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ラーメンとうどん、その他麺類の定義

※)お姫様記事特有の「毒成分」はありません


フェミニズム界隈で一時期話題になったWebエッセイ漫画がある

あるエッセイ漫画

※)無断転載禁止なのでツイート元以外の転載やスクショはしません

この漫画について、フェミニズム界隈は
「正論を言うお姉ちゃんの顔がブスに描かれて何事だ」と
非常に「ルッキズムを嫌うフェミニスト」らしくない
ルッキズム全開の意見が皮肉にも集まっていたが
今回はそういうことは置いておきましょう

お姉ちゃんの言い分

ラーメンの定義は「麺が太い」「おあげが入っている」?

漫画を見るに、お姉ちゃん的には
・麺が太い
・お揚げが入っている
を理由に「ラーメン」と定義している

俺もまぁ、お姉ちゃんのそれは常識として正しいと思うけど
「定義レベル」で考えて、それは果たして正しいのか?
(たぶんこんな事いうから「めんどくせぇ奴」って思われるんだろうな)

麺が太いラーメンもある

https://machinowa-itami.com/gourmet/machida-itami.html

お揚げが入ったラーメンもある

https://www.enjoytokyo.jp/article/111599/

これでは「弟」を論破できない

仮にその場で弟を納得させたとしても
この弟が成長してなお、「うどん」を「ラーメン」と言い張るなら
こうやってお姫様みたいにソースを提示して
逆張りしてくるだろう
そうなると本当に「これは『うどん』だ!」と論破できるのか?

「見た目が『うどん』」と言われても
「見た目はうどんそっくりの『成分と味はラーメン』」を作られたら
それが「うどん」であるとどう証明する?

おじゃる丸のキスケはポケモン問題と一緒である

この弟はなんか「INTP型」の可能性もある

「一目みればわかる」事を「わからない」というのは
「それが◯◯である」と決めつけてない証拠なのだ
「1+1=2」が「2ではない」と疑ってかかるというか
泥だんごと泥だんごをくっつけて1個にして先生を困らせたのは
エジソンの幼少時代の有名なお話だ

あるいはそれが「ラーメン」であるという「理論」があるのだろう
(正しい間違いは別として)

この弟さんがちょっと成長したら
ぜひともお姫様のこのnoteを見て
「ラーメンとうどんの違い」を成分レベルで理解してほしい

あるモノとあるモノの違い、その定義に疑問を持つ」事は
決して悪いことではないとお姫様は信じているからだ
疑問を解決し続けることが人生の目的であり意味

お姫様も子供がいたら、こういう子供と一緒に
「万物の定義」について考え続ける人生がいいですね

麺類を分ける「定義」を考えよう

お姫様的定義

お姫様的には以下の構成要素で考える

・麺の材料とその配分、その製法
・つゆの成分

それに基づいて、「ラーメン」と「うどん」を定義づけるものを考える

「具材」は正直麺類を決定づける証拠には弱すぎるだろう

「ナルト」が入ったうどんは「うどんではなくラーメンである」とは
言えないからだ

ラーメン

小麦粉から作られるが、その構成素材の配分はばらつきがある
その中でラーメンをラーメンたらしめるのは
「かん水」と呼ばれる「アルカリ性の水溶液」が用いられているかどうか

なぜラーメンに「かん水(アルカリ性水溶液)」を加えるかは以下が理由らしい

まずかんすいとは一体なにかという直球の質問に答えていただいたところ、「麺に独特の食感や喉越し、色味を与える添加物」とのこと。

液体の構成成分としては

かんすいの原材料は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸二ナトリウムなどの食品添加物として認められているアルカリ性物質

原理、化学反応として

実際は炭酸ナトリウムと炭酸カリウムの混合物を、小麦粉に対し、0.2~1.5%程度を水に添加して使用します。アルカリ性になることで、グルテンに対する収斂作用が起こり、その結果、中華麺特有の、ぷりぷりとした食感になります。またカルコンという黄色い物質が発生し、それが中華麺の黄色となります。更に、グルテンに含まれるグルタミンは、アルカリ性になると、「脱アミド」反応により、グルタミン酸になりますが、このときアミノ基は、アンモニアとして揮発し、これが中華麺特有の匂いとなります。つまり中華麺が発する独特な匂いは、なんとアンモニアなのです。不思議なことにアンモニアは高濃度では強烈な悪臭を放ちますが、低濃度では中華麺のような好ましい匂いとなります

https://www.flour.co.jp/news/article/683/

アンモニア…
お姫様的にちょっと嫌な思い出がありますねその匂い…

スープ

これは色々あるので正直ラーメンを決定づけるものにはならないだろう
お姫様は「町田商店の家系ラーメンの塩味」が好きかな

うどん

https://zenmenren.or.jp/raw_noodle_iroiro/udon/#:~:text=%E3%81%86%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%AF%E5%B0%8F%E9%BA%A6%E7%B2%89%E3%81%AB%E6%B0%B4,%E7%A8%AE%E9%A1%9E%E3%81%AB%E5%90%AB%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

単純に「小麦粉に水を加えて練り合わせたもの」らしい
なんかこれは「パスタ」も当てはまりそうだが
あっちは乾物なので、そこが争点になりそうだ

スープ

だしとも言うが、とりあえず
「昆布を似て鰹節のようなものを打ち込んでああだこうだした後
 醤油と塩となんか加えたものが『うどんのスープ』となる」

ただ、これだけで「うどん」と言うにはやっぱり決定打に欠ける

このスープに別にラーメンの麺を打ち込んでもいいわけなのだから

結論

「ラーメン」と「うどん」の違い

麺の生成に「かん水」と呼ばれるアルカリ性水溶液が用いられているか

他の麺類もついでに見てみよう

たぶんスープは重要な問題じゃなさそうなので割愛

パスタ

うどんですよね?w

やっぱり「乾燥」してるかが分かれ目だと思う

ヌードル

麺を作るときの材料にも違いがあります。

ヌードルを作るには、小麦粉・卵・塩・オリーブオイルが必要になります。

他の麺類と比較して、卵が入っているかどうかが判断基準になるようです。

ラーメンとの相違は「卵」「オリーブオイル」の使用が決めてとなりそうだ

そうめん

そうめんは小麦粉と食塩水で作った生地に、油を塗って巻き取りながら細く伸ばして麺にしていきます。いわゆる「手延べ麺」とよばれ、細く伸ばした後は「門干(かどほし)」といって棒に吊るして乾燥・熟成させていきます。

油が用いられているかどうか

たしかにつるつるしてますね

そば

日本そば(蕎麦)は、ソバの実を使った蕎麦粉を加工した麺類です。日本全国で食べられていますが、全国製麺協同組合連合会では、そば粉30%以上、小麦粉70%以下の割合で混合した原料を用いたものを日本そばと呼んでいます。

この定義は非常に「わかりやすい」ですね
「そばの実の粉」と「小麦粉」を配分して作ったものが
「そば」であるという定義です

きしめん

名古屋(愛知県)のあいつ

https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kishimen_aichi.html#:~:text=%E5%8E%9A%E3%81%951mm%E3%80%81%E5%B9%857,%E3%81%86%E3%81%A9%E3%82%93%E3%82%92%E3%80%8C%E3%81%8D%E3%81%97%E3%82%81%E3%82%93%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%80%82

成分的には「うどん」と同じで、純粋に「麺が平べったいか」どうかである

カップ麺

乾燥してる麺の種類に関係なく「コップ状の耐熱耐水容器」に入ってるかどうか
まぁ、そうだろうなw

袋麺

プラスチック等の袋状パッケージに入ってるかどうか
まぁ、そうだろうなw

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