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神奈川横浜から青森下北半島まで車で行けるのか?!!ワンコ連れで行ってみた!!

こんにちは。

皆さんはご自身の車、マイカーで最遠どこまで行かれたことがありますか?私は以前、フェリーを使って四国九州に行ったことがありますが、地続きでは、往復となると、石川県能登半島(往復で1200キロくらい)があります。

今回、ふと思い立って、ワンコ連れで下北半島まで行ってきました。

下北半島までの往復は、単純に東北自動車道を使っても1600キロ越えとなります。そんな距離を果たしてマイカーで行けるものなのか、チャレンジする上でも念入りにワンコ連れ車旅のプランを練りました。

まず、片道800キロ以上あるため、1日で行こうとすると休憩入れて12時間くらいかかります。これは人間もワンコも肉体的にも、精神的にもきついため、行きと帰りに中間地点をとり、そこで一泊づつすることにしました。

また、ワンコ連れのため、ワンコが一緒に泊まれる宿を探して予約する必要があります。行きの中間点は東北、宮城県石巻市としました。理由は震災後に最も被害の大きかった三陸に行けなかったこと、そして復興の様子をじかに目で見たいと思ったからです。石巻の近くのコテージを予約しました。

帰りの中間点は山形県あたりとして、宿を検索すると、赤湯温泉という米沢市に近い温泉地にワンコ連れOKの温泉ホテルがあり、そちらにしました。

また、下北半島も周遊で丸1日かかると考えると2泊は必要なため、むつ市のグランピング施設と青森県の海沿い、浅虫温泉にあるワンコOKの宿に1泊ずつすることにしました。

さて1日目、まず自宅のある横浜からだと、東北自動車道まで都内を抜けていくのに大分時間をとられましたが、順調に北上、東北自動車道を仙台から海沿いに向いました。朝9時に出発して、休憩を昼食を入れて、夕方4時頃にようやく石巻市の「南浜津波復興祈念公園」に到着しました。約440キロの長旅でした。

こちらの「石巻南浜津波復興祈念公園」は、大津波で壊滅した住宅街の後を公園にして、亡くなった市民3695名の氏名が刻印された慰霊碑プレートなどで犠牲者を追悼する場所です。何もない公園の一角にあり、感慨深いものがありました。
その後、そこから車で1時間くらいのコテージ宿に泊まり、次の日の北上に備えました。

2日目、早朝に宿を出発して、まず向かったのは、気仙沼市にある鶴亀食堂です。鶴亀食堂は朝7時から美味しい魚中心の朝ごはんを食べさせてくれる食堂です。とても美味しくいただきました。

続いて向かったのは、陸前高田市にある「高田松原津波復興祈念公園」です。こちらも同様に大津波で壊滅した後に作られた公園で、近くにある「奇跡の一本松」が有名です。
ただ、この「奇跡の一本松」の樹そのものはすでに枯死しており、人間が枯れた木の周りを針金と合成樹脂で覆い、モニュメントして残したものでした。実際、目の前に立つと、結構、背が高い松だったことが偲ばれます。

そして「高田松原津波復興祈念公園」にある注目施設が「東日本大震災津波伝承館」です。こちらの施設は三陸に度々襲来する大津波のメカニズムや東日本大震災の津波の詳細な被害状況などをビジュアルに体感させてくれる施設で非常に良かったです。
また「高田松原津波復興祈念公園」そのものも、伝承館から海にのびる部分は全て真っ白な石板の床となっており、不思議な空間を演出して素晴らしかったですね。

さて、車旅は、復興道路をさらに北上して、いよいよ青森県に入り、八戸を通過して下北半島に入りました。そして、その日の宿であるむつ市グランピンク場に到着しました。この日は約400キロの走行で、朝7時に石巻を出て、むつ市についたのが夕方4時くらいでした。

3日目はいよいよ目的地、下北半島のドライブとなります。まずは有名な恐山へ。ここで予想外の出来事がありました。恐山のお寺が4月まで閉山していたのです。その情報を知らずに恐山の上まで行き、門の前までたどり着いてから、あまりの閑散さにこの事実を知りました。情報によると11月から4月までは閉じているようです。これから行こうと思っている方は時期にお気をつけください。私はまたリベンジしたいと思っています。

その後、まずは下北半島の最東端となる尻屋崎の灯台付近を見た後、ついに本州最北端の地、大間崎に到達しました。
この大間崎の名物はマグロです。昼食に大ぶりのマグロ丼を堪能しました。本州最果ての大間崎は風が強く、結構、寒かったです。

大間崎からのドライブは、海から切り立った断崖絶壁が続いており、1時間ほど行くと名所「仏ヶ浦」があります。ここは道路から急な坂道、階段を海まで降りて行ったところにある隠れた砂浜で、海に侵食された巨石が周りを取り囲む、なかなか凄い空間でした。


うちのワンコ



そして、今度は一路南下して、下北半島を抜けて、その日の宿である青森県浅虫温泉につきました。この周遊ドライブでは1日約370キロを走破しました。

こちらの浅虫温泉は夏は人でごった返すそうですが、シーズンオフのため閑散としていました。ちなみにこちらの温泉宿が今回の旅では一番落ち着けて良かったですね。もちろんワンコと一緒に泊まれます。

4日目はまず、時期的に本来、見頃である弘前公園の桜を見に行きましたが、やはり温暖化の影響か、すでにソメイヨシノやヤエザクラは散っており、シダレ桜のみが残っていました。それでも結構綺麗でしたよ。

ちなみに弘前公園はワンコは連れては歩けませんが、抱っこ袋などに入れていれば一緒に入ることができます。ご注意ください。

そして、今度は一路南へ東北自動車道を下り、秋田県、岩手県、宮城県を通過して山形県に入り、その日の宿である赤湯温泉に泊まりました。走行距離は470キロでした。

翌日の最終日はあいにくの雨でしたが、宿から5分のところに、桜で有名な烏帽子山公園に出かけました。平年であれば満開の桜を見ることができるのですが、我々が行った時には葉桜となっており、枝垂れ桜のみ綺麗な花をみることができました。

その後、山形県赤湯温泉から一路東北自動車道を下り、約360キロを半日程度かけて自宅に着くことができました。この日の旅程が一番余裕がありましたw。

さて、ここで今回の下北半島まで車旅のキロ数をまとめてみましょう。
横浜→石巻 440キロ
石巻→むつ市 400キロ
むつ市→下北半島周遊→浅虫温泉 370キロ
浅虫温泉→山形赤湯温泉 470キロ
山形赤湯温泉→横浜 360キロ

総合キロ数 2040キロ

結論としては4泊5日かければ、横浜から下北半島まで車旅周遊できることが実証できました。

ちなみにドライブ旅の目安は、先が長いため、約1時間半毎に、こまめな休憩や昼食、ワンコ散歩時間などをとることが重要となります。ワンコ連れ車旅を計画している方に参考になれば幸いです。

参考までに、ワンコ連れで宿泊した宿とURLを記載しておきます。
どちらもワンコフレンドリーで素敵な宿でしたよ。

石巻市 追浜湾テラス
https://oppawan-terrace.jp

むつ市 PARK DAIKANYAMA
https://parkdaikanyama.jp

青森市 割烹旅館さつき
https://oyajiasamushi.wixsite.com/satsukiasamushi

山形県 丹泉ホテル
https://www.tansen.co.jp

それでは。

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