今日は夫と、友人のヴァイオリニストKikoさん主催の弦楽団の定期演奏会に行きます。

Kikoさんのご主人が亡くなったり、コロナが蔓延したり、、で、四年ぶりの定期演奏会になります。

夫と定期演奏会に出かけるのも四年ぶり。
いつも電車で行っていましたが、今日は夫のミニクーパー(見出しの写真)で昼から出かける予定です。

ミニクーパーは古いので、高速ではいつもハラハラ(私は運転出来ないので、夫の隣でハラハラしてるだけなんですが)、「ミニ、頑張って！」と心の中で呟き続けてクタクタになります。

今日は高速片道一時間。ミニクーパー、がんばれ！

五時間のお留守番はタルトが無理なので、昼にＫペットさんにモナカとタルトを預けてから出かける予定です。

Kikoさんにはシックな風呂敷付きのお菓子折を。ほんとはお花も持って行きたかったけど、花屋さんに行く時間がありませんでした(泣)

ご主人を亡くされ、どん底の中から復活されたKikoさん。私より13歳年上だけど、いつまでもお元気で若々しい。

ヴァイオリンがあったからよ。と電話で言ってらした。

私も何かあったとき、ヴァイオリンで復活できるだろうか？
私の場合、ヴァイオリンよりワンコかな？

子供の頃からヴァイオリン一筋で毎日ヴァイオリンを8時間弾いているKikoさんはヴァイオリンの妖精のようだ。

のんびりするのが(怠けるのが)一番大好きな私とは生きる姿勢が違う。

今日の弦楽団の演奏はまずモーツァルトのKV136から華やかに開演する。

モーツァルトかあ。
前に習っていたヴァイオリンの先生から「もっと真剣にやる気があるのなら、モーツァルトをやりましょう。K.216に挑戦しませんか。その代わり１日一時間ではダメです。やる気がないなら他の趣味を見つけた方がいい」と言われました。

楽譜は探してみました。
CDを聴きながら楽譜を目で追ってみたりしました。

天上から天使の音色が降り注ぐような美しさです。
この美しさを前の先生は共有したかったんだろうなあ。だからもっともっと頑張って欲しかったんだろうなあ、、
ある意味有難い(こんな私にそんな期待をしてくれたなんて、、)

毎日五時間必死で練習したとする。70歳くらいになり、なんとかモーツァルトを人前で弾けるようになるとする。
その時、私は幸せなんだろうか？と考えてた。

50歳から始めたヴァイオリンだ。何とか最後まで弾けるようになったとしても、なんちゃってヴァイオリンだろう。クラシックの世界は厳しい。
天上の音楽を奏でられるのは、才能があり、幼少期から絶えまず訓練を重ねてきた特別な人たちだ。

大人からなんとなくヴァイオリンを始めてしまった私が必死で弾けば弾くほど、毎日の苦労や痛みが滲み出し、聴く人に辛い想いをさせるような気がする。私も周りの人も誰も幸せにならない気がした。

だから私は12年もお世話になったヴァイオリンの恩師の元を離れた(私にはヴァイオリンは合っていなかったみたいです。他の趣味を探しますと伝えながら、チャッカリ他の先生に習っている、、、ごめんなさい)

バレエも２０代から始めたけど、クラシックを踊ったビデオを観ると悲惨だった。あんなに練習したのに酷すぎる
～。
ミユ先生がシニア向けにアレンジしてくれたオーロラ姫を自分たち仲間内だけで踊るのは楽しいけど、もう発表会でクラシックを踊る勇気はない。

大人からのバレエもヴァイオリンももっと肩の力を抜いて、のんびり楽しんでいいのではないかしら？

人生は短い。
バレエやヴァイオリン以外の楽しいことも沢山味わいたい。

私はまず夫やワンコたちと楽しむ時間。
お茶を飲みながらのんびりする時間。
植物を愛でる時間。
友人とお喋りする時間。

これがないと愉しく暮らせないな。

それから余裕があれば、バレエやヴァイオリンや○モンのお仕事ね。

そろそろ用意をしてKikoさんのコンサートに出かけなければ。

モーツァルトの世界、楽しんできますね～