星に降り立つような態度でハツセンニュー。
ところで、お銭湯様で一番風呂を戴くというのはなかなか難シーことだと気付かされる。一気に十人くらいが洗い場に吸い込まれていくし、🤴がかかり湯をしている時にはもう湯船にはしっかりと首が並んでいたし。
この〈竹の湯〉さんに去年は二度ほどフラれている。アプリで移動している際に、アップされている営業時間や定休日の表示が違っていた…という理由でネ。だから今日はしっかり曜日と時間を調べて。ココロは、一番風呂にこだわっているわけではないけど開店時間に行くことが出来るならば、せっかくだから。
だからがっかりしたわけではなく(そもそも二三歩引いてる🤴笑)て、開店と同時のそのムードはこの星のムードである!みたいな町歩き学者センセイ気分に変更して、ゆっくりと楽しんだ。
モザイクタイル絵の足元には年季の入った岩風呂インテリア、傾斜がついた湯船の傍のタイル、ヴィンテージ感というのはそういうところに現れる。そしてそこへ緩慢な動作のおじいちゃん。ああ、ここは老舗と呼ぶべきダ。
“ゴッドラザカ星”(🌏神楽坂)、赤城神社の裏側、落ち着いたムードとぴったり。しかしながら実はかなり大きな水風呂もあり、森林浴サウナは無料という、この世間では“隠れ家“と言って、他人には教えない方がE!のかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?